ドカティのケースはセンターで縦割りなので,クランクシャフトをケースベアリングに入れるためには,シムによりセンター出しをしてやる必要があります.ところが,ベアリングを新品にすると,往々にしてクランクがしっくり入ってくれません.そんな時,地獄の磨き作業が待っています.今回は5μmほど磨いて直系を小さくしました.両方とも直径が大きかったので,トータルで5時間くらいかかりました.
こんな手間隙をかけないと組めないのですから,気楽にフルOHとはなかなか行きませんね.ミッションシャフトは動かなと今からどきどきです.
写真は,もともとマイクロゲージのインジケータが9μm弱程度であったものが,
磨いた結果,3μmまでなった時のものです.これで入りました.



0