横分けのジホはキノコからなすびのヘタっぽくなりました(笑)←めっちゃファンの人が見たら怒られるやろな・・・
11話。
ジホがプソングループの緊急理事会で重大発表として、チャン教授がくれたICレコーダーの音声の再生ボタンを押すところ、会議室に駆け込んでくるヨンラン。チャン教授とチェ弁護士の交換教授制度利用の会話が流れ騒然とする理事たち。ジホがチェ弁護士に自分を陥れた理由を問うと「私の背後に黒幕がいるとでも?」と答えるチェ弁護士。理事たちが黒幕が誰なのかを答えるように攻め立てられたチェ弁護士が、黒幕の名前を言おうとした瞬間にヨンランが気を失って倒れます。倒れたヨンランに駆け寄り救急車を呼んでくれと叫ぶジホ…(たぶんヨンランは気を失った演技です)
自宅のベッドに寝ているヨンランに付き添うジホ。そこにナ女史が様子を見に来ます。ヨンランを見て「豪邸に住んでいるのに寒々とした表情ね」と言うナ女史。ジホとナ女史が部屋を出て行くと目を覚ますヨンラン。
自室でICレコーダーを再生するジホ。理事会で流さなかったヨンランがチャン教授と取り引きする声を聞いています。「母さん、なぜ?」とつぶやくジホ。そこにヨンランがやって来て、自分がやったとしれっと認めます。母親としてイナに何かしたかった、「イナを勝たせたかった、卑怯な手は今回だけだがそんなに悪いことか。後継者の座のため。」とジホに話しかけるヨンラン。それを聞いてもまだ「本当に母さんがやったのか?信じられない。僕をこんなに苦しめる必要はないだろう。」と言うジホ。しかしヨンランの表情を見て、ハ教授の楽譜を盗んだのもヨンランの仕業だと気づきます。「ジホは才能をほしいままにしているが、指も母の信頼や希望まで失ってしまったイナにはハ教授かプソンのいずれかの後継者の座かしかない。ジホがどちらかをイナに譲ってくれると思っていたのにそんなに大事なのか。」としゃあしゃあと話すヨンランに徹底的に傷つけられるジホ。「僕はどちらも手放してもいい。悲しいのは母親にだまされたことなんだ。」とジホが言ったところで「じゃあ証明しなさい。ハ教授の後継者の座をイナに譲りなさい。あなたには真心で接してきたのに。」とヨンラン。畳み掛けるように、「今日からはイナに悲しい思いをさせないよう、イナの母親になるけど、あなたやマンセには非難させない。」と宣言します。部屋を出て行こうとするヨンランに「炎から僕を救ったことを後悔してるか?」とジホが尋ねると、「いいえ、おかげで夫に最後の贈り物ができたから。あなたの命は私とイナが助けたことを忘れないで。」と答えるヨンラン。ヨンランが部屋を出て行くと椅子に座りこみ「何かが間違ってる」と混乱しているジホ。
部屋を出たヨンランのところにナ女史が来て「あなたを愛してる子から財産を搾り取るだけでは足りないの?」と言いますが、「財産だけじゃない。あの子は私にとってユ・マンセ。まだ貸しがある。」と言い返すヨンラン。
ハ教授に関連した事件のせいで受けた数々の屈辱とそれを庇ってくれたヨンランを思い出しているジホ。しかし、直前にヨンランから投げられたひどい言葉が頭に甦り、部屋の中の物を手当たり次第に投げつけ号泣するジホ。「最初から弟に後継者の座を譲れといえばよかったんだ。どうしてここまでするんだ…」と叫びます。その時父から貰ったエゾマツの彫刻が目に入り、父の「イナを傷つけるな」という言葉を思い出します。その様子を見ていたナ女史は「憎まれているから仕方ない。耐えるしかない。憎しみが消えるのには時間がかかる。」 と声をかけます。「僕にとっては大事な家族なのに、なぜ信じてもらえないんだ。」とジホ。「裕福すぎるから、嘘っぽく聞こえるの。」と答えるナ女史。さらにジホが「イナがいるのに、なぜ父は僕をここに連れてきてプソンを継がせようとしたんだろう。」と言うと、「よくわからないけどあなたの産みの母親よりヨンランを愛していたからじゃないかしらね。哀れな激しい愛よ。」とナ女史。
ヨンランがマンセの墓に来ます。墓に話しかけるヨンラン。「もうジホには気を遣わない。ジホが再起できないくらい一つずつ壊していくわ。次に来るときはイナがプソンのトップよ。」(怖いー

