
縦走二日目は、朝4時に小屋を出発です。まだ夜は明けておらず、ヘッドランプを頼りに急斜面を下ります。
あたりが白み始めた頃、雪渓が目の前に現れました。道標はここで途切れており、当然渡るものだと思い渡ったのですが、次の道標が見当たりません。ガスの中、道標を探し回ったのですが見つからず困り果てていると、別の登山者の声がガスの中から聞こえ大声でたずねると、雪渓を渡る必要は無かったのです。元に戻って雪渓沿いに少し下ったところに道標がありました。
しかし、ここでまたトラブル。アイゼンを外したら、靴のソールが剥がれかかっているではありませんか。予備の靴紐で縛って歩きましたが、しょっちゅうずれて、面倒でした。
それからは、奥大日岳・大日岳の頂上を経由し、終点の大日岳登山口を目指しひたすら歩くのみです。昼過ぎには天候も回復し、大日平の湿原ではニホンカモシカがすぐそばまでやって来ました。
やっとのことで大日岳登山口に着いたのは、午後3時でした。ザックをおろし軽くなった体で称名の滝まで歩き、マイナスイオンの冷風を浴び癒されました。
夜は、富山駅ビルの居酒屋で乾杯でした。



0