ひさびさのあらすじ記録です。人物相関図を思い出しながら書いていかなくては。
15話
ジホがピアノ組み立てが失敗したところにイナが帰ってきて、プソン楽器で修業して会社のトップの座を狙うと宣言します。イナの後を追って部屋に行くヨンランに、イナは加平のエゾマツ倉庫の話をします。父が味方してくれているから頑張るとヨンランに言うイナ。あとは製作日誌があれば名画ピアノが完成すると喜ぶヨンラン。
自室でダミとメールしているジホ。ジホもダミもお互いに逢いたさをつのらせています。
一方ベッドで眠るイナは、子供の頃の自分(この子役さん好きっ

)に悔しいと思うなら生き方を変えて、父さんを許してあげてと励まされます。自分が弱い人間になってしまったことを悔やむイナ。
ジホはイナに「最高の音楽家になることが夢だったはずなのに、夢を諦めてまでなぜ会社に入ることにしたのか?」と尋ねます。イナは「父さんの残した宿題を解きたいから。そしてお前に勝ちたい。父さんが生きていれば二人を競わせ、勝ったほうに会社を継がせたはずだから譲る気はない。」と答えます。自分も負ける気はないと答えるジホ。
出社前にダミに会いに行き、受賞曲は自分の手で演奏すると伝えるイナ。ダミを苦しめたことを謝り、友達として演奏会に来て欲しいと言います。ダミのことを本気で愛してるイナです。
会社でイナとチェ弁護士の前で「ピアノ分解の件では責任を問わない。そのかわりピアノ製作からは手を引くように。製作はイナに任せる。」とジホに言うヨンラン。「あの分解は無駄じゃなかった。おかげで別な木材を探さなければならないことがわかった。」と言うジホですが、「誰もあなたを信じないということがまだわからないの?」と受け入れないヨンラン。しかしイナは「競争相手が欲しいからジホにもやらせればいい。そのかわり先に名画ピアノを完成させたら、僕が会社をもらう。」とジホに言います。
ダミのバイト先のレストランでは、ちょっとしたことで社長とマネージャーが元夫婦だったことがスタッフにばれました(笑)
イナはジホの下で働くことになり、ヨンランはイナにピアノ分解時の画像を見せます。画像からジホがピアノの中から鍵を見つけたことを知ったイナ。製作日誌が保存されているところの鍵に違いないと思います。
その頃ジホは、ダミに電話して鍵のことを相談します。「お父さんは誰かがピアノを分解するのを期待していたのでは?きっとお父さんの贈り物ね。」と言うダミ。そこにイナが来て、ジホが鍵をデスクの引き出しにしまうのを見ます。競争の火花を散らすジホとイナ。ジホは父にもらったエゾマツの彫刻の素材分析を依頼します。
エルビン会長ことキム・ジョンウクと会っているナ女史。ジョンウクが来たときにヨンランが出ていき、ジョンウクも帰ってしまったことを申し訳なく思っていると話すナ女史。気にしていないと答えるジョンウク。ナ女史に高価なサファイアの指輪を贈り、ヨンランとやり直す気はなく別の人と結婚すると話すジョンウク。思惑が外れて慌てるナ女史。ナ女史が動き出すことを予測しているジョンウク。
会社ではヨンランがクムダン建設の室長のウジンに「条件はすべてのむからピアノ製作日誌を渡して欲しい」と交渉しています。ウジンの出した条件はマンション建設からクムダンが手を引くこと。税金の関係で書類上は手を引くが工事には最後まで関わると言うウジン。「そうなると問題が起きたときにすべてプソンの責任になるから困る。」と言うヨンラン。「そのかわり分譲時の利益配分で折り合いをつけましょう。求めているのは実績ではなくいいパートナーなので。」と答えるウジン。調べさせてもらいたい、とチェ弁護士が言うと、すかさず駅三洞にビルを買ったらしいですねとドンヒがもらったことになっているビルのことを持ち出すウジン。ドンヒのために手続きを手伝っただけとヨンランに言い訳するチェ弁護士。
部屋を出てからもめるチェ弁護士とウジン。ソユルが入手したエルビン会長の写真をヨンランに見せるとウジンを脅迫するチェ弁護士。逆にドンヒの件でチェ弁護士を脅迫するウジン。二人が言い争うところにやって来るジホ。クムダン建設のホン室長としてジホに紹介されるウジンは複雑な表情です。
