暑くて暑くて湯だってしまいそうだった夏も、終わりに向かってきた感があります。
ぺたぞうは、夏の一大イベント
「国際鉄道模型コンベンション」が終わって気合が抜けたようで、少々へたばってお布団に転がっております。
忘れずに、われわれカメたちの水も変えてくれました。
そういえば、脱皮しました。われわれミドリガメは頻繁に甲羅の表面が甲羅1枚ずつ剥がれ、脱皮するのですが、今回、背中側がいっぺんに剥がれたのをちびぺたが拾ってびっくりしておりました。
余談はさておき…。
今年も、国際鉄道模型コンベンションさんから、
「鉄道模型に熱中する旦那さんから放っておかれた奥さんとお子さんの受け皿をよろしくお願いします(意訳)」とのオファーを受け、10m四方の場所をもらったぺたぞう。
直前までどういうレイアウトにするか悩んでいたようですが、昨年は、「プラレールにできることをぜんぶやる!」という目標で、モノレール島やチャギントン島、プラロード島など、どちらかというと平面的な展開をしました。
今年ぺたぞうが考えたのは、一畳プラレール8つを建て、その天辺を全部線路で結ぶ、という
「プラレールにしかできないことをやる!」というテーマ。
その計画を心に秘め、8月15日にビッグサイトに集合しました。
当日は酷暑。さらに例によって搬入路が開いている間は冷房が効かないので灼熱の設営です。
まずは、アシスタント業が板についてきた留年高専生こと
「寅さん」と、多摩のベテラン丸めがねプラレーラー
「空転」さん、そしてなぜかいじられキャラ道一直線から外れることができない
「トミプラ」氏が、ぺたぞうの指示の下、レイアウト台の内側の空間に座り込んでなにやら始めます。
一畳プラレールを8個作る今回は、それぞれが担当を自己責任で行う分業になります。
なので、まず最初に、
「ナナメモチーフでは、どこに橋脚を置くことができるのかの図」を、実際にレールと橋げたを使って作っていたのです(笑)

(完成した橋脚図)
その周囲では、とにかく日本語が通じないためすべての議論が暖簾に腕押しになることで有名なプラレーラー
「そーなん」と、ご存知プラレールの走る喫茶店プラたく店長の
「たっくんぱぱ」さん、そしてコミュ障への曲がり角を絶賛全力カーブ中、みんながあわてて引き戻しに躍起なインドア少女
「びおちゃん」が、8個連結した地下レールを物差しにして、8つの一畳プラレールの正確な位置を決めていきます。
レポートしているのは、情緒あふれる大人のレイアウトで有名な
「大人プラレール」の管理人、
「こう」さん。
肝心のぺたぞうは、ビックサイトに入り込んだ蝶々を激写して一人で喜んでいます。
さて、橋げた図とグリッドあわせが完了したら、それぞれが一畳レイアウトの作成に入ります。
そこでやっと動き始めたぺたぞうは、びおちゃんと一緒に一畳プラレールの構築開始。
レイアウト全体の点対称位置では、もはやぺたぞうの手法を熟知した
「さわ」さんが、ぺたぞうのレイアウトを点対称コピーしたレイアウトを制作。
ところが、さわさんが一人で設営しているにもかかわらず、ぺたぞう側ではびおちゃんが、ぺたぞうの置く橋脚に対して次々とレールを設置し追いかけてきます。
けいぷら用語で言うところの
「橋脚で会話する(…次にどの位置にどのレールを置くべきかを、リード側が橋脚を置くことでフォロー側に伝えるという無言の情報伝達)」が設営参加2回目にして完璧にできている「びおちゃん」にメンバー感心。
中央では、
「びおちゃんママ」と
「わかば」さんが橋脚を2個、3個のセットにとにかくつなげるという作業を延々と続けています。
実はベテランプラレーラーの
「miwa」さんとその奥さんの見事なコンビの設営時間短縮術を参考に、寅さんとぺたぞうが実証したところ、けいぷらにおけるプラレールの設営時間の2割〜3割が
「橋脚を組み立てている時間」であることがほぼ確実な状況となってきています。
それを知っているわかばさん、使いやすいサイズに橋脚をつなげておいてくれているのです。このため、作業がどんどん進みます。
(つづく)

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