955のパワーチェックを行ないました.
結果から言うと,こんなものかなという値でした.
図に示すように,ピークパワーは11000rpmで発生していて,
なおかつ,さらに伸びようとしています.
測定は11000rpmでお願いしたので,まだ回せばもう少しパワーが出るでしょう.
実際,使う領域はここらあたりなので,寿命も考えるといいところだと思います.
ただ,問題は,7300rpm当たりトルクの谷と,
10000rpmのパワーの落ち込みです.
空燃比を見ると,いずれもそんなに悪い値ではないことから,
排気系の特性かもしれません.
今は,φ45→φ50ですが,φ50→φ50がいいのかもしれません.
このROMはドカティのものですが,素晴らしい空燃比を示しています.
トルクの谷とパワーの落ち込みは,走行時には感じることが出来ません.
今度,注意して見ますが,
実際は,走行時のラムエア効果を考えると,
もう少し,濃い目にセットすることで,
改善できるかもしれません.
走行時の空燃比を今度測ってみます.
ちなみに,パワーチェックをしていただいた時,
エンジンフィールがとてもいいと誉めていただきましたが,
横で聞いていても,軽やかに回るエンジンだと再確認しました.
苦労して組んだエンジンですので,大事にしたいところですが,
モテ耐に出た後,開けるのが楽しみであり,苦しみでもあります.(笑)


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