2008年10月3日(金)
ここ2日のハードな歩きで持病の腰痛が出てきた。今日は休んで明日万里の長城へ行ったがいいと妻。しかし明日の天気予報では雨。なんとか出かけることにした。5号線の雍和宮で2号線に乗り換え,積水譚(譚のゴンベンをサンズイに変えた字)で下車。徳勝門から八達嶺行きのバスが出ているというので探す。919番。途中偽装の919もあったりして,公交の正規のバス出発場所を探す。結局,徳勝門の北広場から出ていた。ものすごい行列だが,意外にスムーズに進んでいく。40分ほど並んで10時30分出発。他の番号の入ったバスであるが,特別に駆り出されたもの。座席が少ないので立ち席でもいいという人を詰め込み,出発。途中高速を走り終点までノンストップ。車内で料金を払う。12元×2。12時には到着。
バスが着いたところのトイレは満員。女性用は長蛇の列。妻は諦めて出発。ロープーウェイがあるらしいので探す。そこに行く途中トイレがあり,こちらは並ばずに入れて大喜び。
さて,ロープーウェイは前後3名計6名の定員。往復60元,片道40元だが,入場料45元も必要。片道で下山しながら歩くのを選択。下りは簡単だからだ。2名計170元。あっという間に最高峰の砦である北8号近くに到着。我々は北8号に登らず下山。丹東の虎山長城を散々歩いたのでもう歩かなくてよいという判断。下山は長城の上でなく,頂上の外を歩くらしい。武装警官が列を乱さないように見張っている。北7号の砦で上に登り記念写真。途中から滑車というレールの上を連結して下るもので下山。30元。その下がみやげ物売り場。昨日変えなかったパンダのぬいぐるみをもっているおじさんにどこで買ったの,いくらだったのと訊くと,その先の店で35元だったよと答えてくれたので,そこへ行き値段交渉。負けてよというとあっさり25元。私だったら20元になればいいなと思うところだが,妻がさらに交渉して15元で購入。想像もつかない料金交渉。10元均一の店で大きな重いレリーフを購入。「不到長城非好漢/長城に至らずんば好漢に非ず/万里の長城に達しないものは立派な男ではない」と毛沢東の漢詩に詠まれているので有名な長城。この漢詩は蒋介石を相手に戦う決意を詠んだもので暗に蒋介石を念頭においたもの。結局蒋介石は長城に到ることはなかったからだ。私も少しは好漢になれただろうか。
あなたこれどう?と妻。記念メダルに日付と名前を刻印。5元。金メダルはあまりにも安っぽいので,あえて銅メダルで。あとは探し求めていた手ごろの首枕。けっこう買い物をした。
さらに下に行くと行列。919番の帰りのバス待ちらしい。15時から待ち始め,15時30分頃乗車。割り込みされないようにスクラムを組んでいるのがおもしろい。途中で割り込んできた男女3名の若者は係員から大声で注意されていた。でも隙あらば割り込もうとするので,最後尾まで連れていかれたようだ。
帰りのバスは今度は空調バスで行きより上等。でも運賃は同じ12元×2。17時過ぎに元の徳勝門に帰って来た。地下鉄で来たとおりに2号線・5号線と乗り換えてホテルに帰る。夕食はホテルで休んでから外出するつもりだったが,億劫になり妻が近くの店で料理をテイクアウトしてきてくれ,燕京ビールといっしょに食べた。料理は全部で15元とのこと。歩数13360歩。

0