今日は仕事をダッシュで終わらせて、大阪城ホールにFM802主催「Act Against AIDS LIVE in 大阪」を見に行きました。出演者は絢香、徳永英明、アンジェラ・アキ、平原綾香、aika、K、馬場俊英、KAN、BEGIN、Char(大体出演順;苦笑)でした。
内容的には一人2〜3曲程度で、KANちゃんまではみんなグランドピアノを使って、比較的アコースティックなバラード系の曲が多かったです。
綾香さんはオリジナルを2曲今風に歌ってました。
徳永さんはピアノ伴奏だけで「こわれかけのRadio」と中島美嘉の「雪の花」とオリジナルをもう1曲歌いましたが、会場がしーんと聞き入るいい歌声でした。
アンジェラさんもオリジナル曲でしたが私はぜんぜん知らないので(ごめんなさい)、一人でピアノを叩きつけるように弾きながら英語のような発音の日本語で歌うので歌詞の意味がよくわからなかった上に、歌ってる姿が怒ってるみたいでちょっと怖かったです。
平原さんは一度生で聴いてみたいと思っていた人だったのですが、「ジュピター」を低い音域と高い音域を使い分けながら見事に歌っておられたのに感動しました。MCは天然っぷりが全開で会場がなごみました。それから新曲のクリスマスソングを披露して、引き続きaikaさんを紹介したのですが、この方は平原さんの実のお姉さんだそうでびっくり。
aikaさんはカラオケでデビュー曲を歌いました。途中で女性のラッパーさんが入ってきましたけどあまり意味を感じませんでした(苦笑)で、その後姉妹でデュエットをしていたのですが、その歌声がそっくりで、FM802で生中継されていたのを聴いていた人はどっちが歌っていたのかわからなくなっていたかもしれません。ほんとうにお互いが高いほうを歌ったり低いほうを歌ったりとチェンジしていたのですごく歌が上手な姉妹だなと感心しました。30年後には由紀さおり・安田祥子姉妹のポジションにいてもらいたいと思います。
Kさんは韓国の方です。ピアノ弾き語りで自分の曲、ビリージョエルさんの「オネスティ」、そしてさらに自分の曲と3曲歌ってました。ビリーさん以外は日本語で歌っていましたが、アンジェラさんとかaikaさんよりも日本語がよく伝わってきました。「オネスティを歌います」と言った時には「えー、KANちゃんとキャラがかぶるやんか!」と思いましたが、KANちゃんみたいな完全コピーではなかったのでちょっとホッとしました。
馬場俊英さんは、ご自分以外にギター、ピアノ、打楽器の人を連れてきてました。長い曲を2曲。この人の歌声は好きなんだけど、私には歌がちょっとクドいんですね。もっと短くてインパクトのある曲なら好きになれるのにな〜と思いました。
そしていよいよKANちゃん登場です。お衣装は紺ブレ、赤のチェックのパンツ、白カッターに赤系のストライプのネクタイで、またまた腹話術の人形かと思いました(笑)ピアノがいつもと逆に置かれていたので、見ている私には違和感がありましたがKANちゃんはそれほど気にしていなかったみたいです。で、お辞儀をしてピアノに座ろうとしたときに客席から男性の声で「いーち、にー、さーん、KAN!」という声がして、KANちゃんがそれに向かってファイティングポーズをとって、会場が大爆笑になりました。その瞬間の顔がステージの左右上部の大画面に映されていたのですが、なんともいえない顔でした。で、あらためてお辞儀をして、まず1曲目は大阪のライブなのに「東京ライフ」でした。結構ミスタッチも多かったけど、やっぱりこの曲って聴いていて安心します。で、曲が終わってMCをはさまずにビリージョエルさんの「NewYork state of Mind」のイントロを弾き始め、歌うのかと思ったら最初のメロディにのせて「♪おとといの〜」だって!(爆)で、何もなかったみたいに「28日に東京ドームにビリージョエルさんを観に行きました。すっごくよかったです。大阪は来週やるらしいのでぜひホンモノを観に行ってください。私は高校生のときからビリージョエルさんが大好きで、ビリージョエルさんみたいな曲を作りたいとずっと思ってまして、いくつかそういう曲を作ってきたのですが、次の曲はレイチャールズさんとビリージョエルさんが競演している"Baby Grand"にあこがれて作った曲なので、その曲のイントロをくっつけて演奏します」と曲紹介をして、「牛乳のんでギュー」を歌いました。このセンスが素敵すぎます。そして最後に「一番新しい曲を歌います。世界で一番寿司が好き、じゃなくて、世界でいちばん好きな人でした、スミマセン。」と言いながらCDとは違うイントロから始まるセカイチでした。もしかするとピアノ弾き語りバージョンのセカイチって今日が初めてだったかも。で、「最後までゆっくり楽しんでくださ〜い」と言って、長いお辞儀をして楽しそうにステージを後にされました。ほんの短い時間でもちゃんとKANワールドを作り出すのを忘れないサービス精神がうれしいです。私の周りにいたKANちゃんのファンではなさそうな人も「おもろいなぁ」「ええ曲やな〜」「ええ人やな〜」と口々に話しているのが聞こえて、「フフン、せやろ。(ニヤリ)」と思いました。
続いてBEGINさん。1曲目は「涙そうそう」を歌い、歌い終わってから「やめとけばよかった〜。こんなにバラードが続いたら誰も聞いてくれん。」と嘆いてました。で2曲目を歌いだしてすぐに「やめようやめよう。しゃべろう。」と言って、子供に「命ってなんで大切にしないといけないの?ときかれたら”便所の電球”っていう。」と力説してました。そして最後に「三線の花」という曲を歌いました。
最後はCharさんでしたが、Charさんのサポートのドラマーが古田たかしさんでした!!1曲目はタクシードライバーの曲、2曲目はいかにもギターロックなカンジですごくかっこいい曲で、「時間があるから」と追加でコールアンドレスポンスのある曲をやりました。
最後に出演者全員のセッションタイムではBeatles の「All You Need is Love」をやりましたが、歌いだしをトチるアーティストさんが続出でした(爆)途中でKANちゃんがアリーナに降りて、アリーナ席を縦断してみんなにも歌うようにアピールしてました。なんかいつもそんなことしないのに珍しかったです。いつもならそういう場面でもクールなKANちゃんなのにね。そして曲の終わりをみんなに促されてKANちゃんのアクションで締めました。あんなに上機嫌なKANちゃんを見るのはほんとうに珍しい貴重なことだったので、遠くからだけど見られてよかったと思います。19時開演で終演したのは23時。もともと22時30分の予定だったけど、実に長い長いライブでした。疲れたけど見にきてよかったなぁ〜♪

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