)
大学のベンチでハ教授と国際平和音楽祭の話をしているイナ。テーマ曲の準備はできているかと尋ねる教授に、全力を注いで教授に迷惑はかけないと自信たっぷりに答えるイナ。主催者が事前にイナの曲を聴きたがっているから音源を渡すよう指示し、ベンチから立ち上がるハ教授について行こうとするイナですが、飲み物の紙コップを左手でつかんだとたん痛みに顔をしかめて落としてしまいます。
ダミはアルバイト先のレストラン前でぼんやり座り込んでいるジホを見つけます。散歩してたらここに来たというジホ。ジホの辛そうな顔を見て、ダミは「話したいことがあるんでしょ」と言いますが、仕事中のダミを気遣い「顔を見たら元気が出たから帰るよ」と答えるジホ。そんなジホに子供のお客さんからもらったペロペロキャンディを渡すダミ。ダミの笑顔に口元がほころぶジホ。
今までは家族が揃っていたユ家の食卓ですが、ヨンランはジホをないがしろにしていることをなにかにつけて嫌味ったらしく言ってくるナ女史。腹を立てたヨンランは自分とイナとは別の場所で食事をするようにします。ジホがいなくても無視しているヨンラン。
ジホはマンセのお墓に行きます。「どうしても母さんが怖くて許せないけど、父さんとの約束だから母さんとイナを大切にする努力をする」とお墓に語りかけるジホ…(ジフン氏の切ない表情がよいです

)
ハ教授の家では、ソユルが教授にチャン教授は買収されていたのでジホが潔白だったし、楽譜を盗んだのも弁護士だと話しています。ハ教授は弁護士がなぜジホを陥れるのかと訝しがりますが、ジホが筆頭株主なのが目障りなのよとあっさり答えるソユル(笑)そこまで言われても考えを変えない頑固なハ教授。
ジホは「株式の3割を弟に譲渡する」という書類にサインします。ジホの先輩の弁護士に書類を見せますが、先輩は反対します。「プソングループのオーナーの座は変わらない」と言うジホ。
スポーツクラブでトレーニングしているイナのところに水を差し入れにくるジホ。作曲は進んでるのか?とジホが尋ねると、当然だと答えるイナ。自分もイナに負けないよう気を引き締めると言うジホに、「大学を去った裏切り者に何ができる?」とイナが言いますが、「僕は父さんの後を継ぐため会社に入る」と告げるジホ。
ジホが家に帰るとヨンランが。まだヨンランの顔を見ることができないジホに「もう少し待つわ」と言うヨンラン。ジホに文化財団の理事長就任を持ち掛けますが、ジホはヨンランの顔を見て「父さんとの約束を果たすためにプソングループの本部長になりたい」と言います。ヨンランは「憎まれても仕方ないけど、炎からあなたを救ったのは父さんではなく私だということを思い出して」とジホに言います。ため息をつくジホ。
プソン社でジホがプソングループの本部長になることを話し合いチェ弁護士とヨンラン。お互いに罪をなすりつけあいますが、ヨンランはジホを徹底的に利用することを主張します。
ジホが本部長として出社してきます。笑顔で迎えるヨンランとチェ弁護士。言葉を交わさず就任式に向かうジホ。就任式では「父の名誉を傷つける言動は一切許さないが、一連の騒動には一度だけ目をつぶる」と演説。
用意された豪華な本部長室を見て、ヨンランに「机一つで十分なのに」と言うジホ。ジホは早速ピアノ制作に関する書類を運ばせ仕事を始めようとします。「勤務初日よ」と言うヨンランに、「名画ピアノを6ヶ月以内に完成させるなら時間がないのでは?」と反論するジホ。痛いところを突かれ返す言葉がないヨンラン。
スタジオでテーマ曲を録音しているイナですが、ピアノの演奏中に無理がたたったのか左手に痛みが走ります。録音をやり直すイナ。
ダミのアルバイト先にイナが来ます。なぜここに?とダミが尋ねると「君に逢いたくなったから」と言うイナ。
本部長室でソユルと熱心にピアノ制作の書類を見ているジホ。本部長就任祝いにランチをおごるわと言うソユルを、ジホはダミとククスを食べた屋台に連れていきます。ククスを食べながらダミを思い出して笑顔になるジホ。