ソユルが入手したエルビン会長の写真をヨンランに見せるチェ弁護士ですが、エルビン会長の顔は別人になっています。チェ弁護士はクムダン建設の調査結果は問題ないと報告。ヨンランは製作日誌を受け取る手筈を整えるようチェ弁護士に指示します。ヨンランはオ秘書に駅三洞のビルにチェ弁護士が関わっているかを調べさせます。
父の彫刻の素材の分析結果を聞くジホ。国内のエゾマツだということがわかります。イナはその頃名画ピアノに使うためエゾマツの倉庫から木材を運び出していました。
プソン楽器の工場で、一人作業を進めるジホ。部品で指を切り血を拭いているところにナ女史から電話が。ダミのバイト先で食事をします。ナ女史に「お金を失ってもいいが家族を失うのは辛い。僕を初めて抱きしめてくれた母さんを、僕を愛してなかったとしても裏切れない。」と話すジホ。サービスに来たダミをナ女史に恋人と紹介するジホ。ナ女史もダミに好感を示します。
ウジンに製作日誌を渡すエルビン会長。契約書の内容をしっかり確認するよう指示し、その後問題を起こして、工事から手を引く計画を話します。ウジンがチェ弁護士が会長の正体を知ったことを話しますが、得るものもないのに切り札を出さないはずだと冷静なエルビン会長。
ウジンが製作日誌を自宅に持ってくるのを待ちながら話しているヨンランとイナ。イナはジホがピアノから鍵を見つけたことをヨンランに話します。製作日誌に関係があると思うイナは、父が何か話すとしたら祖母しかいないとヨンランに言います。ジホが祖母に会いに行き、ドライブに連れ出しているらしいと話しながら、「マンセが加平にお宝を隠し持っている」と姑が話していたことを思い出すヨンラン。倉庫のありかを知っていたなら製作日誌のありかも知っているに違いないとイナに言います。自分が調べるというイナ。
その頃ダミはジホとナ女史と3人で食事。ジホが席を離れているときに、ナ女史に家族のことを聞かれ、母と兄の3人で暮らしていること、小学生のとき父が近所で起きた火事で亡くなったことを話すダミ。ダミを気に入るナ女史。
ウジンと契約書を交わし、製作日誌を受け取るヨンラン。ほくそ笑むイナ(笑)。この契約書でプソンをつぶせると心の中で喜ぶウジン。
ナ女史と別れて、ピアノ組み立ての失敗を悔やんでいるとダミに話すジホ。そんなジホを元気づけるダミ。ダミが話していた「価格が安いピアノができればピアノを弾けない子供が減る」という言葉を実現したいと話すジホ。「きっとうまくいくわ。私も協力するわ。」と言うダミ。
ダミとダミの家に行くジホ。ダミ母と3人でなごやかに会話しています。ダミ母に家族のことを聞かれ、父は早くに亡くなり母は事業をしていると答えるジホ。お母さんは娘を気に入ってくれるかしら?と言うダミ母。
ジョンウクが持ってきた花を捨てるヨンラン。ジョンウクとの恋を実らせてあげようと思ったのにと言うナ女史。イナに聞こえるから名前も言うなと怒るヨンラン。いくら成長しても息子は夫になれないと言い返すナ女史。
部屋で製作日誌に目を通しているイナのところにヨンランが来ます。もう一冊の製作日誌が気になるイナ。マンセがジホに残した遺言に何か隠されているのではと思うヨンラン。
ジホの部屋に入り、机の引き出しを探して、遺言が入っている箱を見つけたヨンラン。「プソン楽器はおまえのものだ。決して母さんを信じるな。」と書かれたメモを見て立ち尽くしている背後から、「ここで何を?」とジホの声。遺言は、あの火事の夜病院の椅子で泣いているジホに、マンセを搬送した救急車の救急退院が手渡したメモでした。マンセが最期の瞬間まで救急車の中で書いていたと。「これが14年間大事にしていた遺言なの?たったこれだけ?私を信用せず一緒に暮らしてきたの?」とジホに詰め寄るヨンラン。「当時は意味を考えなかった。今は父さんがなぜ最期にそう書いたかわかる。」と答えるジホを、生意気だと殴るヨンラン。自分を憎みながら耐えてきたヨンランを哀れむジホ。「この世で憎い人が二人いる。あなたの父親とあなたの実の母親よ。あなたの実母は天才で、私は舞台で一度も勝てなかった。