東京オリンピックのエンブレムが決定しましたね。
数ヶ月前に発足した委員会の委員長、昨日王さんと決定のボードを持っていた宮田さん。
主人のお友達・・・と言っては大変失礼ですが、知り合いです。
主人がドイツに留学中に知り合い、今も仲良くしていただいてる芸大学長先生、文化庁の長官です。
以前は馬をモチーフに絵をかいておられ、最近ではイルカをモチーフにした絵、鍛金などの作品が有名で、日本橋の三越百貨店の象徴のイルカのエンブレムもこの先生の作品です。
東京での展示会にも主人は行ってて、大阪で展示会を開かれた時には私も行かせてもらいました。
すごく偉い先生ですが気さくに話してくださって、他にもお客様がいらっしゃるのに別室でお茶を出してくださって恐縮したのを覚えています。
昨年からのエンブレム騒動・・・先生のご心労をお察しします。
ドイツ時代の友人が数人集まる時にいらっしゃれなかったと聞いたので、かなりお忙しかったことと思います。
そのエンブレム・・・決まったら決まったで賛否いろんな意見がテレビから聞こえてきます。
公明正大に決定されたのですから、気持ちよく受け入れて前向きに進んでいけたらいいのになぁ、と思います。
先日新聞に先生のインタビュー記事が載っていました。
日本の伝統工芸や芸能は世界的に評価されてる割には日本の教育現場では「美術」の存在感が低いと思われることに対して、先生は『美術を教える人が本物の美術に感動していないんですよ。自らが身体が震えるような感動をしたことがないから子ども達に感動を伝えることができない。もっともっと教育課程の中で芸術にふれる時間を増やしたいですね。』と歓声を養う教育の重要性について話しておられます。
美術だけでなく、伝統芸能もやはりそうではないかと思われます。
実際世界に目を向ける日本人が日本の伝統にどれだけ興味を持っているか。感動しているか。
グローバル・・よく聞かれる言葉です。
イタリアに行った時に主人の友人家族に日本の茶道華道や舞踊について聞かれ、分かる範囲で必死に答えたことを思い出します。
下手すると日本人より詳しい?というほど知識をお持ちで深く聞かれました。
日本語→ドイツ語→イタリア語と主人と友人の通訳を介したのでどれだけ伝わったか分かりませんが・・・
私など出来ることはほとんどありませんが、日本の伝統文化についてもっと勉強して伝えることで、若い人が世界に広めてくれたらグローバルとかいう横文字につながるのかな・・・
とか・・偉そうなことを書いてしまいました



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