ダミを夜景の見える場所に連れてきたイナは、自分がダミから預かったキーホルダーをジホに渡さずに持っていたことを謝ります。自分にとって初恋の相手のダミとジホを遠ざけたかった、再会してからダミへの想いがますます強くなっていると告白します。しかしダミはイナとは友達のままがいいと答えます。
ハ教授が自宅でイナが作ったテーマ曲を聴いているところにソユルが来ます。ジホにチャンスを与えなかったことを抗議するソユルをよそに、何かを考え込んでいるハ教授。
夜遅く自宅に戻ったジホは、幼い自分とイナ、ヨンランが一緒に写っている写真を見てからそっと自分の部屋に行きます。一部始終をこっそり見ているヨンラン。
翌朝ナ女史がジホの部屋に行くと、もうジホは出社後。その頃リビングルームではヨンランがイナのために買ったスポーツウェアをイナに見せています。ナ女史はその様子を見て、ジホに見せつけたいのかと怒ります。そのナ女史に母をいびるなと反論するイナですが、逆にナ女史にびんたをくらいます(笑)頭にきたヨンランは、自分に養われていることを忘れるなと言いイナとハ教授に会うために出ていきます。ヨンランがイナに買った服を自分の部屋に運ぶナ女史。
ハ教授はイナに自分の目の前でテーマ曲を演奏させます。しかし、録音した音源は9本の指で演奏していなかったことを見抜いていた教授。イナは教授を失望させないために、他人の演奏を自分だと偽ったと謝りますが、ハ教授は音楽で人を欺くような人間を選んだ自分が愚かだったから後継者の話は取り消すと言います。
ダミの兄ウジンはクムダン建設の実力者として、プソングループに乗り込みヨンランに会います。会いに行く前にエルビン会長はウジンに自分の「幸運のペン」を渡し、ヨンランを憎む理由を尋ねます。「最も愛する父を卑劣な方法で奪い、瀕死の大火傷を負った人間を利用したからだ。あの女の破滅を見るまでは死ねない。」と答えるウジンに、君を選んで正解だったと言う会長。
デニー・ホンと名乗り、ヨンランとチェ弁護士に会うウジン。若いウジンが来たので、「クムダン建設から見下されたのかしら」と言うヨンラン。堂々と商談を進めていくウジン。共同建設の契約条件書とサインするための「幸運のペン」を出すと、ペンを見て驚くヨンラン。すかさず名画ピアノの話をもち出すウジン。お互いの信頼が深まれば、力になれると持ち掛けます。
ウジンが帰ったあと「幸運のペン」が自分が昔の恋人に贈ったものだと思い出し、エルビンキム会長とはどんな人物かと考えるヨンラン。そこにオ秘書がデニー・ホンの経歴書を持ってきます。オ秘書にエルビン会長について調べるように指示するヨンラン。オ秘書と入れ替わりにイナが入って来て、教授から後継者にしないと言われたことをヨンランに話します。
レストランで働いている間もチェ弁護士の録音テープが気になっているダミ母は、金庫会社に電話して無理矢理金庫を開けます。
レストランではダミ宛の荷物が届いて社長と同僚が大騒ぎ。中を開けるとピアノのミニチュアが4種類。贈り主は書かれていないけど、ダミには誰からかわかったらしい。ジホからでした。
金庫を開けてもらったダミ母ですが、中身はからっぽでした。中身はチェ弁護士が貸し金庫に移していたのです。
ハ教授のもとに謝りに来ているヨンランとイナ。弁護士がジホに陰謀をはたらいたのかをききたいとヨンランに言うハ教授。そこにジホがやって来ます。ジホが潔白なら後継者の件を白紙に戻すと言う教授に、「僕を差し置いて兄を後継者にするのか」と食ってかかるイナ(笑)反論するものには後継者の資格はないとし、ハ教授は二人に平等に機会を与えることにします。10日後に事前に与えたミッションに対する評価を行うと。
ジホに謝るハ教授。教授を誤解したことを謝るジホ。教授の誤解が解けただけで十分だし、自分は当分会社に専念するからイナを許してやってほしいと言うジホですが、ハ教授は「君を待っている」とジホに期待していることを伝えます。
