ぺたぞうが今の一畳プラレールレイアウトで気に入っていないことのひとつは、外側を走る新幹線レイアウトと、内側の一畳プラレールに相関性がないことです。
途中で中を通ってはいますが、基本的にはまったく無関係。
だから、橋げたの位置もまったく関係なくずれています。
しかし、なんとか関係させていきたいぺたぞう。
そうすれば、面白いレイアウトになることは間違いなしです。
そして、しばらく考えたぺたぞうがまず取り掛かったのは、橋げたの位置を合わせること。
こうすると、無関係だった位置が、現在のプラレールとプラロードのような、直線レール半レール分だけずれた関係になります。
いざ何かを設置しようとしたときに、非常に設置しやすい関係です。
橋げたの位置を合わせるためには、高架ステーションの位置も若干なおし。駅を反対に向けて、レールの接続位置を調整します。
こうして、橋げたの位置あわせは完了。
すると、今まで富士山が置かれていた地面が多少ひらけます。
ここに、ぺたぞうはちょっとチャレンジしてみることにしました。とりあえず仮に中古で手に入れてきた曲線プラロードをつかって、駅前ロータリーを作ってみました。
今度新しいプラロードを買ってきたら交換します(本当はあんまり中古は好きではないぺたぞう。橋げたは異常にお金がかかるので仕方なく中古ですましているのです。)
さて、こうなるとこの先がだんだん見えてきます。
次は楕円になってしまっているモノレールの改造にとりかかろうとたくらむぺたぞう。
ちょうど今位置を合わせた新幹線レイアウトの橋げたをつかってモノレールレイアウトを拡張できないか、悩み始めます。
しかし、半レール分だけしかはなれていないので、カーブレールを駆使してもうまくその位置にレールを持ってくることができません。
次に、半レール分だけずれているのならば、半レールを間に入れてやればいいのではないか、と考えたぺたぞう。しかしだめです。一畳プラレールのもっとも一般的にして最大の問題、橋げた。半レールしか移動していないと、正規ルートのカーブレール用橋げたが邪魔になって、半レールずれたところにカーブレールを設置できないのです。
なやむぺたぞう……。
疲れたぺたぞうはいったん居間にもどってきて、るきさんと一緒にたくさんのおとうさんプラレーラーさんたちのページをながめていました。
困ったときには世界あまたのプラレーラーさんたちのページをみれば、きっと答えは載っている…。
すると、一畳プラレールにきてくださる常連さんの一人、「まさ」さんがモノレール用坂レールを手に入れたらしい情報が。
そうそう、あれって、モノレールでなく、普通のプラレールとして使うと、半レール分だけレールを横にずらすのに使えるんだよねー。つまり、橋げたの高さは半レール分だということだね〜。
などと考えていたぺたぞうが、ぱたっと止まりました。
不審に思って覗き込むるきさん。
ぺたぞうの目の前で手をふってみますが、反応がありません。
しばらくそのまま。
そして、るきさんが飽きてお昼ご飯の支度にとりかかろうとしたとき、突然ぺたぞうは立ち上がると、プラレール部屋に走っていきました。
そして、作ったのがこれ。
そう、坂モノレールが普通のレールとして使うと横に半レールぶんだけ移動できるのならば、普通の坂レールをモノレールとして使えば、モノレールを横に半レール分だけ移動できるばず!!
ぺたぞうはそれにひらめいたのでした。
そして、新幹線レール上にモノレール橋げたを積み重ねて、坂レールでずらしたモノレールを設置。これでモノレールは楕円ではなくなります。
こうしてモノレールレイアウトの複雑さが増してきた一畳プラレールレイアウト。
ぺたぞうは非常に満足げな表情をみせております。
こうして少しずつ改造していけるのが、「常設」プラレールの醍醐味。
しかしぺたぞうは完全には満足していません。
同じくプラレーラーの「なな☆」さんからいただいたアイディアを実行に移すべく、着々と準備を整えていたのです…。
つづく。

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