第30回「南木倶楽部全国勉強会」(第115回大阪読書研究会)レジュメ 南木隆治 平成29年10月21日(土)
(はじめに)本日は、井上哲夫氏の『英国最新情報報告』があります。
@ 皆様へ。いつも「南木倶楽部」の諸活動にご協力賜り、感謝。先日『フジ住宅』が訴えられている裁判。第8回期日。傍聴券獲得協力感謝。はじめて我が方が圧倒的有利。潮目が変わる裁判でした。自由な言論を「ヘイトスピーチ」の一言で封じようとする謀略を阻止する歴史的な裁判です。
A 今度の選挙戦で、マスメディアとプラカードを悪用した左翼活動家たちの合作であるフェイク情報捏造を阻止する方法を我が同志たちは考え出している。一つは打越善次郎さんのバイオリンで、皆で国家を歌った。一つは我が方も有効なプラカードを準備して、カメラで勝手な捏造が出来ないよう阻止した。素晴らしい。けれど国際的に今は少し恥ずかしい。これは電子プラカードになるまで行く。そうするとカッコよくなるかもしれない。
B 散歩について。人生はこの世での長い長い「散歩」みたいなものだから、我々は良く歩くことが重要である。歩くと頭がよくなる。歩くと鬱病が治る。それから、前回、あと数年で癌をほぼ完全に治療できるようになるという話しをしたが、散歩はそもそも癌にならない身体をつくる。1日4万歩けば人は癌にならないそうだが、多分、昔、東海道を歩いて旅した人々は旅行中、癌になる事はなかっただろう。
さて、本日のテーマの軸を『歴史的な日本の時代の始まり(目覚め)』としておきたい。最終的に(手の届く近未来、100年くらいに)我々によってどういう世界を形成できる可能性があるか。「目覚め」と言うのは、目覚めなかったら、歩き始めることもできないからである
1 復習として。「世界一古い磨製石器は日本の磨製石器である。」「世界一古い土器は日本の縄文式土器である。」ここまではもう皆知っている。ではそれはなぜなのか。岩宿の3万年前の石器を作った人々と、我々とどういう関係があるか。そこから本日の考察は始まる。
2 江戸時代260年間平和が続いた。この間対外戦争も、内戦も無かった。世界史に記録できる「文明国」における長い平和である。ところで、縄文時代は1万年以上に渡って「戦争」らしきものはなかった。なぜ世界一古い、女性による文学が我が国で出現できたのか。皆、つながっている。
3 「動物」は「獲物を獲得」したり、『性的』に相手にアピールする時、あるいは「戦う」時以外は、自身の意志で意識を集中する事はできない。「危険」を察知したらすぐに逃げたり、戦ったりできるように、何時も意識は散漫な状態である。人間も「獲物」「性的興奮」「戦闘」時には嫌でも動物と同じように意識の集中は起こるが、人間はそうでない時も、宇宙や、星星の不思議さ、きれいな風景のこと、あるいは未来への予測、危険の防止、愛しい人への想い、等々、自由に意識を目の前にないものにも集中する事ができる。動物にはできないことである。そして、「危険」な状況下におかれた時には、ほとんどの人間にも出来ないが、そうでなければ、それを深めてゆく事ができるのが人間である。そのキーワードは、長く続く「平和」と、「安全な暮らし」である。いつも生存の危機に直面しているような状況下では、人は「深遠な」理性を発達させることはできない。
(動物はどれほど「平和」が続いても動物から離脱できないかもしれないが、人間は「平和」・「安定」によって「思索」を発展させる事ができる存在として地球上に出現した。)
4 世界一長い「縄文の平和」が我々の魂の基本をつくった。(自由社の歴史教科書の記述ですらまだ不足)天皇制度は、それを制度にした。世界で最初に奴隷制を廃止し、万民を天皇の赤子とする文明を作った。平安時代に「国軍」を廃止してしまった。その歴史が江戸時代の平和につながり、戦後の「憲法9条」に縛られる現在の状況まで続いている。けれどもそんな歴史を持つ国は世界の文明国では、我が国だけなのだ。
5 宇宙にこの地球が存在する奇跡と同じくらい、地球に日本文明が存在する事は奇跡である。この日本は偶然出現したか。それともそこには何者かの(神仏の)深い計画と、意志が働いているのか。
6 上記の根本的な問題をここまで考えているのは恐らく我が国では『南木倶楽部』だけである。よってこれを聞いてくださった皆様は、冗談でなく、何らかの「使命」を持っておられる可能性がある。
