当初,ヨーク周りをアンギュラボールベアリングに換装すべく,ボトムヨークをCNC RacingのS2R用削り出しに変更しようと安易にスタートしたプラン.そんなにうまくいくはずもなくボールベアリングのサイズ,シャフト系がS2R系と異なることが発覚.
仕方がないので,ステムシャフトを以前掲載したように設計して友人に加工をお願いしました.ちょっと軸受け部の嵌合寸法が0.02mm程度マイナスになったので,思案の上,硬質クロムメッキ処理をこれまた知人にお願いしました.
結局,完成までに1か月くらいかかりました.
先週仕上がってきたので,午後からそそくさと作業開始.
ダルマストーブでボトムヨークを温めて,シャフトをインストール.
すとんと入りました.計算通り.
ダストシールをセット.OHキットと称するものを買いましたが,
シャフトと全然穴径が異なりました.
そのまま入れたらベアリングの受けとなる部分が確保できないので,
シムリングを組み合わせて隙間調整してクリア.
下側のテーパーローラーベアリングを打ち込みます.
これは打ち込み用治具を作って入れました.プレスでもいいのですが,
ボトムヨークに負荷をかけることを避けて,下にソケットを置いて,
シャフトを直接支持して入れました.
この種のベアリングは締め代が分からない.
締め過ぎると渋い動きになるし,緩めるとガタが出てとっても危険.
いろいろ探りながら,ガタなく渋くなる手前でセットしました.
乗ってみて調整も必要となるでしょう.
ボトムヨークは片側3本のボルトとなったので,
180Ncmに揃えて完了.
明日は,タイヤ,ブレーキ周りを付けて完成かな.
能登ツーに合わせて作ってきましたが,中止となり残念.
来年もやまじゅうを予約したので,楽しみは後に取っておきます.
あまりやることなくなったので,980tキットを入れるかなと思っています.

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