〜前回のつづきです〜
後日、R425の残された区間を走破すべく、私はR425の終着の地・
御坊に向かった。
ここから未走破区間である
十津川村までを走行し、晴れて
R425完走とするつもりであった。
ところが…
途中の印南町内で
崩土による通行止め区間が発生している由。つい先日、長い間不通となっていた尾鷲〜下北山間が開通し、
全線通行可となったのも束の間のことであった。
それなら南部からR424で龍神へ抜けるより他ない…と思いきや、R424も長いこと当該区間で通行止めとなっている。仕方が無いので、r25やr26を経由し美山からR424に入り、そのままR425に抜けるルートを選択した。結果的にかなりの迂回となった。。。
よって、前回示した四区間のうち、御坊〜龍神は未走破!
所変わって旧龍神村小又川。龍神温泉に近いここでR371と分離し、十津川村まで単独区間となる。
分岐直後は不自然なほど、やけに立派である。
真新しい(とは言え貫通から15年も経過している・・・)、二車線のトンネルの手前にて・・・

本宮へはr198を経てR311へ迂回することを推奨している
つーかここでもr735は無視ですかそうですか

トンネルを抜けた直後 看板を見るに、過去に大型バスが突っ込んで行ったらしい

R168まで45キロ こんな2.0車線のままR168へ抜けられたら・・・
現実はそう甘くはない。1.5〜2.0車線の道をしばらく走り、小又川(寺垣内?)の小ぢんまりとした集落を過ぎると、突然薄暗い1.0車線以下の狭隘路が颯爽と登場する。

この一枚がR425最凶区間を全て物語ってくれる
対向車が来れば途方に暮れること間違いなしの完全1.0車線、ガードレール?なにそれ美味しいの? 路面は曲りなりにも舗装こそされているが、既にボロボロ&落石ゴロゴロ。崖側の路盤が流失しかかり、路肩が意味を成していない箇所も多々ある。小刻みなカーブが連続し、当然のごとく視界は悪い。しかしながらほとんど勾配が無いのが幸いか。

ミラー併設の禍々しい
赤看板 実際に転落した奴がいる可能性が微粒子レベルで存在する・・・?
単独区間が始まり
16キロで県境に到着。実に
42分もかかっている。平均時速は高々23キロに留まる…。この激ヤバ区間で対向車四台と離合している。沿線人口ゼロの癖して、意外と多いじゃないか…。なお離合した四台中地元ナンバーは軽トラ二台のみであった。あとの二台はいかにも紛れ込んだと思しき他府県ナンバーであった。

県境付近にて ここが
牛廻越であるらしい
なお廻っているのは牛ではなく私の目である。

同じく奈良県側を臨む 青看板の表示は精神的に有害である(笑)

展望は木々が邪魔してイマイチ

奈良県側はあまり荒れていない

同乗者は意外にもピンピンしている(笑)
奈良県に入ると、多少は落石が見られるものの、道幅は1.0〜1.5車線と若干だが広がり、和歌山県側と比べて幾分か走り易さが感じられる。県境を越えて間もなく最初の集落が現れるが、ちゃんと人が住んでいる「生きた集落」である。ここからは西川沿いに集落間を結ぶ生活道路となり、道幅は依然狭いものの、落石など障害物はほとんどなく、実に走り易い道となる(※和歌山県側比)。ところで最初の集落・迫西川にて十津川村営バスのリエッセが停め置いてあった。こんな狭路をここまで運転して来るとは、運転士は何らかの特殊訓練を受けているに違いない。

十津川村名物? やけに立派な公衆トイレ
平均1.5車線程度の道が続く。このあたりは一本南隣にあるr735と似たり寄ったりといった雰囲気である。

R168近くの看板群 赤看板もさることながら、それよりも右側のおにぎりもどきが何故か怖い
奈良県内は集落が複数存在するものの、対向車の数は精々軽トラが二台程度であった。
こうしてR371〜R168の最狂区間の旅は終わり、距離にして45.3キロ、所要時間は実に二時間強の道のりであった。
★結論
龍神村〜十津川村の移動にR425を
絶対に使ってはいけない。
巷でのウワサ通り、R425よりもr735のほうが
はるかにマシである。※ただし険道である
代替路としてr735を使いましょう。
>r198経由でR311を使いましょう。(再々掲)