9月16日に祖母が亡くなりました。
幼い頃は母のお稽古日に祖父母に預けられていたこともあり、母よりもなんでも話せる大好きなおばあちゃんでした。
小学生になると、夏休みにはお泊りに行きおばあちゃんの後をついて回りました。
9月になれば祖父のブドウ畑でのブドウ狩りを手伝いに行きました。
私が娘を出産した時に、産院に来てくれて初ひ孫を抱き、すごく喜んでくれました。
マンションに来てもらって一日お喋りして私が作った夕飯を「美味しい美味しい」と食べてくれました。
もちろん踊りも観に来てくれて、母、私、娘の踊りを誉めてくれました。
子ども達とおばあちゃんの家に行くと、たくさんお菓子を出してくれました。思い出は尽きません。
ですが東大阪に越してからは頻繁に行けなくなり、この二年ほど会えてませんでした。
虫の知らせ、というものなのでしょうか。
そのちょうど一ヶ月前の8月16日、普通なら実家にお稽古に行く日にお休みになり、娘と2人でフラッと祖母の家に行きました。
持参したプリンを一緒にペロッと食べ、元気にお喋りしてました。
少し弱くなった足を娘とさすって「今度は息子を連れてくるよ!」と・・・
別れ際に「おばあちゃんは幸せや。みんなに優しくしてもらって、嬉しい、嬉しい」と涙を流しながら、でも笑って手を振ってました。
その時の優しい顔が離れません。
母から9月17日の朝、電話がありました。
16日の予定を知っていた母が気を利かせてくれたんでしょう。
嫁に出た身ですので、すぐに祖母の傍に行くことを許してもらえませんでした。ですが、お通夜お葬式は最後まで出させてもらいました。
9月16日、夕飯を食べ、食器をきれいに洗ってお布巾を被せ、部屋に戻る時に倒れていたそうです。96歳。大往生です。
本当に優しくてきれいで大好きなおばあちゃんでした。
その後はおかげさまで忙しく元気にしております。
これからも祖母が見守ってくれていると信じています。
祖母にも、祖母がお世話になった皆様にも・・ありがとうございました。

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