ある昼さがり、るきさんがちびぺたとお昼寝していると、会社のぺたぞうからなぞの電話がかかってきました。
るきさん:
「はいはいこちらちびぺた事務所。」
ぺたぞう:
「ねえねえ、高崎ってどこ?」
るきさん:
「日光のほう。」
ぺたぞう:
「…確かにうちから見れば同じ北だね。」
るきさん:
「ギョウザ?」
ぺたぞう:
「場所聞いてるの。」
るきさん:
「イカ温泉。」
ぺたぞう:
「伊香保温泉。」
るきさん:
「それそれ。」
ぺたぞう:
「まあ、とにかくなんとなくわかった。ありがと。」
しかしるきさんはピンときました。
るきさん:(ぺたぞうさん、高崎のほうで、プラレールのイベントを頼まれたな…。)
そして早速、観光案内を見始めるのでした。
さて、ポーチで建築中の「3つのらせんプラレール」は、橋げたテストをクリアし、とうとう建築開始です。
まさに「3つのらせん」というべき写真。この写真を見るとわかるのですが、今回はなんと、「3台の電車が同時に走れるレイアウト」なのです!
これまでモノレールをいれたり、往復プラレールをいれたりと、基本的にレイアウトには複数の電車が走っていましたが、どれも「サイドメニュー」であり、メインのルートは一本でした。今回は、これを3本の線路がすべて、下から上までつながっているように作り上げるのです。
これはこれまでにない難しいレイアウトになります。
ある程度までらせんが完成したら、らせんを構成するレールをチェンジ。
しかし、ただおのおの隣に移動するだけでは面白くないので、ぐるっとまわって逆側に移動するように変更します。
すると今度は3本あるレールが、各々の上下を阻みます。そのため、それぞれのレールの高さをいろいろと調整…。
ようやくそれぞれが目的の、「次のらせん場所」にたどりつきました。
これはかなり難しいレイアウトになりそうです。
そしてその夜…
ぺたぞう:「ただいまー。」
ちびぺた:「ぷごっ」
るきさん:「ぺたぞうさん、高崎にはあんまり観光地がないらしいのです…」
ぺたぞう:「…もう調べたんだ(笑)」

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