5月の会のかつら合わせに行きました。
お稽古日と重なったので、自宅の方は日を振り替えましたが会館を借りている八尾のお稽古だけは休めず二時半まで新舞踊の教室をしてから向かいました。
弟子の皆さん「急いだら危ないからもう終わって早よ行ってください」と言ってくれたけど「有り難いけどちゃんと二時半までやりましょう」って(笑)80代の方もいらっしゃるので孫を心配するように想ってくださいます
鬘合わせは私の顔に合った形の鬘を選んでくださいます。
くりや大きさを合わせて、会までに踊りに合ったものに結い上げてくださいます。
先週衣裳が決まり、今日鬘を合わせ、お家元様がお扇子を選んでくださったそうで、どんどん会が近づき緊張感を増していきます。
後で喫茶店で本番までの打ち合わせして話してると「もう慣れてるでしょう」と先輩が仰ってくださいましたが、いいえ、なかなか

私などは二、三年に一度の舞台ですし、その度に緊張して怖くなります。
「よく、舞台に立ってると知らない曲が流れてくる夢や、え?今日本番やった?っていう夢も見ます。」と話すと「私もよ」と大先輩も同じような夢を見られることが分かり、これって『あるある』なのかも
普段お話させてもらう機会のないお師匠さんと話させてもらって、私の中のあたりまえが間違えていたり、当たり前ではないことがたくさん分かり、この会の稽古に入ってから知らないことがどれだけ多いかを思い知らされています。と素直に口に出しますと、
「こういう振りも今はこうするのが本当なのよ」と優しく教えてくださいました。
「私で良ければ聞いてね」とまたまた優しく声をかけてくださり、本当に有り難いです。
素敵なお師匠さん

普通直弟子さんからこんな風に教われるなんてないことです。
知らないことをいろいろと教わりたいのですが、知らないことが何なのか・・・
知らないことを知らない、分からない・・・
未熟さに焦りを感じ、せっかくの機会に何とも言えない空しい気持ちです

いや!そんなこと言ってる場合じゃない

貪欲に前向きに頑張りますよ〜


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