2020/1/17

「ゆるカワ」な仏像  

 このところの関心事として、僕は「ゆるカワ」(ゆるくてカワイイ)仏像などの美術品を想ってきました。
 この頃の自分の作る作品もゆるカワな“イコン”です。

 昨年末には新潟県、長岡市の宝生寺というお寺にある江戸時代の遊行僧、木喰の彫ったゆるカワな仏像群を見てきました。(先のブログに記しました)

 そんなことと並行して、その「ゆるカワ」ということを研究している人の著わした本に何冊か出会いました。
 今回のブログはその話を中心に述べてみたいと思います。多分かなり長い話になるかもしれませんが、ご容赦くださいな。

 その本とは、下の写真の「かわいい仏像、たのしい地獄」(パイ インターナショナル発行)という題名で、著者は矢島新という方で、僕より10歳くらい年下で、都内の女子大の先生です。
 
 以前彼の本「ゆるカワ日本美術史」(祥伝社新書)を読んで、僕は目から鱗でした。そして最近手にした彼のこの本(この本の方が先に出版されていましたが)でさらに、そうだ!そうだ!と膝を打ちました。

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 この本は民間信仰として、特に東北地方に伝わった地方仏というのか、そんな素朴なものの紹介といった内容です。

 それらは当時、中央(奈良や京都、そして江戸など)とは異なった全く庶民に向けて庶民が彫った仏像なのです。技巧的には上手でなく、しかしそれらが“祈る”想いだけで彫ってるためか、かえって強く惹きつけられもし、ユーモラスなものが多くて、僕にとっては楽しいのです。

 貧しい寒村の住職もいないようなお寺やほこらにまつられ、村人から祈られ続けてきたものなのでしょうね。

 そんな頃、中央である奈良や京都などは専門の仏師が技巧を尽くして、貴族や公家のために作った、一つの権威でもある優れた美しいリアリズムの仏像(国宝になってるものも多い)の流れがありますが、こうした民間の庶民の作った素朴な仏像などに、光をあてて調べ、発表している人がいるのだとこの本でも知りました。 これはある意味、とても挑戦的な本でもあると思いました。地獄絵の話も本当は恐ろしい話ですが面白かったです。

 そして何とこの本の著者の矢島新氏は僕の高校時代に国語を教わったことのある先生の息子さんでした。国語といっても現国だったか古文、漢文か、もう50年以上も昔なのですっかり忘れましたが。

 その先生、すなわち新さんの父君である矢島渚男先生は現在日本の俳壇の重鎮として知る人は知る有名な方なのだそうです。

 つい先日、僕の東京の友人でその俳句の結社に入っているお弟子の方から、新さんが渚男先生の息子さんだと言うことを知ったのです。

 新さんはここら辺の出身なのかしらん?渚男先生は隣の上田市の出身ですので。

 とまぁ、自分の関心事から、思わずどんな著者がどうしてこんなことを研究をしているのかと僕はとても興味を持ちました。機会があれば、会って直接お話を伺いたいものです。どうして「ゆるカワ」なものに関心が生まれたのかと。


 さらに話を自分に戻すと、僕は20年来イタリアを訪ねてきた一番の理由は、現代の日本の具象彫刻に大きく影響を与えたイタリアの現代彫刻の源流を実作者として知りたいと思い、どんどん深みにはまって行ったのですが、そこでルネサンスの作品群やさらにその元となったギリシア・ローマ彫刻に行き着き、数多くの作品を見る機会を得ることができました。

 しかしある時、トスカーナ地方の小さな村の教会をたまたま訪ねたことで、「えっ、これって何?!」と、眼の前のことがガラッと変わったのです。(サンタンティモ教会)
それが僕が時々話したがる“ロマネスク美術”です。サンタンティモ教会の体験以後、できるだけイタリア国内のロマネスク教会を見て回るようになりました。(個人的にはパルマやモデナの町のロマネスク教会が好きです)

 これはイタリアだけでなく、フランスやスペイン、イギリスなどにも広まった時代(11世紀から13世紀頃)があり、中世の中でも実に不思議な造形を持った時代です。ここでは細かくは述べきれませんが、ロマネスク時代の教会の内外に彫られた彫刻(人間や動物、植物など)はとても技術的には稚拙に見えるのですが(本当に下手くそに見えます!)どこかとても魅力があり、実にかわいらしいのです。思わず笑ってしまう位です。全く「ゆるカワ」ですね。

 あのイタリア美術を代表するギリシア・ローマ時代や、またルネサンス時代に作られた、均整のとれたリアルな姿とは全く異なるので、これはどうしたことなんだろう?と当時大変面くらい、とまどい、自分が混乱したことをよく覚えています。(ちなみにロマネスクという語はロマンチックということではなく、ローマ風という意味だそうです。・・・長い歴史の中のたった200年くらいの突然変異?)