イナに私と敗北感は抱かせない。」と言うヨンラン。「僕は勝負を挑んだことはない。音楽は勝ち負けではない。」と答えるジホ。「あなたに敗者の気持ちはわからないわ」と遺言メモを破り捨てるヨンラン。「父の遺言は守れない。プソン楽器はあなたには渡さない。」と言うヨンランに、「そうはいかない。母さんがどんな人かわかったから。」と言い返すジホ。「あなたには死んでも私を理解できない。あなたは何もしらない。この先どうなっても私を恨まないで。」と言い残し部屋を出ていくヨンラン。散らばった遺言メモを広い集め、雷鳴が聞こえる中涙を流すジホ。
ジホの部屋から出てきたヨンランに、まだジョンウクの話をするナ女史。ナ女史がジョンウクと別れさせたのに今さら何を?と言うヨンランに、ユ家に嫁がせてあげたから今の暮らしがあると言うナ女史。「彼の子供まで産んだのに簡単に忘れられるのか」とナ女史に言われ、ジョンウクに子供の話をしたのかと聞くヨンラン。あの子が死なずに生きていたら考え直す?とヨンランに言うナ女史。「あの子は生きていたの?」とヨンラン。「いい施設に頼んだからいい暮らしをしているはず」と言うナ女史。
怒りにまかせて家を出ようとクローゼットからスーツケースに衣類を詰めるジホ。
ナ女史に詰め寄るヨンラン。死産だったとヨンランをだましたことを認めるナ女史。ジョンウクとの間にできた子供が生きていたと知り頭が混乱するヨンラン。
お酒を飲みながら雷雨の日に生まれたばかりのヨンランの子供を預けに行ったことを思い出すナ女史。
翌朝リビングで顔を合わせるヨンランとナ女史。「罪の告白を聞いたけど、私の子供は昔もこれからもイナ一人であることに変わりはない。」と言い自室に行くヨンラン。「あの赤ん坊も実の子なのに?」と思うナ女史。
父のお墓参りに来ているイナ。「僕は名画ピアノ製作をやり遂げる。完成したら父さんの名前で発表する。父さんが信じてくれたら勇気が持てる。」とお墓に話しかけるイナ。イナが帰ろうとしているところに、ジホとダミが来ます。二人を見て「幸せそうだな」と言い立ち去るイナ。
お墓の前で座って話すジホとダミ。ダミに父のことを聞かれ、「抱きしめてくれたことはなかったけど、思い出すと安らかな気持ちになれるんだ。」と話すジホ。「大好きなお父さんに紹介してくれてありがとう。」と言うダミ。今度は君の父さんに紹介して、と挨拶するために覚えた手話をダミに見せるジホ。
プソン楽器の工場ではイナが名画ピアノの製作に取り掛かります。
ジホとダミは研究員から父の彫刻の木材が加工方法次第でピアノの材料になると報告を受けます。このことは内密にと研究員に口止めして部屋を出ていくジホとダミ。その直後にイナから研究員に電話が入り、ジホが何を調べているのかを教えるように言います。口止めされていると言いながらもイナに教えてしまう研究員。
工場でピアノの部品を新しくしようとしているジホはダミに協力を依頼します。工場内を二人で歩いているときにわざとらしく持っていたファイルを落とすジホ。しゃがみこんでファイルを拾うジホに「早く立って」と左手を差し出すダミ。すかざずピアノの弦で自分で作った指輪をダミの左手にはめてあげるジホ。指輪には花があしらわれています。突然の心の思ったプレゼントに喜ぶダミ。「世界でたった一つしかない最初にもらった指輪だから毎日身につけるわね」とジホに言います。その時ジホの携帯に、祖母がいる療養院から祖母が行方不明になったと連絡が入ります。
療養院に行き祖母が朝から外出したがって「孫と出かけた場所に行く」と言っていたと聞くジホは、心当たりの場所をあちこち探します。そのジホを追うイナ。途中でプソン楽器と取引がある銀行が目に入り、貸金庫で製作日誌を見つけるイナ。実は祖母の行方不明はヨンラン、イナが療養院を巻き込んで偽装したこと。そしてイナはこっそりジホの机から鍵を盗んで合鍵を作っていました。イナが療養院に「ジホに連絡してくれ」と電話し、すぐにジホの携帯に「祖母が見つかった」と連絡が入ります。
