もともと2004年に打ち上げ予定だった月探査衛星LUNAR-Aですが
これまで6回の延期の上、当初の計画から10年以上が経過した事から
計画の見直しが行われました。
探査機本体は10年ほど前に開発されておりましたが
月表面に打ち込む、地震計、熱流量計など用いて月の科学観測を行うための
槍型の「ペネトレータ」の開発が遅れ、今年、ようやく完成の見込みがついたとの事。
しかしながら10年前に開発・完成した探査機本体は既にそのままでは
打ち上げられない状態になっている上に
当初搭載予定だったM-Vロケットは昨年9月に廃止(引退)されてしまったため
今後、探査機の改修もしくは海外の探査機への搭載を含めて打ち上げ計画の見直しが
行われております。
因みに、今年の夏に打ち上げ予定の
月周回衛星「SELENE」への搭載は間に合わないとの事。
詳細は
1月10日JAXAプレスリリース
において、PDFで公開されております。
また、LUNAR-Aについては
コチラを参照下さい。

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