2008年10月19日(日)
朝7時30分に荷物を持って朝食会場のレストランに集合とのことで,郵便物を送るため,7時過ぎに部屋を出る。フロントで糊を借り,封をして郵便を送りたいがと言うと,郵便局の場所を親切に教えてくれた。妻を残して一人で郵便局まで行く。昨夜の散歩で位置を確認していたのである。駅のすぐ横。「錦州中央」表示の機械印が使用されていたが,多分ここであろうと思われた。
緑のポストに投函。ホテルに引き返す途中自転車で通勤する人が多いのに驚かされた。錦州ではまだ車より自転車が主流のようである。7時30分から朝食。バイキング形式。コーヒーがあったのはいいがコーヒーカップがない。コップで飲む。
8時にバスで出発。海辺の方面に走る。着いたところは「毛(たけかんむりの毛)架島」。遼東湾に浮かぶ小島だが,潮の加減で島まで歩いて渡れる砂洲が出現するらしい。でも時間が合わず,モーターボートで渡る。島に着き,島内観光。仏教や道教,儒教を統合した思想らしく清代末期に作られた石塔に仏像などが安置してある。ここも観光地としては最近整備されたらしい。中国では観光産業はまだまだこれからの分野のようだ。ここも日本には紹介されていない観光地。対岸にコンビナートが建設されているのがいかにも現代の中国の風景らしい。再びモーターボートで帰る。
錦州はこの海岸地帯にマンションの建設が進んでいる。ロシア風のマンションや,近代風のマンションなど。妻が広告の看板を見て,1平米1500元からと教えてくれた。2万円代である。100平米でも200万円代からということになる。長春の数分の一である。海岸の埋め立ても進んでいるらしく,中国で一番長い人口の砂浜も作ったらしい。ちょうど日本の江ノ島のような雰囲気,と言われたのはS先生。
昼食は,近くのホテルで海鮮料理。食後,海岸の露店とバスで数分の市場で買い物。特産のカニを何人もの方が買われていた。
12時30分に出発。高速道路に乗り,長春を目指す。途中の高速で車がストップ。渋滞である。30分経っても動き出さないので,若手職員が歩いて先のほうまで行った。2時間ほどじっと待つ。連絡があり,路肩を移動。高速の出口付近で大型トラックが停まっているのを横目にして,下の道に抜けた。大型トラックは高速の復旧を待って動き出すつもりらしい。その後下の道を行き,高速の入口を2箇所行ったが,不通。3箇所目で高速に載ることができた。先には1台の車もなく,対向車線は数キロの渋滞。途中のサービスエリアで食料の補給。
結局,宿舎のホテルに到着したのは22時近く。10時間ほどバスに乗っていたことになる。3時間ほど渋滞で時間を費やしたのだ。歩数16256歩。

0