<gooブログからのお引越し記事>
10月29日の/.Japan記事によると
小人のような種類の人類の化石をインドネシアで発見し、彼らを「ホビット」と名づけたそうです。
10月27日にHOT WIRED JAPANでも、同様の記事を紹介していました、
こちらのほうがソースとしては判りやすいかもしれません。
因みに「ホビット」はニックネームで呼んでいるだけで、
学術名は「ホモ・フロレシエンシス」だそうです。
さて、タイトルだけでも既にお判りの通り、また、コメントでも判るように、
「ホビット」というのはトールキンの創作物でありまして、
コメントでも書いてあるとおり、使用にあたっては財団の許可が要ります。
D&Dをやっていれば「ハーフリング」という種族が小人族であるのはご承知でしょう、
これは財団が「ホビット」の使用を制限したために新しく創られた種族になります。
「ケンダー」なんかも同じ感じでしょう、但し属性に関して言えば判断が難しくなりますが。
さてさて、
元記事をたどっていきますと、この「ホビット」はかなり太古の人類だった事が判ります。
「手足の甲に毛」どころじゃありません。
全身を覆う体毛があったそうです(想像図から推測)。
…かなり大昔じゃん(18000年前)。
また、研究者も初めは子供の骨だろうと疑って掛かってたそうなんですが
観察と研究を進めるにつれ、それが大人の骨であることが判ったそうです。
インドネシアのフロレス(Flores)の島に住んでいたその小さな人達は
その昔、別の大陸から船を使って島までたどり着いたと考えられています。
そして、その閉じた環境の中で大きくなる必要が無かったために、小さな体のまま時を経たとの事で、
ピグミーと呼ばれる多くの小人族と同じような環境だったと言えるんではないでしょうか。
閉じた環境の中での近親婚の繰り返しの結果だという説も有力だそうです
最終的に彼らは火山の噴火によりその文明(?)を閉じたそうなんですが
今でもその地に存在していれば、このご時世なので
「伝説のホビットが存在した」
なんて言われてより一層騒がれていた事でしょうね。
彼らの生活の中で文明と言える程度のものがどのくらいあったのかは謎ですが
海を隔てた大陸から移動してきたようなので、
すでに航行の技術を持っていたのではないかと推測されているそうです。
文明の跡がどれくらい発見出来ているのか判れば良いのですが、
私自身まだそこまでは調査していません(泣)
渡航手段としては氷河期の間に一時的に
フローレス島に渡ることができたのかもしれないという推測もされているようです。
ホモサピエンス以前のホモエレクトスという分類になるようで(それよりも脳が小さいらしいですが)
簡単な道具しか使えなかっただろう彼らに船という技術があったかどうかが疑問との事。
もちろん昔からの憧れだったのかもしれませんが、
今「ホビット」と名づけては世間で騒がれないわけがないでしょうね。
研究者というよりも発掘チームがそう呼んでいるという事らしいです
元記事で面白いのは、この発見が「イエティ」などの巨人族の伝説さえも
より真剣に検討しなければいけない、と言っている点ではないでしょうか。
今回発見されたフロレス島の人類は、今まで伝説でしかなかったようです。
研究の結果、本当に存在していた(過去ですが)という事が判った…
では、巨人たちも、伝説にしかなっていないが、実は存在していたんではないだろうか?
というのが意味したいところだと思うのですが…
それならば、とっくに「現存する巨人」も見つかっていてもおかしくないと思うんだけどなぁ。
「ピグミー族」は知っての通り沢山いるけど、「巨人族」って、聞いた事が無いので。
皆さんは未確認生物やゲームの中以外での「巨人族」というのを知っていますか?
知っていたら是非教えて下さい。
(たまたま巨人になった巨人症は除く、種族じゃないので。)
#「小人族は彼らだけじゃないんだけどなぁ。」
(注)因みに人類学的には平均身長が150cm以下の集団の事を「ピグミー」と呼ぶそうです。
そして彼らは、今もなお生活を続けている種族です。

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