今年からよく読ませて頂いているとあるブログがあります。
ブロガーの”なおさん”は占星術をたしなむ方ですが、
それを生業としているわけではないようです。
哲学の教師?かな〜なんて想像してますが、プロフィールは
ミステリーです。
なおさんは星の動きと絡めながら、世の中の諸事を
考察していて、それが私のような”なんちゃって系”
ではなく、論理がきっちり通っていて非常にインスパイア
される内容なのです。
「オポジション日記」
http://mougenshi.blog137.fc2.com/
オポジションとは占星術の用語では180度のこと。
ホロスコープの円の対角にそれぞれ位置する2つの
天体はオポジションの関係と言います。
対側の相手の異なる要素と出会うことで、葛藤を経て
自分自身が変容し成長していく。
オポジションの醍醐味はそこにあるといえるでしょう。
(蛇足:そういえば結婚はオポジションの試金石とも言えそうだ)
昔はいわゆる「凶座相」と言われてましたが
最近はむしろ使い出のあるアスペクトという解釈が
主流だと思います。
このブログの最新記事がまたとても示唆に富んだ
内容だったので、少し私自身の感想を書いてみます。
比較的長い記事なのですが、キラーフレーズを抜粋。
以下引用
教育の第一の目的は
「自己の主体性を抑制し社会に順応する
ための手法を学ぶ」ことにあります。
確かに、こうした順化教育は社会生活を営む上では非常に
重要なのですが、もしも「主体性を維持し発展させる手法」と
言う別の教育も同時に平行して受けることがなければ
「教育を受ければ受けるほど主体性を喪失していく」のは極めて明確です
その意味で学校は、素直な羊の群れを生産する場所となりがち。
「教科書に書いてあるんだから正しい」と思って育てば
「ニュースが(新聞が)伝えてるんだから正しい」
「政府がそう言ってるから正しい」と鵜呑みにする。
まず疑問を持たないし、持ったとして自分で情報をとりに
いくのもめんどくさい。情報の海で選択する力もない。
自分の頭で考える習慣のない群れを率いる羊飼いは
日本ではマスコミなのですね。
3.11からそれがはっきり分かった人と
依然として羊飼いの指示待ちの人と二分化したのでは
ないでしょうか?
私も主体的かと問われると、自分の頭で考えない
教育をうけてきた人間ですし、先生や学校をそんなに
否定しないで生きてきました。
ただし、集団行動が苦手なので学校は楽しいというより
息苦しい場所で、逃避しがちでしたが。
再び引用です↓
私達日本人が如何なる事があっても従順な羊であり
続けられるのは特に戦後の日本の順化教育システムが
多大な功績を果たしたのは間違いがありません。
こうした学校教育制度の元で、更に親からも
「あーしなさい、こうしなさい」と同じ様な
順化教育しか受けずに、お利口で育ってきた場合には、
自分が気が付かないままに立派な羊に成っている
可能性が極めて高いでしょう。
むしろ人生の何処かで落ちこぼれ、順化教育による魔の洗脳から
逃れることが出来た人達の方が、遙かに高い確率で主体性を
維持できていると思います。
欺瞞の構造、たぶん長大な流れに逆らわない方が楽なのです。
でも流れていればなんとか生きていけた時代は終わり。
一度気づいてしまったら、知らなかった過去には戻れません。
今回もなおさんの記事に刺激されて、今日の私のブログ
いつもよりはるかに真面目モードで書きました。
情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考える。
めんどくさがらずに自分の体を使う。
自分とは違う個性をもった人たちと交流して感性を磨く。
心ふさぐニュースが多い中でも希望と笑顔と前進を。
FORWARD!オバマさんも言ってましたね。
去る者追わず、すべての変化は必然。
あ、ちょっとお坊さんのような心境になってきました。


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