新しいホテルの朝食は1階のレストランのレストラン。バイキングスタイル。昨日までのホテルと比べると種類が少なめ。食後スカイプで中国へ連絡。
会場へは歩いて行ってみることにした。ホテルの目の前の道路を南に行く。大きな施設に突き当たる。この施設の向こう側が会場のはず。門番に「ハロー」と言ってガイドブックの地図を見せクイーンシリキットナショナルコンベンションセンターに行きたい旨を伝える。「おまえは日本人か」とガイドブックを見ていうので,「そうだ」と答えると,「OK,行っていいよ,でも遠いからそこのモーターバイクに乗っていくといいよ」と横を見ると数台のバイク。あいにく運転手が出払っていない。「じゃ俺が送るよ」とその若者がバイクに行き,後ろに乗れと言う。いくらだと訊くと20バーツでいいとのこと。後ろにまたがり彼のベルトを両手でつかみ風に吹かれて移動。5分もかからず会場へ到着。ホテルから10分ほど。やはり思った通り近かった。交通機関利用だとナナ駅まで十分歩き,BTSで1駅,地下鉄に乗り換え1駅で会場。乗り換えにだいぶ歩くので所要時間も20分くらい,トータルで30分かかることになる。料金はBTSと地下鉄ともに15バーツなので計30バーツ。
会場に着いて作品を見に行くが,まだ賞はついていない。日本からの審査員O氏に会い,作品制作上のアドバイスを受ける。上位の賞との違いは見せ方の問題だ,と。額面ごとに量を変えずに,単片1リーフ,使用例1リーフが基本。同居で1リーフでもいい。2種1リーフがあるかと思えば,同じ額面が2リーフあると,収集上簡単な額面で水増しして,収集上難しい額面は持ってないから2額面同居にしていると判断されるそうだ。私の作品の場合は逆に,難しい額面をたくさん,簡単な額面を省略しているわけだが,それはこの切手を少しでも集めた人が見たときにわかることであって,全く初めて見る人にとっては,額面間のアンバランスは「切手をもっていない」と判断される。その上で,何点中の1点とかの記述が続くと,本当かと疑ってしまうことになる。要するに知らないのではないかと審査員は判断するそうだ。
さらに,1種額面でスペースが足りなければ,なにも昭和切手1次から3次までこだわることなく,1次だけでゆったりと切手を配置したほうが上位の賞になる可能性が高いとのこと。要するに,国際展5フレーム8フレームに応じた作品の選定をするのが一番大事なこと。このアドバイスをいただいただけでもバンコクに来た甲斐があった。審査員の思考パターンを理解できたという意味で。他人がはるかに高度なことを試みても人は自分の判断基準でしか考えられないのだ。夕方には賞を貼るだろうとのこと。
コミショナーT氏に会い,私の賞を教えていただくが夕方賞が出るまでは公表できない。昼食を会場のフードコートで。インドビーフカレー。再び会場へ。歩き疲れたらフードコートでコーラ。ベンチで読書したりして,結局20時まで会場にいたが,賞の貼りだしは無し。地下鉄とBTS経由でホテルに帰る。一旦帰ったら,外に出る気力もなくホテルのルームサービス。グリーンカレーのポークとライスで170バーツ。セブンイレブンで買ってきたハイネケンビール38バーツ。
8540歩。

0