みんなバンドを始めるのに何かしらきっかけとなったバンドがあるよねえ。パンク好きな人ならピストルズ、クラッシュ、ジャム…今の子たちならミッシェルやブランキー、あるいはニルヴァーナなんかがそうなのかな。
御多分に漏れず自分も十代の頃はピストルズに衝撃を受けて始めたものだった、コピーバンドだけどね…。でも高校を出てからはメンバーが上手く揃わなかったり、「楽器が出来ない奴は駄目」とか言われて拒絶されたりで思うような活動が出来ず、いつしかやらないようになっていった。まあレコードは買いまくっていたけど「バンドはもうやれないだろうな」って思ってた。そんな中このシングル(CD)を聴いた。

MUDHONEY 「LET IT SLIDE」1991 SUBPOP SPCD 16/155(4曲入)
無性にバンドがやりたくなった。自分の中でまた火がついた。マッドハニーのVoのマーク・アームのように思い切りシャウトしたかった。これなら自分でも出来る、いや自分はやらなくてはいけない、そこまで思った。頭の中の妄想は肥大していくばかりだった。これ以降また自分は人に会うたびに「バンドやりてえ」「バンドやんない」を連発するようになり、数少ない友人達にウザがられるようになった。時は91年。翌年2月にはニルヴァーナが来日するのである。
しかし念願叶ってプレハブが結成されるのは99年12月…。まだ8年も先の事である。当時「楽器が出来ない奴はお断り」とかなんとか言って俺様を馬鹿にした奴らへの復讐戦は未だ続いている。見てろよ。
9/11記。

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