京の会にて鶴亀を無事に踊らせていただきました。
初夏を思わせる暑さの中、京都までお越しいただき、ありがとうございました。

下合わせの日、ロビーでのお着替えもMちゃんからのアドバイスのおかげでスムーズにできて、客席から舞台を眺めて「ここで踊れるのかぁ!」と感激し・・・。
ですが、直していただいたところも上手くできず

このままだったら、ドジでのろまな亀だわ・・・(このフレーズ分かる人は同世代ですね

)
不安がいっぱいなまま当日を迎えてしまいました。
本番の日も、たくさんの荷物を持って京阪で四条へ。
初めての歌舞練場なので楽屋も初めて。
歴史を感じる楽屋です。
弟子も後輩も手伝いを頼めなかったので、母が楽屋にいてくれて助けてもらいました。

(←本番の日です)
お化粧、着付け、かつらと支度を済ませ、楽屋で少し体を動かし昨日変わった振りを確認しました。
舞台袖で肩の力が抜けなかったので、傍にいるいろんな方に背中をたたいてもらい・・・いつもそうしてもらうと少し落ち着きます

流派の先輩に「きれいですか?」と聞いたら「それなりに

」って
いよいよ出番になり、一番先輩から優しい言葉をかけられて泣きそう・・・。
とにかく舞台に出たら曲をよく聞いてお稽古したことだけに集中し、お家元や皆さんと合わせて踊るのみでした。
三歩下がるといういつもなら簡単に感じる振りを直していただき、いかに楽に踊っていたかを知り・・・力まないようにしながら教わったように・・・
落ち着いてたと思うのですが、緊張感漂っていたようです
緞帳が下りご挨拶して袖に入ると「寂しくなりますね」と聞こえ急にこみあげてくるものがあり感極まってしまいました。こんなん弱いです
ホントに寂しいです。数回のお稽古でしたが充実した濃い時間でした。
教わったこと全てが私の財産になり、今回出来てなかったこともこれからの課題になると思います。
三歩下がるあの振りが出てくるたびに鶴亀を思い出すんじゃないかしら・・・。
本当に貴重な経験をさせていただき、勉強になりました。
お家元様始め先輩方に感謝の気持ちでいっぱいです。
帰りは一人でしみじみと、慣れてきた阪急電車で梅田まで。
皆さま、ありがとうございました


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