結構古い作品だったんですね。
スカパー結構良さげな宣伝してたんで見てみました。
アニメにCGを大々的に取り入れたってことで当時話題になったとか。
まあ、今のCGに比べると全然ですけど、でもなんというか味のある使い方ですね。
今みたいに難しいアクションはとりあえずCGで、みたいな短絡なものではなくて、CGを使った良い物を作るぞ的な雰囲気があります。
技術的な限界だったのかどうかはわかりませんが、あまり紙の絵から浮いていないし、無理してCG、CG、になってないので結構雰囲気は気に入ってます。
それと、OPの歌がいいです。
世界観を十分に表現している感じで、やさしくふわふわで主人公の雰囲気ともマッチしていていいです。
メロディも歌詞も、すごく素直に聴けるいい曲です。
「約束はいらない」 歌:坂本真綾、曲:菅野よう子、詩:岩里祐穂
だそうですけど、菅野よう子さんはいろんなとこで聞きますけど、ほんとにいい曲を作りますよね。
逆にEDが、、、あまりにもひどいものなので抹消してしまいたいくらいですけど。
で、内容ですけど、占いが得意でほんとによく当ててしまう普通の高校生、神埼ひとみが、ある日突然異世界に飛ばされて、そこでの戦争などに巻き込まれて・・・っていう感じです。
CMのイメージからするともっと神秘的な印象だったのですが、いきなりどろくさい感じです。
でも見ていけばだんだん神秘的なところも出てきて、おもしろくなりましたね。
異世界はダンバインのような、古い宗教的な衣装や組織体型とメカ、っていうやつです。
ありがちですが、大好きな設定です。
しかもその異世界とは、昔地球にあったアトランティス人が超技術によって人工的に作り出したものだったとは。
アトランティス人が確立した意思の力によって生み出した世界。
で、その力を利用しようとして運命改変装置?なるものを作り出したやつが居たりしてちょっとおもしろいですね。
普通科学や機械では説明できない操れない「運」っていうものをアトランティスの力で制御しようっていうなかなかおもしろい世界ですね。
主人公ひとみが未来を占うときに使うペンダントの宝石、実はこれは異世界のエネルギー源であるエナジストという石で、ひとみの想いを力に替えていたわけですね。
その想いの力で幾多もある未来から、「ひとみが想う未来」を引き寄せていた、と。
作り事のようなお話ですけど、ある意味当たってますよね。
強く想うことで、自分にわかることもわからないことも、自然とそうなるような行動をとることは、ありますから。
あるいは他人だってその人に影響されて、しらないうちに手助けするような行動をとるかもしれません。
強く想うことは、未来を変える(夢を叶える?)第一歩と言えます。
関係ないかもしれませんが、未来の出来事は予想できる(というか決まっている?)という説?があってですね、聖書(旧約か新約かは失念)の原文を数学的にピックアップしていけばかなり細かい事柄が予言されている、って
いう感じなんですけど。
実際それの解析した人の本を読んだですけど、素直に読んだらほんとにすごいです。
まあ、古代の文字は不明な点が多いし子音ばかりなのでどうとでも読める、っていう説もあるんですけど。
それてますけど、まあ時間軸があるとして、4次元世界なら過去・現在・未来は同一線上に同時に存在することになるわけで、そうなると実際には未来も過去もそんな区別はない、ってことになるんですかね。
実際歴史は繰り返してるしね。
ってまあ、時間を軸にした展開って好きなのですよ。
それと異世界。
ふしぎ遊戯とかラーゼフォンとかその他。。。
主人公ひとみの声優さんも、あのちょっとぶっきらぼうな言い方がすごくキャラに合っててよかったです。
本業じゃないのかな?
それとフォルケンさんも。
なんか舞台俳優さんぽい感じの言い回しですごくかっこいいです。
昔のアニメと現代のアニメのちょうど切り返しの作品だったのかな。
テンポもいいし、なんだかちょっと不思議な感覚のアニメでした。
(H17.8.2)

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