イナから製作日誌が見つかったと連絡を受けたヨンラン。ジョンウクからもらったコンサートのチケットを見て、出かけていきます。まずジョンウクとの子供を出産した産婦人科に行き、当時の担当医師と看護師の連絡先を聞き出します。
二冊の製作日誌を見比べていたイナは、一冊をシュレッダーにかけて処分します。
コンサート会場に行きジョンウクと会うヨンラン。「もうあなたとのことは終わっているから私の前に現れないでちょうだい。」とジョンウクに言いますが、「僕はまだ君にときめいているから、離れることはできない。」と答えるジョンウク。「あなたの想いは私には届かない。もう男は必要ない。」と言い、去っていくヨンラン。余裕の微笑みのジョンウク。
工場でジホとダミがピアノ製作について話していると、ジホの携帯にヨンランから「見せたいものがあるからすぐに会社に戻りなさい」と電話がかかります。ジホが拒否すると「明日から会社に来なくていいわ。本部長も今日限りよ。」というヨンラン。
ジホが会社に行くと、イナが完成した名画ピアノが披露されていました。まず最初にヨンラン会長に弾いてもらいたいというイナ。満足げに演奏するヨンラン。完璧な音色に驚くジホに、「言ってなかったか。父さんがエゾマツの倉庫を僕に残してくれたんだ。」と言うイナ。にらみ合う二人・・・
15話終わり。ヨンランとジョンウクの間に産まれた子供はきっとジホです。そうなるとジホとマンセには血のつながりが無く、他人と思っていたヨンランとジホが実の親子なのですね。う〜〜〜ん複雑です。そしてイナが名画ピアノを完成させたことで二人の立場も逆転します。折り返し地点なのにまだまだ波乱含みじゃないですか(汗)
16話。
にらみ合った後、本部長室に戻ったジホとイナ。「信じられないのはエゾマツの存在か、それとも父さんが僕を選んだことか。」とジホに言うイナ。「なぜお前が倉庫を開けられたんだ?」とたずねるジホ。「理由?外で作った子供より僕を信じたんだよ。お前に見方はいない。」と答えるイナ。「僕は父さんの気持ちを信じる。父さんのためにいいピアノを作る。」と言うジホに、「約束を忘れていないな?」と言うイナ。
ヨンラン、イナ、チェ弁護士の前で自分の株式を譲渡する書類に署名するジホ。これでイナが筆頭株主になったというチェ弁護士。「本部長の座を奪うのは勘弁してあげるから、これからはマーケティングに力を注いで。」と言うヨンランに、「株も本部長のポストもいらない。僕はピアノ製作だけは絶対あきらめない。」と反論し、部屋を出ていくジホ。会社を救ったご褒美に好きなポストをイナにあげると言うヨンラン。「自信があるから社長にしてくれ」というイナ。ヨンランはすぐに手続きを進めるようチェ弁護士に指示します。
本部長室に戻ったジホはポケットからヨンランが破り捨てた遺書メモ(セロテープで補修済み)を取り出して読みます。「父さんの遺志は何だ?誰にプソンを継がせたかったんだ?僕は会社を守れなかったし、父さんとの約束も果たせていない。なぜ僕にこんな難しい宿題を残したんだ?」とつぶやくジホ。
自分が完成させた名画ピアノを見ながら、ダミに祝ってもらいたかったと思うイナ。
ダミはアルバイト先のスタッフからジホにもらった指輪のことを聞かれます。心がこもった指輪を思い切り自慢するダミ。
家に帰ったジホはナ女史に声をかけられますが、返事をしないで部屋に行ってしまいます。様子が気になるナ女子がジホの部屋に行くと、リュックに荷物を詰めているジホ。「もうプソン楽器は僕のものじゃない」と淋しげに言い、リュックを担いで部屋を出ていくジホを止めようとするナ女子。
アルバイトを終えたダミの携帯に誰かから電話がかかります。「お久しぶりです」と電話に出るダミ。
よく父親と出かけた釣り堀に行こうとしていたんでしょ、とジホにお弁当を作ってあげているナ女史。そこにダミがやって来ます。ナ女子がダミをジホのお目付け役として呼んだのでした。
ジョンウクとの子供を産んだ時の担当看護師に会いに行くヨンラン。その様子をチェ弁護士が見ています。
看護師を脅して子供の真相を聞き出すヨンラン。ナ女子からお金をもらい、施設に預けたと白状する看護師。
