7月18日、息子の友達のお母様が亡くなられました。52歳でした。
彼女は5年くらい前に癌を発病し、何度も検査入院をしたり辛い治療をしてきたそうです。
うちの息子と同級生の男の子がいて、ソフトボールでもいつも一緒だったので、何かと連絡を取り合うことがありました。
体調が悪くなって当番にも入れなくて、試合を観に来ることもほとんどありませんでした。
出来る限り息子さんの活躍ぶりをメールしたり写メを送ったりしました。
子どもが6年の時に、我が家で合宿と銘打ってお泊り会をしたのですが、その前の年に新型インフルエンザの流行で林間に行けなかったその子にはいい思い出になったとお母さんも喜んでくれました。
最後の大会では、なんとか自転車で駆け付けてくれて息子さんや同じ学年の母の私たちと写真を撮りました。その時の息子さんの恥ずかしそうで嬉しそうな顔はとても印象的でした。
中学の野球部に入っても同じようにメールなどをしていましたが・・
昨年末、ご主人から「Mが急変して覚悟してくださいと言われた。」と連絡がはいり・・
同学年のお母さんたちとお見舞いに行った時には、全身管だらけで知っている彼女とは思えないほどの姿でした。
年始にも一度お見舞いに行かせてもらい、意識が戻りほほ笑んでうなずいてくれました。
「一緒に野球の応援に行こうね!」と約束しました。
奇跡的に退院して、春はおうちで過ごしました。
でも完全に良くなった訳ではなく・・
七月に入り再入院されてたことを知りませんでした。
次にご主人から電話があったのは「一時間ほど前にMが亡くなりました。」と。
昨夜友人とお通夜に行き、今日お葬式に参列させてもらいました。
息子さんの顔を見るとたまらない気持になります。
出口で顔を見たら、我慢していたT君の目から涙があふれて・・。
「T君さみしいなぁ・・、いつでもおばちゃんとこに寄ったらいいからね。」と声をかけ、背中をさすりました。
そして今日、最後のお別れのとき、お花を供えて傍で震えるように泣いておられてのは、彼女の実のお母様。
娘さんを送り出さなければいけない気持ちを察するとたまらない気持でした。
52歳。若すぎると思います。もっともっとお子さんたちの成長を見ていたかったでしょう。
子ども同士が仲良くさせてもらったご縁で、スーパーなどで立ち話したり、メールをするようになり・・
思い出しても少ない思い出しかなく、もっと何かしてあげられることがあったような気がしてなりません。
一度退院された日、お花をプレゼントした時に、ちょうどお稽古中で息子がお礼の電話を受け直接話せなかったことも心残り・・・
でも息子さんたちを見ているととても立派で、しっかり子育てされた彼女を尊敬し立派だと思います。
最後に「Mちゃん。何もしてあげられなくてごめんね。T君とお兄ちゃんのこと、支えていくからね。」とお別れしてきました。

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