すっかり映画づいちゃってるおやたです。
シネスィッチの金曜900円をねらっているうちに
最終日となってしまいすべり込みセーフでみてきました、
「シスタースマイル・ドミニクの歌」
わたしら世代なら一度は耳にしたことのあるあのメロディー
「ドミニク、ニック、ニック〜♪」
なんと、エルビスやビートルズと同時代にビルボードNo.1
ヒットになった歌を歌った修道尼の人生。
実話に基づいて作られた映画です。
主人公ジャニーヌは母親の価値観の押し付けに辟易して
両親の元から逃げ出して修道院に入るんだけど、
自由を求めて修道院?ってここからして疑問。
1950年代ー1960年代にしても、それしか選択肢はなかったのか?
最初から主人公の衝動的でよく考えずに行動する性格が
見えてくる。そして思ったとおり、戒律づくめの生活に
なじめず修道院長に平気で反抗するわ、
とにかく「あたしはやりたいようにやる」
「No one can control me!」ってタイプの女性で、
たいていの日本人は共感できないでありましょう。
「ドミニクの歌」がヒットしたのも、謎の尼さんが
歌うというシチュエーションがあってこそなのに
「黄金のピル」などというカトリックを敵にまわす
歌を歌ってしまうという。あーあ・・・
この人には要領よく立ち回ることは不可能。
修道女じゃなければピルの歌も全然問題じゃないでしょう。
でも彼女の歌手活動は「シスター・スマイル」の枠の中でこそ
許されたもの。(印税は教会へ入るという契約)
縛りがかかるとジャニーヌはすぐその場を飛び出す。
「もう嫌!やめてやるっ」
そしてお決まりの下り坂人生。
アート学校→アフリカ伝道→修道女→歌手
目指すものは変わり続け、どこに行っても
我慢や妥協はなく。アーティスト気質と言ってしまえば
そうなのかも知れないが、生き方がぶきっちょ過ぎる。
こんな人のホロスコープってどんなんだ?
調べてみました。
ジャニーヌ・デッケルス 1933年10月17日ベルギー生まれ
出生時間がわからないので月の位置が確定できず。
太陽と冥王星は90度。やはり・・あまりにもやはり・・・
太陽と天王星は180度。
太陽は天秤座、天王星は牡羊座、冥王星は蟹座。
活動宮のTスクエア、がっちゃがちゃ、やりすぎ。
射手座で火星と金星が合。衝動的に動く感じと目的の
移り変わりがここにでているのかな。
この火星・金星ユニットは心の傷キロンと180度。
射手座と双子座、柔軟宮の揺れ動き。
リリスが海王星と90度。
うーん、セクシャリティの混乱はここかな。
唐突ですが横山剣さんの1107(いいおんな)を聞いてみな。
♪なりふりかまわず一生懸命
やることをやる
することをする
日常のやらなきゃならないツマンナイ事を
黙々こなすことが、生活のベース。
それを馬鹿にする奴ぁーダメだ〜。
♪どこにあるのか幸せ〜
きっと気づいてないだけ〜
だってお前、いいおんな〜
愛されたかったらまず愛する。
その第一歩が自分を愛すること。
自分が嫌いで幸せになるヒトはいませぬ。
むしろ、どんどん間違った方向へ邁進してしまう也。
この映画の主人公ももっと幸せな人生を送るチャンスは
あったのに強すぎる自我と、ここではないどこかを
求めすぎたせいで青い鳥を逃したんでないかね。
でも、そのようにしか生きられない人生っていうのも
あるんだろうね。
60年代に夭逝したロックスター達のはちゃめちゃ人生を
思い出したりもしました。
おやた食堂に通ってくる常連さんです。
「はちわれ」と「マスク」手前で闇に溶け込んでいるのが
「クロッキー」みなさん耳カット、去勢されています。


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