2008年10月4日(土)
昨日は歩数はそれほどでもなかったが,山歩きで疲れた。
今日は北京最後の日だが,飛行機が23時10分発なのでゆっくり起床。11時30分にチェックアウト。まず,天壇公園。地下鉄で2駅なので3輪バイクタクシーと交渉するが遠いから駄目だという。仕方ないので,地下鉄で。到着後すぐ昼食。地下鉄駅の向こう側にKFCがあったので行く。欧米系の外国人が多数。天壇東門から入場。入場のみ15元,拝観料込みで35元。拝観料込みのチケットを購入。東へ向かい祈念殿へ。これは8月発行の日中友好条約30周年記念切手にも描かれているので,今回特に行きたかった場所であった。祈念殿の内部は行列が幾重にも取り囲んでおり,並ぶこと数十分でやっと観れた。外装の修復が終わったばかりらしく鮮やかな色がよみがえっていた。この公園は故宮の面積の4倍の広さがあるらしく,歩くのにたいへんだった。北京はどこも広い。
途中少し小雨。南に進み,回音壁。これは円形の壁の中から音が反響するように設計されているらしい。あちこちで大声で叫ぶ声多数。もちろん我々も叫んでみた。中央に皇穹宇という円形の建物。さらに南へ行くと園丘。ここから皇穹宇と祈念殿の二つの建物を望むことができる。これらの円形の建物は遊牧民のパオを連想させ,騎馬民族の清王朝と関連に想像を馳せた。これで拝観のできる建物は終了。南門の前まで来て,出そうになったが地下鉄駅に戻るためには東門に戻る必要がある。並木道を東へ行きさらに北へ。遠い。
次にどこに行くか地図を見て,近くに古玩城があったので北京で初めてタクシーに乗った。14元で到着。なかなか立派なビルで敷居が高い。ディスプレイもデパート並みで,いままで訪れた長春や瀋陽,大連と違った雰囲気。結局上の階までエスカレーターで行ったが郵票はなかった。
その後,初日にじっくり見れなかった天安門広場に行くことにして入口の警備員にバス停教えてもらう。始発のバス停があり,やって来た連結バスに座って天安門東に。天安門広場に入るには手荷物検査がある。天安門広場は世界最大の広場というだけあって広い。50万人収容できるそうだ。2日と違い少な目の人出であったがそれでも数万人はいそう。報道によると,北京は10月1日の人出が38万人で,今日,北京駅から12万人,北京空港から19万人が出発するそうだから,31万人の旅行者がいたことになる。
式典があっているらしく,軍の制服の集団。共産党59周年の大きな文字。中央にはなぜか孫文の写真。広場の南に毛沢東記念館があるが午前中のみの公開ということで閉まっていた。地下には毛沢東の棺があり見学者は見ることができるそうだが,決して立ち止まってはいけないらしい。こう考えるとこの天安門広場自体が巨大な陵墓といえそうだ。中華共産党王朝の始祖の陵墓である。
夕方になって暗くなったので,ホテルに預けておいた荷物を取りに帰る。途中夕食を。
従兄弟の友人の旅行会社の人から教えてもらったとおり,方庄というところまでタクシーで行き,そこから北京空港までのシャトルバスで向かう。16元×2。19時50分出発で40分ほどで到着。21時10分搭乗手続き開始。22時40分搭乗。23時10分出発。15時前に長春空港から市内行きのリムジンバス。20元×2。実はリムジンバスに乗るのは初めて。いつもタクシーでばかりだったのだ。タクシーは昼間60元,夜間100元だから,昼間3人,夜5人だったらタクシーを使ってもいいということになる。
新居の近くに到着したが荷物があるのでタクシーで。5元の距離。26時過ぎ到着。歩数24325歩。

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