昨日の土曜日、師匠のコンサート行って参り候。この日はクロマチックハーモニカの竹内直子殿との共演でありまする。
ギターとハーモニカと申せば、拙者、オフ会などで自らの演奏もしかり、何度か味わいし故、その相性の良さは承知なれど、プロのコンサートは思えば久々にて、しかと堪能して参った次第にござる。
ハーモニカは誰しも一度はやり申したことのある楽器にて、またその音色、人々の郷愁を誘うが如し風情があり、これまたギターの素朴な音色とともに聴く人の心を癒する成り。竹内殿の演奏は、上質な声楽家の歌のごとく安定した技と抑揚のあるフレージングで朗々と響き、師匠の伴奏もまた堅牢かつ柔軟なる支えぶりで、誠に師匠のアンサンブルセンスの高さを伺わせしもの成り。特に過去に共演した演目であるイベールの「間奏曲」などその良さが表れし候。
拙者、個人的にはアンコールで演奏された「パリの空の下」、このシャンソンの名曲がなかなかにしてハーモニカに似合いし趣で宜しく感じ申した次第。
<プログラム>
・中世風小組曲(ドゥミャック)
・練習曲イ短調、ロンデーニャ(R.Sデ・ラ・マーサ)<ギターソロ>
・「7つの肖像」より(二橋潤一)
・間奏曲(イベール)
・ソナタへ長調op.1-11(ヘンデル)
・マラケーニャ(レクオーナ)<ハーモニカソロ>
・ジュ・トゥ・ヴ(サティ)
・亡き王女のためのパバーヌ(ラヴェル)
・アマジア(ブートロ)
・「ブラジル風バッハ第5番」よりアリア(ブィラ=ロボス)
〜アンコール
・ムーンリバー
・パリの空の下
・・・と、全体的に癒し系のサウンドで、もうちょっと盛り上がが欲しかった気もしますが、その分、ゆったりと楽しめました。
ちなみに、竹内さんのMCは(結構しゃべっていた)チャキチャキ系の気風の良さみたいな雰囲気で、ボケボケ系・・ぢゃない^^;;穏やか系の師匠のキャラとの対比も楽しかったっす(笑)

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