イナはジホに「結局後継者の座が狙いなのか」といちゃもんをつけます。ジホは競演もしないし後継者になるつもりもないと言いますが、イナは聞く耳を持たずジホを罵ります。「母さんやお前を傷つけたくない気持ちをわかってほしい」と言い立ち去るジホ。
リビングルームにいるジホのところにナ女史が来ます。14年前は父親が盾になってくれたおかげで衝突が避けられたけど、今なら一人で立ち回れるわね?と話すナ女史。「大丈夫。僕は分不相応なほど愛情を受けてきた」と答えるジホ。そこにダミから電話がかかってきます。
ジホが贈ったミニチュアピアノのお礼を言うダミ。最も美しい音を奏でるピアノを作ることが一番の夢だと話すダミ。「父の葬儀のときに、どこからか聴こえてきたピアノの音があまりにも美しくて、悲しいのも忘れて音のするほうに近づいていった(ピアノを弾いていたのは同じ場所で父の葬儀をしていたジホでした)」とジホに明かします。自分の父の葬儀のときにピアノを弾いたことを思い出すジホ。お父さんに会いたいと言うダミに「僕も」と言うジホ。
イナとヨンランは絶対ジホに後継者を譲らないと話し合っています。
ジホとダミが入って来た建物の床の一部がガラスになっていて、下に水が流れているのを見て怖くなるダミ。ジホは手を差し延べ、そのままダミを抱きしめます。そっとジホの背中に手を回すダミ。
翌朝自宅の部屋でダミを思い出してにやけるジホ。携帯にハ教授からメールでミッションが届きます。メールを削除するジホ。そこにナ女史がヨンランがイナに買ったスポーツウェアを自分からのプレゼントとして持ってきます。ジホがそれを着て出かけようとした時に室内の鉢植えにぶつかりて転びます。それを見たヨンランはイナだと思って心配して駆け寄ります。振り返ったのはジホ。ジホは火事のときに自分がイナがヨンランからもらったパジャマを着ていたことを思い出します。もしかしたらヨンランは自分をイナだと思って助けたのではないかと考え、ますます混乱します。
ハ教授の呼び出しに応えて教授室に来ているヨンランとイナは、ジホはこのミッションに参加しないと教授に言います。しかしそこにジホが来て、ミッションに参加することを宣言するのでした。
11話終わり。
イナくんはどんどん歪曲していきますね。自分が仕組んだことが全部裏目に出てるの。それを全部ジホのせいにしちゃってさー。そりゃあダミに嫌われちゃうわ(笑)
12話。
ハ教授から出されたジホとイナのミッションは2つ。一つは世界で最も難しい曲を弾くこと。もう一つはクラシックを知らない人が楽しめる演奏をすること。作曲家の後継者を演奏で決めるのはおかしい、難しい曲を弾くのはイナには不利だと抗議するヨンランですが、ハ教授は無視。難しい曲はそれぞれに選曲して楽譜を送ることを告げられます。
教授室を出てから、ジホに何故気が変わったのかを尋ねるヨンラン。後継者は夢だったから諦める必要がないと答えるジホ。「後継者の座くらい譲ってと頼んだのに」とヨンラン(この言い方ってイナにジホほどの才能がないって認めてることになるよね?)。「不意打ちとはお前らしい」とイナ。「相手がお前では不服だが仕方ない」とジホ。イナとヨンランが仲良く去っていくのを見ながら、ヨンランが人違いで自分を助けたのかと考えているジホ。
ウジンが医大を退学していたことを知るダミ母。
オ秘書にミッションの審査員を調べさせるヨンラン。ヨンランの携帯が鳴り。探していたLP盤が入荷したとの連絡が入ります。(火事の前にジホにあげたやつだと思う)連絡をもらった人を訪ねると、出て来たのはエルビン会長で、実はヨンランが結婚前に付き合っていて火事で無くしたLPをくれた恋人だった人。驚くヨンラン。自分には必要ないからとLP盤をヨンランに渡す彼。いつか会えるだろうと思ってたと優しく話しかけますが、ヨンランは感情を表に出さずクールな対応(のフリ)。
自宅で難しい曲の譜面が届くのを待っているイナ。ジホ宛の分も勝手に開封し、自分の「ゴイェスカス」よりも難解な「イスラメイ」だと知ります。ジホ宛の譜面を「夜のガスパール」と差し替えて「どのみちこれは不公平な勝負だ」と自分に卑怯ではないと言い聞かせているイナ。
