夕飯後ののんびりした時間。
るきさんは、趣味のお裁縫のネタを探してネットサーフィン。
ぺたぞうは、暖房であったかーい部屋でパンツ一丁で寛いでいたところから、ズボンと防寒着をせっせと着こんで、ポーチに出て行きます。
ぺたぞう:「昨日思いついたのを試してきます。」
るきさん:「いってらっしゃーい。」
そしてつくったのがこれ。
中央の2ラインが、S字の関係性にあることに気がついたのです。
それぞれこの形のS字が、左右に2本ずつで合計4本設置できました。
いい感じの密度になってきました。
ぺたぞう:「ただいまー。」
写真を撮って、お部屋に帰ってきたぺたぞうはまた
パンツ一丁になって寛ぎながら写真を見ています。
すると…
ぺたぞう:「………あれ?ここってもしかして!」
ぺたぞうはせっせと
ズボンと防寒着を着込みます。
るきさん:「どうしたのですか?」
ぺたぞう:「試したいことがあるの!」
そういうと、ダッシュでポーチに出て行き、今作ったS字のうち、内側の2つを解体して、中央に円を設置し始めます。
ぺたぞう:「やっぱり!ここに干渉せずに円が設置できるんだ!」
今回のレイアウトは、横に3本のながーい楕円が、ナナメにずれた位置関係で設置されているレイアウトです。その3本のうち、真ん中の楕円の、さらに真ん中のポイントだけは、他に干渉せずに円が置けることに、写真をみているうちに気がついたぺたぞうでした。
ぺたぞうは写真を撮ると満足して部屋に戻り、
パンツ一丁になります。
るきさん:「何かいいレイアウトができたのですか。」
ぺたぞう:「うん………ちょっと待てよ…?」
また、撮って来た写真を見つめて考えこむぺたぞう。
ぺたぞう:「あれここにS字もういっこ入らないか…?入るか…?入るよなあ…?」
るきさん:「ぺたぞうさんどうしたのですか?」
ぺたぞう:「俺って天才!」
ぺたぞうはそう叫ぶと、
ズボンをはいて、防寒着を着こんで外に飛び出します。
そしてつくってきたのがこれ。
さらに円の中央に、S字の入り込む隙を見つけたぺたぞう。
最初のS字は、2つのズレた楕円間を行き来するだけですが、今回のS字は大きな意味があります。90度カーブのS字は、方向転換に使えるのです。
今回のレイアウトは、方向転換を組み込めるポイントが少ないことが悩みのレイアウトでしたので、この折り返し可能ポイントは大きな価値があります。
しかも左右の45度楕円が持っている折り返しポイントと、逆方向だというのはまさに完璧。これで、レイアウト内部で一本のライン上を、右から左、左から右と、レイアウトの途中で方向を切り替えたり戻したりできるようになるのです。
複雑なレイアウトを作るためには在ったほうがよい重要な組み合わせです。
このポイントを見つけたぺたぞうが大喜びしたのも頷けます。
橋げたテストも佳境に近づいてきました。
これだけの密度で、一筆書き可能なレイアウトができそうな感触に、ぺたぞう大満足です。
るきさん:「天才は何度もパンツ一丁になったり防寒着きたりはしないのですよ」

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