拙宅の近くにありまする岩崎殿のお屋敷(=岩崎記念館(旧岩崎邸))の洋館にて、毎週土曜日に「アフタヌーンコンサート」と申す小演奏会が執り行われておりまして、此度はわが真理子師匠とソプラノのメニッシュ純子殿の演奏会とのことで拝聴してまいりました。
折りしも大寒の日、たいそう冷え冷えとした館内の演奏会ではありましたが、この催しも庶民に浸透しておられるようで、大勢の客人がお見えになっておりました。この写真をごらんあそばれすればお分かりの通り、後ろの席では演奏者がほとんど見えませぬ。もともと演奏会用の会場でもなく、重要文化財とあらばむやみに館内に手を入れることもご法度、致し方ないところと申せましょう。
さて、肝心の演奏の方でありますが、ソプラノのメニッシュ純子殿の声質は柔らかく透き通る美しさ、やたら甲高い声や声量だけのソプラノと異なり、それは聴きやすく、師匠のギターとのバランスも程よい具合に響きあい、古きよき時代を偲ばせる洋館の雰囲気とあいまって心地良うございました。後で聞き及びましたところ、ギターには軽くマイクを入れていたようですが、気にならず自然に聴こえてまいりました。
師匠は独奏もよろしいのですが、このような伴奏に回った時もたいそう巧みな音楽を奏でてくれまする。30分ほどの小演奏会ですが、楽しんでまいりました。
そうそう、岩崎様のお屋敷には和館もありまして、これがまた風雅な趣があり、ご趣味のよろしさを味おうてまいりました。
・・・あー、まいった。コンサートの感想をこんな言葉で書き記すのは難しい^^;;。
ちなみに余談ですが、司会を務めた女性(職員かボランティア?)ですが、ギター関係の音楽には疎いらしく、演奏者のプロフィール紹介等、噛みまくってました(笑)。「ホアキン・ロドリーゴ」を「ホスキン・ロドリーゴ」と言ったり、曲紹介でそれぞれ何語で歌われるのかを説明するのは良いが「アンヘル・バリオスのトゥナディーリャは英語で・・」・・・って、これはギターソロでしょ(笑)!! 一瞬、歌付きのバージョンがあるのかと思ってしまった。。。

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