7 上記が日本文明の本質である。もちろんこれは「仮説」だが、我が国の人間の心は、ほかの人類に比べて、すでに2万年程度進んでいる(静かに思考を積み上げてきた)可能性がある。世界平和を達成できる根源的なイデアは我が国にしかないのではないか。
8 憲法改正9条第三項加筆で、「自衛隊」を合憲とする案について、それによって「自衛隊」を「国軍」とし、「軍法」を制定して「軍法会議」を開けるように出来るかどうか、そこが最大のポイント。2項を残してそれが出来るのか?。自衛隊を「軍」として置くことを明解に、疑問の余地無く書くことが絶対必要。「前項の規定に係わらず我が国は自衛の為、国軍として自衛隊を置く」と書くべし。
9 半島情勢は1年後には決着がついている。いずれにせよ、我が国は一刻も早くアメリカの核をシェアしなければ人類を危機から救えない。我が国が滅べば、人類は滅亡する。
10 半年から1年以内のシナリオ。
@北朝鮮、米国の全面衝突。数時間以内に北朝鮮の全軍事力が破壊され、金正恩が斬首作戦で死ぬ。米軍は地上軍を投入しない。北朝鮮は人民解放軍が占領する。韓国は自国領土を守るだけ。しかしこれではアメリカはチャイナの為に戦ってやるようなもので面白くない。米国の地上軍投入はない。
A北朝鮮に漸進的な核放棄を認めさせて、急転直下「平和条約交渉」に入る。半島は連邦国家となり、実質北が統一する。この場合、アメリカは北朝鮮に軍事顧問団をおく事になる。そしてICBMは絶対に保有を認めないが、当分の間、中距離弾道弾まで保有を黙認する事になる。公式には核放棄の方向に進むと北に認めさせる事になるが、実質は核容認である。このとき我が国は米国の核シェアを実現しなければ国家の存立が危うくなる。
Bこのままの状態が続き、北がICBMを保有し、トランプ大統領が他の理由も重なって退陣してしまう場合。この場合も、我が国は一刻も早くアメリカの核シェアを実現しなければならない。そのときは韓国もそれを要求するだろう。アメリカは我が国に認めても、韓国には認めたくない。そうすると、例えトランプが退陣しても、Aの可能性の方が大きい。我が国にとってもその方が良い。
C アメリカとの密約によってAが実現した場合、北の核は北京に公然と照準を当て、そのときチャイナ東北部は北朝鮮について、チャイナ分裂の可能性が出てくる。
11 チャイナ共産党消滅後、チャイナはいくつかに分裂するが、その後アメリカも何時まで持つかわからない。
12 Bの状態で膠着するとき、核不拡散条約が破綻し、国連は機能できなくなってくる。ユネスコの状態を見ても、もはや国連はまともに機能していないので、大幅に見直さねばならない。我が国のプレゼンスは大幅に向上しつつある。杉田水脈氏や、我那覇真子氏、藤木俊一氏らのご尽力で、外務省も少しだけ変ってきた。チャイナが崩壊したら、次はロシアも締め上げて、G7で常任理事国に準じる状態を作らねばならない。我が国は国軍を再建して、NATOにも加盟しなければならない。一連のこれから数年以内の激動で、我が国国民の人心が何処まで目覚めるか。それが一番平和を保持できる事に、国民に目覚めてもらわねばならない。
13 『フジ住宅』が訴えられている裁判。傍聴券獲得協力依頼。大阪地裁堺支部 次回第9回口頭弁論期日は、12月14日(木)午前11時00分から。10時30分頃集合。傍聴券抽選。
14 12月の『南木倶楽部全国勉強会』では、昨年、及び本年にお亡くなりになった『南木倶楽部全国勉強会』と深い関係を持ってくださった偉大な先輩である、椿原泰夫先生(稲田朋美氏のご尊父)、三宅博先生、門脇朝秀先生のお三方を偲ぶ会を兼ねたい。
15 再度、宇宙物理学の現在と、世界像。「情報」の本質について。宇宙は「情報」だけかもしれない。インターネットの世界は、「イデアの世界」に似ている。宇宙自体がコンピューターかも。宇宙はそれ自体が意識を持っているか、意識そのもので出来ている。我々はそれを分有している。ホログラム宇宙論。マンダラと宇宙の設計について。空海。両界曼荼羅(胎蔵界曼荼羅・金剛界曼荼羅)
重要書籍等紹介
@「銃・病原菌・鉄」上下(草思社)ジャレド・ダイアモンド
A「2018年 長谷川慶太郎の 大局を読む」(徳間書店)長谷川慶太郎
