3月15日から20日まで、大阪の美味しいものや工芸品を展示販売するイベントが西宮阪急で行われていました。
私の嫁ぎ先の松本木材産業からも出展することになり、テレビ台や飾り棚などを展示しました。
ちょうど工場の方の仕事が立て込んでいて主人も職人さんも忙しいので、家族総出。
義父母も朝から西宮に行ってくれました。
私は子供たちを送り出し工場のお茶の準備やお昼の準備などをしてからお昼ごろに西宮に到着しました。
15日から20日までのイベントで、私は娘の卒業式や息子の懇談などでお休みももらいましたが、義父は連日毎日朝10時の開店から20時の閉店までぶっとおしで立ちっぱなし。
少しでも休憩してもらえるようにと勧めます。
うちのように工芸品は、木工の好きな人がじっくり見たいものなので、やかましく勧誘したり売り込んではいけません。
「いらっしゃいませ」と言うとしばらく見ていただいて、聞かれたことに答えるだけでいいのです。
他のブースでは、大阪のオバちゃんが試食してもらったり商品を勧めていて飴屋さんや石鹸屋さんが面白いようなお商売をしておられます。
私もハッキリ言って大阪のオバちゃんですので、そっちの方が楽しそう・・
ですが、ぐっとこらえてお客様の反応を待ちます。
「これは素材は何?」『こちらは桐です。』『こちらは紫檀です』
「この洋服掛けはもう少し小さいものはないの?」『お客様のご要望に合わせて作らせていただきます。』
「祖母の桐箪笥があるんだけど、洗いもしてくれる?」『はい。こちらから伺わせていただきますよ。』と自作のチラシと主人の名刺を渡す・・・
だいたいこんな感じです。
似非セレブを装い、大概が年配のお客様ににっこりほほ笑むのです
数時間もすると、同じ展示会の他のブースを行き来しだし、店員さんと仲良くなっていったり、隣のブースの商品まで売り込みだすんですからさすが大阪!!!
期間も後半に入り、お店も変わりうちの前にはロボットアクセサリーのブースが入りました。

お父様が電気関係のお仕事をされていたという方の出展。
配線や電気関係に使う部品などでできているんです。
これが形も様々、それぞれの表情もあってすごくかわいくてトリコになってしまいました。
奥様と二人での店番だったので、私もショーケースを開けたりしてお手伝いしたりして・・んん、大阪のオバちゃんダ・・。日曜日にクラブがお休みだった息子を連れていくとマジックしたりお話したりしてくれて息子も仲良しに・・。
ちょうどイベント中に「よーいドン」で仕事場を放送され人間国宝さんに認定されたので、またまた人気店に!
最後の二日間は表の目立つブースに移動してしまいましたが、最終日、耐え切れずにストラップを三つも購入してしまいました。
ご当地フェアということで、別注家具などは衝動買いするようなものではないので売り上げは少なかったですが、お客様との応対やいろんなお商売の方たちとの交流は楽しかったです。ですが、慣れない立ち仕事・・・販売員さんの大変さを身に染みて感じた数日間でした。

←松本木材産業のブースです。焼き桐のテレビ台とメープルのテレビ台。飾り棚と米櫃も・・。

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