毎年開催されるお家元の講習会が今年も府立体育館で行われました。
昨年、お家元から流儀の浴衣で来てくださいとのお話があったため、今年は若柳の浴衣を購入しました。昨年も涼しそうな柄があったのですが、今年も良い色柄で気に入るものがあり、やはりたくさんの方が若柳の浴衣で来られていました。
さて、講習ですが今年は二曲とも女舞だったので嬉しくワクワクしながら参加しました。
今回はいつもと違う柔道場。
柔道場なんてテレビで見たことしかなかったので普通の畳かと思っていましたが、実際はすべりにくい特別な畳のようで踊りにくく、お家元からも足を痛めないように気を付けてくださいと仰っていただいたくらいで、一日目が終わった時にはかなり足と膝に負担がかかっていたようで、帰ってから怠くて自分でマッサージをして寝て二日目は膝のサポーターをしてお稽古しました。
踊りの方は、今回は少し短かったのと何度も詳しく教えていただいたのでよく分かりました。
でもいつものようにお家元が近くを通られると緊張して間違えてしまう。
何度も参加させてもらってるのに、緊張するのは変わりません。
こんな緊張しぃの私に、二日目講習前にお家元に呼ばれて、短い振りを教わりました。講習後にお家元のご講義があるのですが、振りについての説明の時に踊るように、とのことのようです。
お相手はいつも優しくしてくださるお家元の直弟子さんです。船頭さんが船をこぐ振りを説明されて、私は船にのせてもらう芸者さん。竿を持ったまままわり方を間違えると芸者に竿が当たるということを実演をまじえてお家元が説明してくださいました。
そんな短い振りですが、習った後に母に少しチェックしてもらって私なりに芸者らしく相手を意識しながら踊るようになど気を付けてみました。
そんなことの一つ一つが勉強になると思いました。
他にも実演を見ながらの講義は、いつも気を付けて踊っていることも再確認できて大変勉強になりました。
終了後の懇親会では、あまりお話したことのない方々ともお話しできました。
同い年の師範の方ともこんな時にしかお話出来ないのでお席まで行って話せたのも嬉しかったです。一見とっても色気のある落ち着いた素敵な女性なのですが、お話すると気さくで楽しい方なんです。
お家元もいろんなお席に来てくださりフランクにお話ししてくださいました。私などは失礼があってはいけないと緊張で上手にお話できずヘラヘラするばかりでしたが、楽しい時間を過ごさせていただきました。

今年の若柳の浴衣です。濃い茶色に大柄の花や小さなかたばみが入った着物に、淡いピンクの絽の帯。帯締めは出かける直前まで悩んでしまいまい、結局準備していたのと別の白に半分に少しオレンジが入ったものにしました。

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