相次ぐ有名人の訃報に驚き残念に思っておられる方も多いと思います。
歌舞伎好きな私も同じく、勘三郎さんの若すぎる訃報に驚き、また勘九郎さんや七之助さんの口上を見て何度も涙を流しています。
22、3年前に中座のお芝居を見ては、楽屋口で役者さんを待ったりしてかなりミーハーな私でした。
まだ6歳くらいの七之助くんが楽屋口で走り回ってお父様を待ちながら笑わせてくれてました。
あんなに大人になったお二人を見ると私もオバちゃんになったんやなぁ、って・・・。
もっともっとお芝居や踊りを見たかったので、残念で仕方ありません。
それに森光子さんも。
私の祖母と同じ年なんです。
名前も同じ光子。
私は、幼い頃、母がお稽古の日は祖母に預けられていました。
柏原の山沿いの家だったので、一緒に山に登って遊んでもらってました。
母は厳しい人なので、祖母の方が何でも話せて泊まりに行ったりお喋りしたりすることが楽しく、たくさんの思い出があります。
結婚しても八尾に住んでいた頃は、何度か遊びに行ったり来てもらったりしてましたが、東大阪に越してからはなかなか行けず、祖母の家の叔母が身体を悪くしてることや私が同居なので祖母も気兼ねして来てもらう機会がありません。
それでもひ孫の顔を見せたくて年に一度は行くようにしていますが、今年はまだ一度も行けてませんでした。
先日、気になり久しぶりに電話してみますと叔父が出て「おばあちゃんはもう一日のほとんどを寝て過ごしてる」と。
もう92歳なのですから仕方ないのかもしれませんが、森光子さんのことがあったので涙が出てしまい・・・
今日、息子を連れて炊き込みご飯とブリ大根を作って持って行きました。
やはり寝室にいましたが、寝込んで動けないということはなく、座って一時間ほどお喋りしてきました。
身体が痩せて小さくなってしまったように見えました。
小さい頃からたくさんお世話になったというのに、孝行ということもできないまま今に至ってしまった気がして、今の私にできることは子どもを連れて会いに行って元気づけることくらいしかありません。
いえいえ、私も元気に頑張らなくっちゃ


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