書くことが苦しい気持ちからの逃げ道になることも
私にはあります。しゃべることが逃げ道になることも
あります。哀しみの石を抱え込んで座っているのは
辛くて、でも第三者には何もできない。
書く、読んでもらう、しゃべる、聞いてもらう。
今朝1:00過ぎ、たらちゃんが突然旅立ってしまいました。
前日まで普通に見えたのに、体の中では異変が進行して
いたのです。拡張型心筋症、純潔種にみられるというのに
うちの子は雑種、どうしてこんな恐ろしい病気に・・・とは
考えてもせんないことです。
9年間、たくさんの幸せをくれました。
夫婦の会話もたらちゃんの話が多く、いつも空気を
癒す存在でした。
小さくても言葉をしゃべらなくても大事な大事な家族でした。
これからも家族です。でも私たちの目には見えない存在に
なりました。
2年ほど前、ネグレクトのワンコの看取りに関わった時
面会にいくたびに、これでもかというほど涙が出て
感情がボロボロになった私をたらちゃんはちゃんと
見ていた。
「Oyaには介護は無理だねぇ。わたちも弱っちいから
投薬、検査、治療、入院の繰り返しにはきっと耐えられない。
だから、突然の旅立ちにしたよ」と言われたような。
妄想と言われればそれまで、でも優しい子だから
そういう形を取ったと思えてくるのです。
おとといまで食後は私の膝でぐっすり眠って、
夜は枕の上で一緒に眠って
夫に抱っこしてもらって「ダンス」させると
いつもうっとりと幸せそうな顔をしていました。
尽きない思い出の一部です。
「ありがとう、たくさん愛を返してくれて」と
いう言葉しかないのです。
ただただ、ありがとうという気持ち。
眠れない夜が続きそうで薬をもらってきました。
突然すぎて、逝ってしまった時から数時間は
何も感じなく涙もでませんでした。
夫は素直に感情がでる人なので、号泣していても
私は涙がでない。なにがなんだかわからない。
明け方になるまで、たらちゃんと話をしていて
だんだんと泣けるようになりました。
一杯泣きました。
朝になって、里親サイトの方やシッターでお世話に
なった方や、たらちゃんを知っている人たちに
連絡して、たらちゃんのことを今日少しでも
思って欲しいとお願いしました。
ネグレクト犬ぷっちの時もお経をあげにきてくれた
友人の僧侶、妙玄さんが予定をやりくりして
お経をあげに来て下さいました。
たらちゃん、大好き。大好き。
さよならでなく、またね。
時々、「来たよ!」というしるしを
私にちょうだいね。
鈍感な私でもちゃんとわかるように。


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