ヨンランと元恋人のエルビン会長はまだ話をしていました。お互い結婚し、配偶者を亡くしていると知るヨンラン。エルビン会長が「幸運のペン」を使って書いたメモを受け取り店を出ていくヨンランを見て、「近いうちに必ず会うことになる」とつぶやくエルビン会長。
店を出たヨンランはペンのことを思い出し、「自分が恋人にあげたのと同じペンが他にもある?」と不思議に思います。
ミッションの楽譜が届くのでいつもより早く帰宅したジホにナ女史は「台風が来ているときは動かないのが上策なのに、わざわざ荒波に揉まれなくてもいいんじゃない?」と競演への参加を遠回しに非難しますが、「どんな結果が出ても傷つくだろうが確認したいことがあるんだ。」と言うジホ。
ジホが自室に届けられた楽譜を見ているとイナが来ます。教授が自分により難解な曲を選曲したことをジホにアピールするイナ。「テクニックだけでは評価しないはずだ。作曲家の感情に従えば不利とは限らない。」と返すジホ。わざと負けようとするなよ、と嫌味を言うイナにジホは「負けるつもりなら参加しない」と言い返します。
ヨンランたちに手をマッサージしてもらいながら、ジホの課題曲を「夜のガスパール」だと話すイナ。ジホには苦にならない曲をハ教授が選んだことに疑問をもつヨンラン。教授に抗議すると言いますが、イナが自信があると阻止します。「一足先に後継者のお祝い」とヨンランがイナにエルビン会長からもらったレコードを渡します。部屋の前を通りかかったジホがその様子を見ていると、気づいたヨンランが使用人にドアを閉めさせます。
ウジンが父の希望だった医大を辞めたこと知りダミ母が昼間から家で酒を呑んでいます。ウジンが止めますが、勝手に医大を辞めたウジンを叱り付けます。「ウジンが「大学に戻らず、自分の手で父の無実を証明する。母さんとダミは僕が守る。」と話しても聞き入れないダミ母。「就職したからこれからは復讐も家族を養うのも僕がやる。チェ・ヨンランを土下座させるまでね。先に話さなくてゴメン。」というウジンにただ泣くばかりのダミ母。
自宅で一人ワインを飲みながら、元恋人との楽しい生活を想像しているヨンラン。でも、母親の務めを果たすため、しっかりしなくてはと自分に言いきかせます。
課題曲の練習のため子供達との練習室に来たジホのところに、後継者選びのニュースを見たダミが来ます。競演のことを知らせてくれなかったことにちょっと文句を言うダミですが、あのまま引き下がらなくてよかったと本音を打ちあけます。そんなダミにジホは傷ついているイナの味方になってやって欲しいと言います。ダミが言葉の真意を理解できないでいると「僕には君がいるから大丈夫」だと言うジホ。ダミがバイト先から持ってきた差し入れを二人で食べます。
ハ教授からもらったペンをじっと見つめるイナ。携帯電話を手にします。
ダミと一緒に練習しているジホは、ダミの一番好きな曲を聞きます。お母さんとよく歌う「オモナ」だとダミが歌ってきかせます。ダミが歌った曲をすぐにピアノで弾くジホ。その時ダミの携帯電話にイナから着信が。ダミと話して元気になりたかったと言うイナですが、携帯から聞こえるピアノの音でジホとダミが一緒にいるとわかります。ダミに祝ってもらうためにジホに勝つと闘志を燃やしながら、部屋の中で暴れるイナ(笑)
翌朝の朝食時、ヨンランがイナに「あーん」と食べさせたりしているところにナ女史が来ます。使用人がナ女史に今日から食事は別にするように言われていると話し、ナ女史は別の場所で簡素な朝食を出します。そこに通りががるジホ。ジホのせいでヨンランから疎外されてとばっちりだ、とナ女史がジホに愚痴っているところにヨンランが来ます。ジホがいるにもかかわらず「競演が終わるまでイナの調子を乱す言動はやめて」とナ女史に言い、ジホには「本部長の業務に支障をきたさないように」と忠告するヨンラン。
イナの練習にはヨンランが付き添いこと細かに指導します。ジホはダミと一緒に練習室で。
