オーケストラと奏でる名曲の数々・・ということで、代々木の国立オリンピック記念センター大ホールで行われたコンサートに昨日行ってまいりました。
目的?は、師匠の演奏するジュリアーニのギター協奏曲第1番の全曲演奏♪ 生ジュリアーニコンチェルトは初めてですし、ニ管編成のオケによる版ということで、これは何気にギター界にとっても大変貴重なコンサートだったのではないでしょうか。
師匠の演奏は、今回に向けてかなり準備を積んだと思われる堅実な演奏で、ジュニアーニ独特の3度や5度、オクターブのヴィルドーゾ風のパッセージも鮮やかに決めてくれました。さすがです。オケがちょっとぱかり練習不足・・というか、曲に慣れていないせいもあるようで(ギターコンチェルトそのものも初めてか?)、ややバランスの悪さが気になりましたが、全体的にはまとまった演奏だったと思います。特に3楽章などは師匠本人曰く、全体に走ってしまった部分もあったようですが、まあ、聴き手としてはそのくらいの方がドライブ感があって良かったような気がします(演奏者は大変でしょうが^^;;)。
当日は評判の富士通のPA「イクリプス」を使用。ややリバーブのかかった音でしたが、ギターは自然に響いていたように思います。中音部が聴こえ難かったのは残念で、本当はもっとボリューム自体を上げたほうが良かったのでしょうが、あれ以上ボリュームを上げるとハウリングしてしまうようです。ギターコンチェルトにおけるPAの使用はなかなか難しいですね。
その他のプログラムは以下の通り、かなり久々に生オケを楽しんできました。
モーツァルト/フルート協奏曲 Fl.吉岡二郎
モーツァルト/ピアノ協奏曲23番 Pf.朝原 望
ジュリアーニ/ギター協奏曲第1番 Gt.坪川真理子
モーツァルト/「フィガロの結婚」より
恋とはどんなものかしら、
自分で自分がわからない
ビゼー/「カルメン」より ハバネラ
Ms.ワレンチナ・パンチェンコ
マスカーニ/「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
チャイコフスキー/弦楽セレナーデよりワルツ
アルカーディー・シュタインヒルト指揮
アンフィニ・スタジオ・オーケストラ

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