ある方から受験期間について聞かせて欲しいと言われまして・・・
手前味噌ですが、書かせていただきます。
普通受験を考えるご家庭は4年生くらいから塾に通われるのが多く、早いところは低学年から通っておられるようなのです。
うちは受験というものを深く考えてなかったので、ゼミに通ったのは5年から。
まず4年の冬期講習に行ってみましたが、全くついて行けず・・・

学校で習っていないことを当たり前にやってる周りに圧倒され初めて目にする植木算、規則性、仕事算・・・毎日宿題をしながら泣く娘。
改めてゼミに申し込む時に嫌がるだろうか、ダメならやめたらいいか、と申し込みました。
そこから始まりました。
驚くほどマイペースな娘は宿題するのもトロい。
算数の宿題も全部こなせず、先生にお願いして問題数を減らしてもらったことも多々。
6年になるとほとんどの生徒が日曜日に難波まで別の講座を受けに行ってるし、難関校を目指す人は特別講座を受けていると言うのに、うちはそんな時間全くなし。
焦る私をよそに二年間マイペースを貫いた娘でした。
今、親から言われた事しかできない支持待ちする子供さんが多いそうです。
うちも普段どちらかというとそういうタイプなので心配していました。
その子が、あるきっかけで変ったように思います。
成績が少し上がり、先生から「この調子だとこの学校も狙えますよ。」と憧れの学校の名前を挙げていただいた時です。
娘の目が輝きました。
でも先生の「この調子だと」を忘れてしばらくして成績が落ちてきました。
「本当に目指すなら必死にガンバレ」何度も励ましてくださる先生に「ダメならダメと言って下さる方がいいのに。」と思ったこともありましたが、淡々と宿題と模試に取り組む娘に「諦めなさい」とは言えなくなっていました。
ここで諦めさせたら一生恨まれるな、と思った私は、干渉を控え、娘の意思に任せることにしました。最終決断の時に娘から出た言葉は「やっぱり受けたい」
私には踊りがあってよかったと思います。
なければ娘にはり付いてお受験ママとして目を光らせていて逆効果になったことでしょう。
もっともっと娘のために何かしてやりたい。親として何がしてやれるのか。
と悩んだ事も多々ありましたが、受験生にあるまじき、睡眠時間をしっかり確保することを一番に考え、後はやっぱり出来るだけ家族でご飯を一緒に食べるように考えました。そんなことしか出来ないんですよね。
執念の合格だったと思います。
そして先生のお言葉がなければ私たちは早くに挫折していたと思います。
「このクラスからこの学校は彼女にかけたいと思っているんです。努力できる彼女なら頑張ってくれると信じています。」と仰ってくださった先生には感謝で一杯です。

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