競演当日、自宅でお茶を飲みながらイナと話しているヨンラン。ジホには残業させてるのに、ピアノの練習も深夜までやっていることをイナに話しますが、イナはジホが練習しているのは自分が差し替えた曲であり、初見の楽譜を完璧に演奏するジホに、猛練習されてはたまらないと自分のしたことをヨンランに打ち明けます。
それからジホの部屋に行き、譜面をホンモノに取り替えるイナ。部屋を出たところでジホに会います。自分の部屋からイナが出て来たことを不思議に思うジホ。
競演の会場でヨンランとイナ、ジホが出会います。ヨンランは「兄弟でいい笑いぐさだけどあなたが望んだことだから仕方ない」とジホに言います。ジホは「裏でいろいろ考えるより表で堂々と決着をつけたい。家族に隠し事はいらないから。」とヨンランに言い返します。(イナとヨンランがぐるになってるのを認めるしかないもんね

)頑張れと声をかけるジホにイナは「自信があるから負けない」と言いますが、ジホは「勝てとは言ってないし、僕も負けるつもりはない」ときっぱりと言います。
競演の最初の課題は難しい曲の演奏。演奏直前にダミから届いた激励のメールを見て微笑むジホをムッとした表情で見ているイナ。
まずジホが弾くことになり、ハ教授から課題曲が「イスラメイ」と発表され、ジホが慌てて譜面を確認するとそこにはイナが差し替えたイスラメイの譜面があります。その様子を見てほくそ笑むイナ。イナの仕業だと気づくジホに「早く弾け」と言うイナ。全く練習していないので満足に弾けないジホ。完璧な演奏を披露するイナ。当然イナが勝ちます。会場の廊下でジホはイナのしたことを責めますが、イナは自分は知らないとシラを切ります。そこにヨンランが来てイナの味方を。卑怯な二人に怒りが込み上げるジホ。
ダミのアルバイト先では、ダミ母が店のスタッフに新メニューを披露していますが、ダミは競演が気になってしかたありません。
競演会場では二つめのミッションがスタート。クラシックを知らない人が楽しめる演奏が課題なので一般の老若男女が審査員として加わります。一般人が審査することに抗議するヨンランですが、ハ教授は軽くかわします(笑)
今度はイナが先に演奏。誰もが知る曲を見事に演奏しますが、一般の人は退屈そうに聴いています。会場にダミが来て、イナもジホも彼女に気づきます。ジホの番になり、ダミが好きな「オモナ」をアレンジして演奏します。楽しそうに聴く一般人。演奏が終わると自然に拍手が起こりました。
ナ女史がゴルフの練習をしているところに偶然を装い現れるエルビン会長。ゴルフクラブのスタッフからエルビンが会員だと聞き、ヨンランの結婚相手を間違ったかしらとつぶやくナ女史。
二つめのミッションはジホが勝ち、急遽三つめのミッションが行われることになります。内容はヨンランを審査員とし、姿を見ないでイナの演奏を当てるというもの(ハ教授の表現は「母を感動させる演奏」だけどね)。二人の運命はヨンランの手に委ねられます。「母さんが自分の演奏がわからないはずがない」と自信たっぷりのイナ。「母さんは公平な人。炎から僕を助けたように。」と言うジホ。
一人めはモーツァルトのピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545 第1楽章を弾きます(昔私も弾いた;笑)聴きながら考えをめぐらせるヨンラン。これは昔イナがよく弾いていた曲。二人めはモーツァルトのトルコ行進曲。演奏中に左手のミスタッチがあり、ヨンランは二人めがイナだと思います。どちらの演奏に感動したか、とハ教授に問われたヨンランは「演奏者の区別はつかないが、あえて言うなら2曲目に感動した」と答えます。2曲目の演奏者として舞台に出て来たのはジホ。イナだと思っていたヨンランは驚くばかり。一度も本心で自分に接しなかったヨンランにもう一度イナを捨てさせるため、わざと左手のミスタッチを入れたジホ。
ヨンランの選択でジホが後継者に決まりますが、納得できないイナは猛然と抗議。しかし審査員という証人がいるとはねつけて会場を去るハ教授。客席で見ているダミのところにいくジホ。
