さて、世間では所謂GWに入ったそうだが、生憎私は何の予定もない。
このままではアレなので、今月中旬に走破したR25とりわけ「非名阪」区間(+α)について、さらりと書いてみる。
R25(国道25号)とは、三重県四日市市〜大阪市を結ぶ国道である。途中の亀山〜天理は「名阪国道」がR25として指定されている。
今回私は大阪市→四日市市と走ってみた。
(前略)
一気に奈良県天理市の勾田町交差点までブッ飛ぶ。大阪市〜天理市まではよくある幹線国道。大阪市内で片側二車線となる他は片側一車線の単なる国道。信号が多くて流れは悪い。
西名阪道を松原から走ると天理でそのまま名阪国道という名のR25に入るが、今回はその下道(?)の非名阪を走ってみる。
とあるスジでは結構有名らしい。
件の交差点で短距離ながらも重複していたR169と別れ、奈良盆地を囲む山へ突っ込んでゆく。上り勾配の道を抜け、天理ダムを越え、名阪国道(無論あちらもR25だ)の福住インターへ。このあたりまではセンターラインのある二車線路で大したことはない。ただのローカル国道だ。ここからしばらくは名阪国道とつかず離れずの関係で並走する。一部、センターラインが消え1,5車線程度の幅になり、香ばしい臭いを放つ。
山奥だが一旦奈良市内へ入る。R369との交点にこんな青看があるが、よく見るとおにぎりの形に違和感を感じる。と言うか、この青看自体がやっつけ臭プンプンである。字の配置がおかしい!(そう見えるのは私だけ?)

これを右折すると名阪国道随一?の大規模休憩所である道の駅「針テラス」。無論、高速道路のSAではないので下道利用者でも利用可。しばし休憩。やたらとライダーの姿があった(ざっと100台!?)が、OFF会か何か?
気を取り直して再びR25非名阪へ。こんな道が断続するわけだが、これでも若番国道である。田舎の3ケタ国道とは格が違う!はずなのだが・・・。

これでも二ケタR25だ 左は名阪国道 イェーイ、名阪のドライバー、見てる?(ドヤ顔)
元々R25は奈良と大阪を結ぶ国道であった。その後、名阪国道建設を機に四日市まで延伸されている。即ち、今走っている非名阪区間は元々国道ではなかった。よって、この道を名阪国道の旧道と言うのは不適切である。このような村道に毛の生えたような道が今なお国道指定されているのは、名阪国道が原チャリや歩行者などの通行を禁止しているためだと考えられる(考察)。
交通量は名阪国道に比べればはるかに少ない。1/2だの、1/10だのというレベルではないはず(?)。1.5車線路が続くと思えば、いきなり改良されたセンターラインつき2車線となったり。勿論、軒先へぼへぼ区間もある。R25非名阪=酷道とも呼ばれるそうだが、あながち外れではないようだ。しかし、このあたりはまだ
マシだ。
いつしか道路わきに三重交通のバス停が見られるようになったと思いきや、ひとつ鉄橋を越えると三重県入りとなる。あたりが開けてくると伊賀市。さすがに街中は車の数も一気に増加する。ちょうど桜の時期だったので、伊賀上野城あたりで休憩をとりたかったが、予想以上に大阪〜天理間で時間が掛かったためあえなく上野の街をスルー。
しばらくは交通量の多い二車線路をゆく。JRで言えば柘植駅付近で道路は一転。名阪国道のインターを越えると一気に車の数が減り、「高さ3.7メートル」規制の看板も登場。これが何なのかすぐには分からなかったが、しばらく走って納得。

