昨日の祝日、「犬と私の10の約束」という映画を観てきました。
http://www.inu10.jp/
やはり、動物モノは涙を誘うねぇ・・・ちゅうか、子供と動物は泣きの定番だけど、それにしても、たいしたストーリーも無い安易な創りを感じちまった。ただ犬が可愛かっただけ・・って言ったら言い過ぎかねぇ?
が、しかし、クラシックギターファンには別の楽しみがあったんだなコレが(笑)。
主人公の女の子の幼馴染(星君)→恋人役の男がクラシックギタリスト。上の公式サイトの予告編でも少年時代の様子がちらっと出てくるよ。
お父さん役の布施明がギターの教室やっていて、
「基礎が出来るまで、ポップスは弾いちゃダメだ」なんて場面ががあるんだけど、
「お前が言うセリフかぃ!」と思わずツッコミ入れたくなるし、
やがて彼はパリに留学して立派なギタリストになって帰国、日本でリサイタルやるんだけど、そのシーンで弾いた曲が「バッハのチェロ組1番プレリュード」「アンダルーサ」「魔笛」・・・。まあ、音と手元のアップは誰かギタリストが吹き替えやっているんだろうけど、バッハはあのセゴビア編の1拍ごとに低音が入るあの編曲だし、アンダルーサは結構訛った弾き方だし、魔笛は古典の解釈としては?のスタイルの演奏。
今時バリに行って何勉強してきたんでぃ・・・って感じが笑える(笑)。
あと、彼の少年時代、主人公の女の子とCDショップに行くシーン、彼の手にして見ているCDのジャケットはディアンスのヤツ。女の子がポップスのCD持ってきて
「こういうの弾かないの?」「歌わないの?」
「うん、僕のはクラシックギターだから・・・」
いや〜、なんだかオイラは大人になっても同じような説明してるけど^^;;
・・・あ、でも歌は歌うぞ(笑)
てぇ、ことで妙にマニアックに喜んで観ちまったぜ(笑)。
父親のギター教室のシーンとか、その他にも所々にギターファンの心をくすぐるシーンが出てきます。
クラシックギターファンには必見の映画かも。

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