 そして、例えば下の写真は日本の木彫の鬼の像ですが、ロマネスクのものと全く同じように見えます。

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 そんなことからも、僕はこの本の著者、矢島新さんにいろいろ尋ねたくなりました。いつか会えるかなぁ・・・・

 ・・・・なぁ、なぁ、なぁーんだというくらいに、バッタリ会えることってあるよね。想ってると。

 

★大変長い話になってしまいました。読んでくださってありがとうございました。感謝してます。
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2020/1/17

テスト  

 新しいパソコンにしたので、ちょっと試してみます。
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2020/1/6

もしかして ゴンギツネ??  

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 うちの庭側の階段にキツネが上ってきた“あと”を見つけました。“あと”とはキツネのフンのことです。フンの中に赤い木の実が混ざっているのを、これまでも山道などで見てきたのでわかりました。

 エーッ!こんなところにまで!と驚き、腹がたちました。

 以前飼い犬がいた時には家の近くまでには来なかったものが、すでに人間の居住空間である階段や、もしかしてその上にある洗濯ものなども干すベランダにまで来ているのかと思うと・・・。

 そして思うに、そのベランダにはうちの生ゴミを畑のコンポストに入れる前に置いとくプラスティックの箱があるので、それをねらって来たのかなぁ・・・と。(お稲荷さんや油揚げは入っていないんだけどなぁ)

  またキツネはキツネ病(タヌキ病か?)といって犬などにもうつす皮膚病?を持っているとか。
 
 僕らはこの地に来てわかったのですが、キツネは決してコンコンとは鳴きません。ギャー!ギャー!とけたたましく叫ぶのです。夜中などにそれを聞くと、はじめは何だかわからず恐ろしかったですね。(彼らのカゼをひいた時の声は知りませんが・・。)
 
でもそんな不安や心配を打ち消そうと、僕は思わず新美南吉の童話“ゴンギツネ”の話を思い出しました。

 それで「きっとそのうち、ゴンギツネのように何か魚なんかを持ってきて、置いてくんじゃなぁーい」と言うと、女房は笑いもせず、無視。

 仕方なくホームセンターに行って、ラティスという扉のようなものを求めて来て、階段下に留めて、“ゴンギツネ様通行止め”とすることにしました。効果あるかなぁ・・。

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 そんなことです、チャン、チャン・・・・

 ・・・・チャン、ちゃん、ちゃんと呼ぶのはその昔は父親のことだったよね。父親ってチャンとしていたのかしらん?
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2020/1/4

猫バンバン ?!  

 今日はちょっと怖い話です。

 この“猫バンバン”という言葉をご存知ですか?寒い地方でのあり様?でしょうが。

 雪が降る頃、出先から車で自宅に戻って、エンジンを切ってもトランクルームの暖かさはしばらく残ったままになっています。
 
 そこに野良猫(場合によっては近所の)が、暖を求めて車の下の開いてる個所(それは機能的に必要があって開いてる穴?なのだそうです)から入り込んで、そのまま寝込んでしまうことがあるのだそうです。

 そして、そしてです!その翌日、外出のため車のエンジンをかけた途端・・・その猫はエンジンにまきこまれ・・・あわれ・・・ということになってしまう事故です。ゾーとしますね。

 
 実は僕らも十年位前にその事故に出会ってしまったことがあります。というか知らずにやってしまったのです。

 冬のある日、車を運転していて2,3日、車内が何か奇妙な臭いが続いたのです。理由は全くわかりませんでした。はじめは外から入り込む臭いかと思い、。それでもと車の修理工場を訪ねたところ、トランクを開けられ・・・そういうことかと知った時はもうビックリどころではありませんでした。そんなことがあるのか!と。

 聞けば、その修理工場だけでも、ひと冬に何件かこういうことがあるのだとか。

 当時、うちのまわりは野良猫が多かったので、こういうことがおこったのらしいです。

 その後テレビで、冬期車に乗る時は、エンジンをかける前に、まずそのトランクルームの上から手でバンバンとたたくといいと聞きました。もし中に猫がいたら驚いて飛び出ていくことでしょう。その名も“猫バンバン”というのだとか。誰かそうした経験者が勝手につけた言い方でしょうが、本当に猫バンバンは大事です。
 僕らはこの時期いつもそのことは心がけています。

  
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 皆さんもどうぞ、そんなことはまずないとは思いますが、お気をつけくださいね・・・・

 ・・・・いね、いね、稲、稲刈りは秋、田植えは初夏、・・あたり前か。


 ※ こんな話、拍手しずらいよねぇ。失礼しました。
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2020/1/2

新しい年  

 2020年になりましたね。

 皆さん、今年の希望はいかがですか? お互いにとって少しでも健康で、明るく笑って過ごせる日の多い年になりますように・・!


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 上の作品のタイトルは「弾丸Boyの休日」といいます。昨年秋に作ったものです。

 今年こそ、災害も少なく、一歩でも二歩でも平和な時代と世界になってほしいもの・・・・

 ・・・・もの、もの、物、物語・・皆それぞれ自分の物語の主人公として生きているのですものね。
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