友達と自分の社長就任パーティーを開いているイナ。カラオケでラブソングを歌ったり、浴びるように酒を飲んでも笑えない自分に苛立ちます。酔っぱらってトイレから帰る途中で、ダミと間違えてソユルに抱きつくイナ。ソユルをダミだと思って今まで自分がやったことを謝ります。だまってその話を聞いているソユル。
釣り堀に来たジホとダミ。イナとこの釣り堀に来た時にも魚釣り競争をしたとダミに話すジホ。兄弟は競いながら育つものだというダミ。ダミと兄はどうかとジホが尋ねると、「兄はいつも私に負けてくれるし、泣いていたらお金が無いのにお菓子をくれた。節約するために学校に歩いて通っていたと後で聞いたわ。」と話すダミ。父がいないため家族が苦労した話を聞いて、「僕が君を守る。僕のせいで苦労させない。泣かせることもない。」というジホ。「つらいときはいつもそばにいると約束してね」というダミと指切りするジホ。
ウジンが自宅に戻り、迎えるダミ母。ダミがジホとのデートで帰りが遅くなると聞き、「まだ付き合っているのか」と不機嫌になるウジン。いつもダミの味方をするウジンが、自分が好感を持っているジホのことで不機嫌になるのをおかしいと思うダミ母。
酔いが覚めたイナは自分がソユルの車にいたことに気付きます。「酔ったあなたを介抱して車に乗せた」と言うソユルに事情を理解するイナ。ダミ想いが届かず苦悩するイナの境遇に同情するソユルに「”助け合い”はやめる」と言い帰っていくイナ。
看護師から聞いた施設を訪ねて、どんな暮らしをしているか確かめる決意をするヨンラン。そこにナ女史が来て子供の話をします。興味がないふりをするヨンランですが「ジホみたいに他人の家で苦労しているかも」と言われ、カッとなります。「その子に援助して今からでもユ会長に復讐すればいい」と言うナ女史。
ダミを家に送ってきたジホ。ダミが家に入ったタイミングでやってくるウジン。ウジンのことをクムダン建設の人間として認識していたジホは彼がダミの兄だと知って驚きます。ジホにダミを傷つけたくなければ付き合うのをやめろと言うウジン。理由を尋ねるジホ。「自分の父親の死についてどのくらい知っているんだ?あの火事の日あの家でもう一人死者がいた。それが僕たちの父だ。」とウジン。まったくわけがわからないジホ。「君の家族を助けようと家に行って亡くなった父に殺人と窃盗の罪を着せた。そしてその罪をなすりつけたのはユ会長殺しの真犯人のチェ・ヨンランだ。」とウジンから聞かされたジホは「無責任なことを言うな」とウジンにつかみかかります。「僕の家族は地獄で生きた来たのに、君にダミを好きになる資格があると思うのか。僕たちの前から消えろ」と言い去っていくウジン。
帰宅したウジンを笑顔で迎えるダミですが、ウジンはそっけなく部屋に行ってしまいます。ウジンの不機嫌な様子を不審に思うダミ母。
ダミから聞いた父の話とウジンから聞いた話を合わせて考えてみるジホですが、信じることができません。事情を知らないダミから明るい励ましのメールが届いても気持ちが落ち着くことが無いジホ。
ヨンラン、イナ、ナ女史が一緒に朝食をとっている時、イナとヨンランが仕事の話をするのをとがめるナ女史。すんなり謝り、ナ女史に小遣いまで渡すイナに驚くナ女史とヨンラン。「僕も悪いところを直すからこれから仲良くしてほしい」とナ女史に言うイナ。そこに帰ってくるジホ。「ダミと一緒だったの?」と声をかけるナ女史。ウジンの話を思い出しさっさと部屋に行くジホ。「こんなときに恋愛ごっこなんてたるんでるわ」と言うヨンラン。「初めて僕に負けて悔しいのさ」というイナ。
ジホの部屋に行くナ女史。「父さんの最期はどんなだった?」とジホ。「泥棒に入った男に突き飛ばされて死んだのよ。耳の不自由なホットク売りだったわ。」と答えるナ女史。苦笑いするジホ。
名画ピアノのおかげでピアノの注文が1000台入ったと報告するチェ弁護士。工場をフル稼働しても追い付かないから人件費を見込んで値上げをするというヨンラン。株価も上がり、ジュリアード音楽院からも問い合わせが来ていると話すチェ弁護士。プソンの名を世界に広める良い機会だ、世界最高の楽器会社にしてみせるというイナ。
