低い土地、特に河川の近くや水の通り道になりそうな低い土地に住んでいる方は浸水被害対策をしなければなりません。
具体的に…と言っても基礎を高くするとか盛り土をするとかしか思い浮かびません。
こういった費用はコストの面から言っても割高になってしまいます。
さて、道路が冠水してしまうとそのまま家にも水は流れてきてしまいます。
緊急の場合を除き、この時点での避難はとても危険です。
例えばマンホール。
冠水してしまった後ですとマンホールがわからず、しかも外れてしまっていると大変危険です。
排水溝から逆流もしてきますので汚水なども一緒に出てきます。
膝丈を超える水位になりますと、川の中を歩くのと一緒ですので大変危険です。移動はゴムボートでないとほぼ難しいです。
避難を始めるのに早いには越したことはありませんが、水位はあっという間に上がってきますので注意が必要です。
そんな中、浸水被害を受け床上浸水しそうなお宅ですと2Fに避難することになります。
電化製品などは水に浸かるともう終わりという事も多いので浸水する前に2Fに上げておくと安心です。
特に、浸水被害を受けた後、今度は感染症や食中毒が発生しやすくなります。
大雨で冠水したとしても、その水は下水や汚水なども逆流したりして混じっています。
あらゆる汚物が混じっていますので水が引いた後の処理は匂いとの戦いでもあります。
ちょっとした隙間にはヘドロなどが詰まっていて、それが匂いの元になっていたりも。
浸水被害を受けた後はとても大変な状況になります。
全く知らないで右往左往するよりも事前に情報を仕入れて対策を練っておくことは防災を考えるうえで大変重要です。
更に最近では各市町村のHPなどを参照して、止水板の工事に助成金がついたりとこうした取り組みもあるそうです。
大事なのはリスクがある土地に住んでいるというのを自覚して対策を練るという事。
正解はいざという事があっても生き残る事です。



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