とんかつに続き、今度は「天ぷら」です。「天庄」という、湯島界隈では有名な老舗。天神裏のちょっと寂れたホテル街の中の奥まった場所にこれまたひっそりと存在しているお店です。
店内はこじんまりとしていて、いかにも昔からの和風の佇まい。最近出来た店の「和風のピカピカ」の作りではなく、年季の入ったテーブルや椅子、壁の感じが昭和30〜40年代の日本の家屋を感じさせ、何とも落ち着かせます。
さて、肝心の天ぷらですが、これもまた良い油と揚げ方が上手いせいか、適度なさっくり感としつこくない味を醸し出しています。衣は薄めで、素材の味を引き立たせる狙いでしょうか、なかなか美味です。お昼に天ぷら定食2800円なりを頼んだのですが、カウンターに座ると、寿司屋のようにカウンター上の棚の皿に一品一品揚げたての天ぷらを出してくれます。次は何が出てくるか楽しみながら食べるのがオツですね。(テーブル席にはお皿に盛り付けて出てくるようですが・・)
まあ、やはりちょっと高いのが難点ですが、定食に出てくる天ぷらの種類も豊富で満腹になりますし、料理の質から言っても致し方ないところでしょうか・・・。
ところで、この界隈には「とんかつ」や「天ぷら」「鍋」等の美味しい店は多いのですが、「魚」の美味しい名店が見当たりません。。。お刺身もさることながら、脂の乗った美味しい焼魚を食べたいなぁ・・


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