インターネットで父の死について調べるジホ。現場の証拠からヨンランが容疑者になっていたと知ります。警察に電話で火事について問い合わせるジホ。
ショッピングモールを視察しているヨンランのもとに、オ秘書からジホが警察に火事の問い合わせをしたという報告が入ります。
ダミのレストランで会社の食事会の予約をしていたイナ。食事が終わり、ダミにお礼を言うイナ。笑顔で働いているダミを見て、あの笑顔が僕に向けられることはないけど、会えてうれしかったと思うイナ。
家に帰ったジホはヨンランに父親の死について自分が知るべきことはないかと聞きます。「何のこと?」と聞き返すヨンラン。「父さんを殺したと言われている人は濡れ衣を着せられたと聞いた。」と言うジホ。きっぱり否定するヨンラン。その人も死んでしまったから真相を知る人はいないのでは?と言うジホに、「息子のくせに犯人の肩をもつようなことを言ったらあなたとは縁を切る」と言うヨンラン。苦悩するジホ。
誰がジホにその話をしたのかと考えるヨンランは、ダミ母のところに行きます。言い争っているところにダミが帰ってきます。「なぜあなたがここに?」とヨンラン。「あなたこの人を知っているの?」とダミ母。「この人がジホさんのお母さんなの」と言うダミ。すべてが明らかになり驚く母二人。
自分の車に戻り「イナとジホが愛した子があのホン・スピョの娘だったなんて!」と嘆くヨンラン。そのままチェ弁護士の家の近くまで行き、チェ弁護士に徹底的にジホをつぶすように指示します。
チェ弁護士の家にはウジンがいて、録音機とクムダン建設の計画を交換するよう交渉しています。最初は断っているチェ弁護士ですが、自分の持っているプソンの株が紙切れになってしまうかもしれないと聞き心が揺れます。
ヨンランがいなくなってから母と話をするダミ。「ジホさんは、ヨンランの息子だったの・・・よりによってヨンランの息子だなんてどうしよう。」と泣きだすダミ母。しかし、母は言葉を濁すだけできちんと話してくれません。ウジンが帰ってきたので、「母がジホさんのことを話してくれない。裕福だからダメだと言うの?」とウジンに言うダミですが、ウジンもはっきり話してくれません。ただ泣きながら「どうしよう」と言うだけのダミ母。結局ダミ母は寝込んでしまいます。ウジンに話してくれるよう頼むダミですが、「明日話すから」と答えるウジン。
帰宅したヨンランと顔を合わせるジホ。お互い顔を見ながら、
ヨンラン「明日であなたとの悪縁も切れる。逆らわずにおとなしくしていればよかったのに。今後起こることはあなたの責任よ。」
ジホ「母さんはどこまでやれば気が済む。これ以上僕を追い込まないで。母さんを慕った思い出まで踏みにじらないでくれ。」
と心の中で思う二人。
ダミに励まされたことを思い出しながら川のほとりを歩くジホ。釣り堀で交わした約束を思い出した瞬間ダミとすれ違いますが、背の高い草と暗いせいで二人とも気づきません。すぐそばにいつも二人で座ったベンチもあるのに・・・。なんとなくジホの姿を探しているダミ。
翌日本部長室にいるジホのところに警察が来て、プソングループにおける横領容疑でジホを連行します。一緒にいたソユルもびっくり!本部長室から書類も持って行かれます。
会社に戻ってきたイナにもこのことが知らされ、驚くイナ。
取り調べを受け、横領の証拠書類を見せられるジホ。(書類はもちろんヨンランの指示で偽造されたものです)自分はやっていないと主張するジホ。
会長しつで満足げにワインを飲んでいるヨンランのところにジホが警察に連行されたことを知らせにくるイナ。しかしヨンランは「しーっ」とイナを黙らせます。
母と兄から父がジホの家の火事で死に、ジホの母であるヨンランに濡れ衣を着せられたことを聞くダミ。突然のことで理解できないダミに一生懸命話す母と兄ですが、ダミは信じようとしません。ジホの口から直接聞くまで納得しないというダミは家を飛び出します。後を追うウジン。
取調室で携帯電話のダミから着信を見ているジホ。何度電話しても出ないジホに焦るダミ。ダミを追いかけるウジン。そのウジンの携帯にチェ弁護士から取引に応じると言うメールが来ます。