舞台に残されたヨンランはイナに謝りますが、信頼していた母親に裏切られたイナは自分を見分けられなかったヨンランを許せず立ち去ります。ジホを睨みつけるヨンラン。ジホもヨンランの本心とこれまでの事実がわかった以上負けてばかりじゃない、とヨンランを睨み返します。ダミは何がなんだかわからないままジホに手をひかれて会場を出ていきます。
自宅の部屋で荒れ狂いモノに当たり散らすイナ。部屋の前でイナに呼びかけるヨンラン。今は放っておくしかないとヨンランに言うナ女史。部屋の中と外で泣いているイナとヨンラン。
ダミ母がチェ弁護士を訪ねてプソン本社に来ます。チェ弁護士がヨンランがマンセを殺したことを知っていること、ドンヒがその証人であることをヨンランに明かしたらどうなるか、とチェ弁護士を脅して、録音機を手に入れようとします。そんなことは知らないと言うチェ弁護士。しかしダミ母がドンヒとチェ弁護士が共謀してビルを手に入れたことまで知っているとわかると、大いに焦ります。
ダミとジホは料亭で食事をしています。競演で勝ったのに元気のないジホが心配なダミ。「大丈夫」と言うジホ。「母さんに選ばれ、イナに勝ち、後継者にもなってこんなにうれしい日はない。イナは怒り心頭だろうが僕には関係ないから心配しない。」と言いながらも目に涙が溢れるジホ。「涙が薬になることもあるから我慢しないで泣けばいい」とダミ。自分は幸せだと言いながら涙が止まらないジホ。本当はイナのことが心配でたまらないジホをそっと抱きしめるダミ。
食事を終えた二人の帰り道。苦しむところばかり見せてゴメンとジホが言うと、つらいときにそばにいられることがうれしいと言うダミ。14年前最後に会ったとき自分のピアノ演奏を録音したテープを渡そうとした話をするジホ。あのあとも会いたかったと言うダミ。でもジホは思い出すと会いたくなるから思い出さないよう録音した曲を弾かなかったと言います。「僕は君が好きみたいだ」とダミに告白するジホ。おでこにそっとキスしたあと、くちびるにキスします。
ウジンはエルビン会長が昔ヨンランの恋人だったことを調べていました。なぜヨンランに正体を隠すのかと会長にきくウジン。会長は「ヨンランに復讐するために会社を大きくしたんじゃない。すべてを捧げた自分を徹底的に利用し殺そうとしたヨンランの心根が許せない。すべてを失っても復讐するんだ。」とウジンに話し、ウジンもよいパートナーに出会えたと答えます。
翌朝になってもイナは部屋にこもり食事もしないので、ヨンランが部屋に食事を運ぼうとします。出勤するジホがその様子を見ています。いつも通りに出勤しようとするジホにヨンランは「弟がこんな状態なのに図々しく家にいられるわね」と言います。「イナはこんなことでダメにならない」とジホが言うと、怒ったヨンランは手に持っていた食事のお盆を床に投げつけ、ジホに家から出ていくように言います。しかしジホは冷静に「僕の家だから出ていく理由がない。いくら遠ざけても僕はあなたの息子だ。」と言い返します。
ダミはバイト中も昨夜のジホとのキスを思い出しています。そこにイナから電話があり、話があるから食事をしようとダミを誘い出します。
出かけようとするイナにヨンランが話かけますが、耳を貸さないイナ。
ハ教授はジホに引退式をすると話し、自分の作曲ノートを渡します。ジホに渡せてうれしいと言う教授。ジホに国内で最も権威のある作曲コンクールに参加するようにと案内書を渡します。考えておくと答えるジホ。
イナに呼ばれたのでバイト先を出ようとしたダミのもとにジホが来ます。二人が話しているところにイナが来ます。ダミには僕との先約があると主張するイナ。ジホに「自分から何もかも奪ってまだダミまで奪うつもりか。僕の人生から消えろ。」と言い殴ります。その様子を離れたところで見ているヨンラン。対峙するジホとイナを見ているダミ。
12話終わり。
いやいや、イナの性格はどうしようもないっすね。自分が仕掛けた罠のせいでドツボに嵌まったにもかかわらず、さらにジホを逆恨みするってどうよ


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