B「脳はこんなに悩ましい」(新潮社)池谷祐二 中村うさぎ
C「病気の9割は歩くだけで治る」(山と渓谷社)長尾和宏
D「大手新聞・テレビが報道できない『官僚』の真実」(SB新書) 高橋 洋一 E「誇りある日本文明」(青林堂) 高田 純
F「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」(講談社)ケント・ギルバート
G「MANDALA」DVD(ビッグウェイブ インターナショナル)
H「民間防衛」(スイス政府)
I「東京防災」(東京都)
J「今こそ、韓国に謝ろう」(飛鳥新社)百田尚樹
K「戦争にチャンスを与えよ」(文春新書)エドワード・ルトワック
L「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」(PHP新書)江崎道朗
M「自衛戦力と交戦権を肯定せよ」(自由社)小山常実
N「隠れていた宇宙」上下(ハヤカワ文庫)ブライアン・グリーン
O「グローバリズム以後」(朝日新書)エマニュエル・トッド P「太平洋戦争通史」(文藝社)筒居譲二
Q「ツキの大原則」(現代書林)西田文郎
R「教師・親のための 子ども相談機関利用ガイド」(ぎょうせい)小林正幸・嶋崎政
S「道は開ける」(創元社)D・カーネギー S「西郷隆盛」(海竜社)宮崎正弘
(その他)ブログ『南木の資料室』、『南木の資料室別館』等を参照してください。 以上
21日雨の中 梅田の勉強会へ…遅くなって始まっていましたが多岐に渡る南木先生のお話は示唆にとんで参考になります。
身近な健康の話から世界の状勢から未來への希望、今日本がおかれている危機的状況の中で何をどう捉え、行動するかが課題であることに身が引き締まる思いです🎵
英国視察の井上氏の映像に依る報告も すごい建物郡が600年ほども前のものと聞き 明治の視察団が大きな衝撃を受けたであろうことが想像出来 近代日本を造り上げた先達への感謝が湧きました\(^-^)/
(岸本修武先生のフェイスブックでのコメント。有難うございます。南木拝)
『南木倶楽部全国勉強会』に参加させて頂きました。いつもながらの南木節、満開でした。中頃に、私の友人芦屋の井上氏より、EU離脱直前の英国滞在の最新報告がありました。英国銀行(ロスチャイルド)の地下に眠る金塊やカールマルクスの墓の写真をを見せて頂きながら興味深いをお話をお聞きしました‼
🇯🇵
総選挙の前日だからこそ、我々は研鑽を積まねばならない。第30回南木倶楽部全国勉強会、南木先生のご講演が始まりました。 https://t.co/x44k02eOOO
この日の予定は以下の通りでした。
10月21日(土)午後6時より、大阪・梅田にて第30回「南木倶楽部全国勉強会」(第115回大阪読書研究会)を行います。
今回も、主宰者である南木隆治(みなき・たかはる)先生に思う存分語っていただきます。なお、会場が満席になると、座席以外のところに座っていただいたり、立ち見になったりする可能性もあるので、なるべく早くお越しください。
今回はいつもの「偶数月の第4土曜日」ではなく「第3土曜日」の10月21日に開催しますので、お間違えのないようにご注意ください。
第30回「南木倶楽部全国勉強会」
(第115回大阪読書研究会)
講師:南木隆治先生
演題:情況と本質
日時:平成29年10月21日(土)午後6時より
場所:大阪市立総合生涯学習センター 第3研修室
http://osakademanabu.com/umeda/
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第二ビル5階
TEL:06-6345-5000 FAX:06-6345-5019
資料代:金1,000円
※勉強会終了後、近隣の居酒屋で懇親会を行います(費用金3,500円程度)。
なお、次回、第31回『南木倶楽部全国勉強会』は12月16日(土)午後6時より、上記と同じ場所で開きます。上記レジュメ14番目の「偲ぶ会」も兼ねて行いたいと思っております。終了後、『忘年会』を予定しています。多数の方のご参加を期待いたします。皆様、いつも多大なるご協力を賜り、有難うございます。南木隆治拝
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