食中毒と聞いて最近また流行り始めているのでしょうか、今日も栃木で集団食中毒で370人以上も症状を訴える方が出たようです。
食中毒とO−157による食中毒事故とどう違うのでしょうか?
大腸菌にも色々な種類があり、また消化を助ける働きを持つものもあり、大腸菌自体が全て悪役な訳ではないようです。
一部の大腸菌には人間の体を攻撃するものもあり、その中にある5種類の中の腸管出血性大腸菌の代表格です。
さてこのO−157、
感染力が非常に強いのですが、平成12年(2000年)埼玉で1人、平成17年(2005年)に香川県で6人が浅漬けに感染していたO−157が原因で死亡したそうです。
ちなみに…
漬物といえば乳酸菌。
乳酸菌の中にいればO−157といえど死滅します。
しかしながら、浅漬けの場合熱処理も酸性も弱い(phが5)ために残ってしまったようで、消毒が不充分だったと言われています。
香川県環境保健センターの実験によると、浅漬けにO−157を付着させて4℃の低温で7日間放置してもほとんど菌は減らなかったとか。
また、牛糞堆肥にもO−157はいるそうですが、堆肥は発酵して60〜70℃くらいまで熱をもつそうですが、これが発酵の未熟のため生き残ったのが野菜に付着したともいわれています。
いずれにしても
浅漬けと原因を特定したからといって槍玉に挙げるだけでは全く解決した事にはなりません。
以前ある元首相にもなった人がカイワレダイコンを食べて、安全性をアピールした事もありましたね。
食材の犯人探しよりももっと大事な事。
それは食中毒症状が起きた時にどう対処するかがカギになってきます。
つづく
皆様の応援と共に頑張っていきます!


↑ ↑ ↑ ↑ ↑

0