ジホが電話に出ないので、会社に会いに行くとメールするダミ。その時新聞に「ジホが盗作の件で音楽界を追放される」という記事を見て驚きます。
会長室でチェ弁護士に「この機会に持っているすべてのカードを公表して、二度と立ち上がれないほどジホをつぶすように。」と指示し出かけていくヨンラン。出ていくヨンランを見ながら「ジホの破滅と同時にあなたも終わりも近づいている」とつぶやくチェ弁護士。
ジョンウクとの子供が預けられていた施設に叔母としてやってきたヨンラン。1歳のころの写真を見せられ、養子に出されたことを知ります。
イナは会社に来ていたダミに「ジホはここにいない」と教えますが、「あなたに会いに来た」というダミ。「ここまでする必要があるの。彼を苦しめないでと言ったのに、社長になったのだから十分じゃないの。あなたはひどい人だわ。」と言い新聞記事を見せるダミ。「あなたを信じていた。また友達になれると思っていたのに。恐ろしい人ね。」と言い出ていくダミ。母がとことんやる気だと思うイナ。
取調室に来るチェ弁護士。ポケットに手をつっこみながら「拘束せずに立件することになった。隠し財産の証拠を探しているからすぐ結論が出る。」とジホに伝えます。それを聞いたジホはチェ弁護士につかみかかり、「今まで見逃してやったのに。書類を偽造しただろう。」と言いますが、チェ弁護士はうすら笑いを浮かべながら「役員に賄賂を渡した嫌疑もありますよ」と言います。
施設を出て、車に戻ったヨンランは子供の写真を見て涙を流します。「本当に生きていたのね。親を恨みながら誰の家でどんなにみじめに暮らしているのかしら・・・」と号泣します。
チェ弁護士と会い録音機を受け取るウジン。お互いの腹の底は明かさず、望みが叶うことを願って別れようと言うチェ弁護士。ウジンが席を立った後、ポケットからマイクロカセットテープを取り出して眺めるチェ弁護士。(ウジンに渡した録音音声のコピーをとっていたということでしょうね)
警察から釈放されダミの家の前で待っているジホ。チェ弁護士と別れたウジンが帰ってきて「来るなと言ったのに。ダミが帰ってくる前に消えろ。」と言いますが、ジホは「ダミと話したいから帰らない。」と言います。「大事な妹が苦しむ姿は見たくない」「ダミから何が真実かを聞きたい」と口論になり、ウジンを殴るジホ。「母さんがやった証拠はない」というジホに「そんなに傷つきたいなら自分の耳で確かめろ」とチェ弁護士から受け取った録音機を再生するウジン。聞き覚えのあるドンヒの声で語られる真実に驚き茫然自失になるジホ。大声で叫んだ後「そんなはずはない」と涙を流します。
ジホの家の前で帰りを待っているダミのところにジホが車で帰ってきます。「なぜ連絡が取れなかったの?」と聞いてくるダミですが、ジホはダミの顔を見ることもできません。父の死とジホの家のことをダミが質問しますが、涙を流しながら「ごめん」としか言えないジホ。「嘘だと言ってよ」と言い、去って行くダミを泣きながら見送るジホ。
家に入り、ヨンランに「会社を奪えば十分だろう。盗作に横領の罪まで着せるとはまだ気が済まないのか。僕が父さんの死の真相を知ってしまったからなのか?」と言うジホ。花をいけながら「黙りなさい、もう一度言ったら容赦しないわ」と言うヨンラン。「死んでも言ってやるよ。なぜ父さんを殺した、なぜだ!」と言い、テーブルの上の花を床に投げるジホ。「なぜ殺したのか聞いているんだ」と叫ぶジホをじっと見ているヨンラン。
16話終わり。
携帯で16話の終わりまで打ち込んだ後、更新操作を誤って入力した16話が消えました。
というわけで16話は2回入力したことになります(涙)
あんなに愛し合っていたジホとダミに危機が。ヨンランはジョンウクとの子供を探しますが、それがジホだと知った時どうするのか。順調に見えるイナは今後どうなっていくのか。先が気になりますね〜
ジホがダミに手話を見せますが、ジフン氏は「魔王」でもヒロインのお母さんと手話で会話していましたね。

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