ああ、こういうことか 上はJR関西本線
峠でもない平坦な所で亀山市の看板が立っているが、それを越え、採石場?を抜けると突然
R25が牙を剥いた。

画像ではよく見えないが、
一応舗装はされている。だが
砂利まみれであちこち
路面が陥没している。これでも
国道25号線である。田舎の3ケタ酷道とは格が違う(くどい)。
ここがR25非名阪名物(?)、
疑似ダート区間だ。採石場に出入するダンプカーとその積荷で削れたのであろう。一応40キロ規制だが、40キロも出せばバウンドして間違いなく車の腹が擦る。それでもってこの道幅。場所によっては対向できなくもないが、ダンプでも来れば泣きを見ること間違いなし。幸いこの日は休日であり、そのような事態には陥らなかった。この区間での対向車はゼロであったのも幸い。
JR関西本線では難所・加太越え。これを抜けると加太の集落の中を走る。
ところでその加太板屋集落の手前のコレ。コンパクトな青看だが、数年前はこのクネッとした白矢印が塗りつぶされていたそうだ。果たしてその意味は如何に?
加太駅のそばを抜けると渓谷に沿ってウネウネ。その様子は列車の車窓からも窺える。

1.5車線が続く 対向は可能
宿場である関の集落手前の新所町交差点で天下のR1と合流。思えば梅田新道交差点で別れて以来だ。この後は長いことR1と重複する。さすがにR1ともなれば整備が進んでおり走りやすい。その分交通量も多いが。
ところで、R1亀山バイパス沿いに、市営の天然温泉がある。「
亀山温泉 白鳥の湯」である。市営福祉施設内にあり、あくまでも亀山市民向けの温浴施設のようだが、市外の人でも立ち寄れる。
大人一人\150円と、べらぼうに安い。タオルは勿論、石鹸の類も無いので持参必須だが、たまたま私はお風呂セットを家に忘れてしまった。減点。。。
R25に戻ろう。四日市市内に入り、R1と分岐し晴れて久々の単独区間。それも長くは続かず、何キロも走らぬうちに、大里町交差点でR23と
幸せな合流をして終了。
これにてR25、
完走。
結論:柘植〜加太の疑似ダートがヤバイが、その他の区間は注意して走れば問題なし。
さて、このまま折り返して大阪へ帰ろう・・・といかないのは私の悲しい性。折角なので、R23を桑名まで走り、R421で滋賀県へ抜けてみるとする。
R421も完走するぞ!と意気込んでみたものの、車載のナビが古く、桑名市内のR421と思しき道が実は旧道だったり、後述するが滋賀県内でも途中で脇道へ逃げたりで、結論からすると完走していない。なので、こちらも(省略)
私が走りたかったのはR306との交差点から先のエリア。こちらも酷道界ではクッソ有名な「石榑峠」。えげつない峠の酷道だそうだが、数年前の災害以来通行止めとなっている。私の訪問の少し前に、峠に長大トンネル含む改良区間が開通し、再び通行可能となったとのこと。旧道と化した酷道区間は今なお通行止めである由。あわよくば通行止めの端点まで見に行けたら、と。
こちらもいきなり結論だが、石榑峠の端点は見ていない。そもそも現道との分岐点を見落としてしまった。またもや減点。。。
延々と上り勾配を走った後、長いトンネル一本で滋賀県へ。センターラインのある二車線路ですこぶる走りやすい。滋賀県側も下り勾配がきついものの、乗用車なら何ら問題はない。
しかし、永源寺ダム湖畔に差し掛かると未改良区間が登場。片側2.0車線無いのだが、やたらと対向車が多くて走りにくい。トンネル開通で爆発的に交通量が増加した…? 大型同士の離合を考慮してか所々に待避所があるが、あくまで気休め程度だ。
ダムを抜けると再び二車線路となる。そのまま走れば八日市を抜け近江八幡でR8に合流するが、私はその手前でR307を北に逃げている。従って、前述の通り完走はしていない。石榑峠の旧道と共に、再訪すべきエリアである。。。
ここ最近酷道ネタが続いた。ガチの鉄ヲタとしては由々しき事態である。次回は久方ぶりの鉄道ネタになる…?