さて、翌朝。

(中央のヒンジ部分のひな壇構造とその下を通過するグランドガイナー)
会場まで3時間。未完成の右側路線を、ぺたぞうとせーじさんがつなげようと必死で設営にあたります。
とりあえずぺたぞうの指示で10階建てのレイアウトをあっというまに組み上げるせーじさん。これで、10階でヒンジ側に接続可能となるので、ぺたぞうが担当するヒンジ側の作成に入れます。
そして、そのあとはせーじさんは3階以下のレーンを繋ぐ作戦に従事。
ところが…。
せーじさん:「一本邪魔してる線路がある。これがなければ全部上手く行くのに。」
ほぼらせん状に上がっていく10階建てのタワーの中に、別部分から合流していくというレイアウトを作成中のせーじさん。
しかし合流直前にその手前を横切る線路が通っており、うまくタワーの中に入れないのです。
せーじさん:「この邪魔な線路、何処につながってる…?あれ?ここで切れてる??」
ぺたぞう:「ああ、寅さんが制作してて、最初はメインループだったものを途中で引込み線に性格変更した線路ですね。」
せーじさん:「と、いうことはここを通る必然性はないのでは?」
ぺたぞう:「そうですね…。もともとループさせる前提だからここを通っていた…なんていうか、盲腸というか、尾てい骨というか(笑)」
せーじさん:「それが邪魔して全体に問題を与えてるのか…。虫垂炎だな…(笑)」
【新・けいぷら用語】虫垂炎:計画倒れした路線構造が他の構造に影響を与えること(笑)
せーじさん、うでまくり。
せーじさん:「よし、これから虫垂炎手術します。倍直。」
ぺたぞう:「はい、先生。」
せーじさん:「汗。」
ぺたぞう:「はい、先生。」
せーじさん:「これは…結局10段のループを全部崩すしかないな…。」
ぺたぞう:「はい、先生。」
というわけで、思いのほか大手術となった虫垂炎手術。10段全部の坂の位置をずらすため、10段ループを最初から構築しなおしとなったのでした。
しかし名医せーじさんの高速オべで虫垂炎は完治。
みごとにレイアウトはつながり、公開時間となったのでした。
※ちなみに、本来の右側レイアウター寅さんは寝坊で遅刻(笑)

(全景)

(全景反対側から)

(赤いひな壇構造)
今回一般公開に来てくださったのは、大部分がプラたくに行って運転会のことを知った、というお客様。新規のお客様がたくさんです。
いつもの「赤いアメーバ軍団」は久里浜の一般公開に行ってからの参上。それまでは久里浜に行かなかったタマちゃんがひとりで良いお兄さんっぷりを発揮していました。
いつもどおり濃かったですが。
そんなタマちゃんとチャレンジしたのが、ぺたぞう所蔵の赤い103長大編成。
何両あったのかぺたぞう自身もわかっていませんでした。
もちろん、まるっきり曲がりきれずに脱線。

(ぺたぞうお気に入りのぐにゃぐにゃ構造)
ちびぺたのジェームスは、ぐらぐら貨車を長大編成で引っ張ります。
これが、蛇がのたうつように走るので気持ち悪い!(笑)
また、夕方には赤いアメーバの「poke」くんに、コンテナや貨車を使ってヤードをデコレーションするようにどういうわけかけいぷら全員から指示(笑)
赤いアメーバの「雷渡」さんから実際のヤードの路線配置図を託され、がんばってヤードを再現していました。

(写真を撮るお兄さん)
そんなわけで、初めてのチャレンジでしたが長大編成がそこそこ上手く走り、また知見を得ることもでき、成功といえるレイアウトになったのでは、とぺたぞうは喜んでおりました。

(スカイツリーももちろん立っていました)

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