今年最後の自宅のお稽古日でした。
一番小さいYちゃんが「今年もありがとうございました。」とご挨拶してくれました。
お母様から教えられたとおりに言ってくれてるんでしょう、「こちらこそ。来年も元気にお稽古に来てくださいね。」と言うと、恥ずかしそうに「はい!」と言ってくれて、めちゃくちゃかわいかったです

しばらくの間、エンジンがかからなかったYちゃんですが、先週、新年会まであと三回と聞いて俄然やる気がわいたように踊ってくれてます。
「新年会に来るおばちゃんたちがYちゃんの踊りを観るのを楽しみにしているよ。」と言うと、目が輝き、眠気も吹っ飛んだようです。
小学生ですが、彼女から学ぶこともたくさんあります。
「上着を脱いでからご挨拶しましょうね。」と言うと「日本舞踊の決まり?」と・・・。
決まりではないし、今どき上着を着たままご挨拶する方もたくさんおられますから・・。
礼儀作法という言葉はあまり好きではありませんし、彼女にどのくらい理解してもらえるかと思い、「知らなくても困らないけど、知っていると役に立ったり、周りの人が嬉しくなることよ。」と説明しました。
今どき礼儀作法を知らなくても問題ない場合の方が多いです。
私自身お作法を勉強したわけではないので、エラそうなことを言うつもりもありませんが、最低限のご挨拶は知ってもらいたいと、次の方に「お先でした。」終わられた方に「お疲れ様でした。」とお弟子さん同士の言葉かけも大切にしてもらっています。
お子さんや若い方は少したどたどしくても、言ってるうちに当たり前に言ってくれるものです。
そして「最初にYちゃんが先生に言ってくれたご挨拶も、言わなくても来年は来るけど、言ってくれて先生はとっても嬉しかったのよ。」と話すと「そっかぁ!」って

『また来年もYちゃんに会いたいし、お稽古出来るのはお母さんが連れてきてくださるおかげだから、今日は帰ったらぜひお母さんに「いつも連れて行ってくれてありがとう。」って伝えてほしいな。』と話しますと、「はい!」っていいお返事してくれました。
彼女とお話すると幸せな気持ちになります

来年も皆さんに喜んでいただけるようなお稽古ができるように頑張ります


1