講演会・シンポジウム =茨木市教育委員会後援=
日本は世界の中で如何に存在し続けるべきか
時局と日本の針路
講 師 西村幸祐(にしむら こうゆう)・林 千勝(はやし ちかつ)
コーディネーター 南木 隆治(みなき たかはる)
西村幸祐先生は東京では知らない人はいないほどの著名な保守系の言論人であり、名著『日本人に「憲法」は要らない』、はじめ『21世紀の脱亜論』、『反日の正体』等多数の著作を発表され、著名な知識人との対談や、インターネットでの発信も多く、非常に活発に活動しておられます。
林千勝先生は、『日米開戦 陸軍の勝算--秋丸機関の研究』を発表され、大東亜戦争は海軍が真珠湾攻撃をせず、陸軍のプランどおりに戦えば必ず勝てる戦争だったと言うことを完璧に論証しつくした近現代史、昭和史研究家で、「無謀な戦争をした」という戦後歴史観を根底から覆してくださいました。
この見解は以前よりありましたが「秋丸機関の研究」によって、それをいわば実証、裏づけされたのは林千勝先生の大きな功績です。
お二人とも、大阪で講演される機会がほとんどなく、『南木倶楽部』で一度お呼びしたいと長く願っていた事がようやく『学ぼう北摂』の河村保美子様はじめ、皆様のご尽力で実現し、とても嬉しく思っています。シンポジウムの進行をさせていただく事を楽しみにしています。(『南木倶楽部全国』代表南木隆治)
日 時 平成29年8月6日(日)
13:00開場 13:15 開演
13:30〜 講演会 15:30〜 シンポジウム
場 所 茨木市クリエイトセンター2回多目的ホール
(茨木市駅前4-6-16 072-624-1726)
==== 500円のカンパをお願いします。====
東アジアは今歴史的な大転換期を迎えようとしています。1989年にベルリンの壁が崩壊し、1991年にソ連が消滅して、ヨーロッパにおける冷戦は一旦終了しました。しかし東アジアでは、中華思想をますます強化しつつある一党独裁の共産主義国が大陸にいまだ存在し、さらに北朝鮮はミサイルと、核兵器の開発を加速しています。今、まさに「冷戦」の最終段階です。この中で、世界情勢は、イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ大統領の出現によって、グローバリズムの負の側面が急速、かつ、全世界的に多くの人々に認識される事態となり、世界は今、ナショナリズムや、民族主義に結局のところ回帰しつつあるようにも見えます。
私たちは世界最古の王朝である皇室を戴く国家の国民として、この激動する時局を如何に乗り越え、人類の未来を切り開いてゆくべきでしょうか。皆さま、お友達を誘って多数ご参加下さい。
主催 学ぼう会 北摂(第90回記念講演会)
後援 茨木市教育委員会
協賛 南木倶楽部全国
我が町を考える会
日本世論の会(近畿支部)
問合せ先 河村 090−2109−1535(homiko-k70@docomo.ne.jp
吉田 090−857-9005(riko7beikokutenn@ezweb.ne.jp)
既に黒田裕樹先生からご案内いただいていますが、6月24日(土)の第28回「南木倶楽部全国勉強会」のご案内です。
第28回「南木倶楽部全国勉強会」
(第113回大阪読書研究会)
講師:南木隆治演題:情況と本質
日時:平成29年6月24日(土)午後6時より
場所:大阪市立総合生涯学習センター第3研修室
http://osakademanabu.com/umeda/
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第二ビル5階
TEL:06-6345-5000 FAX:06-6345-5019
資料代:金1,000円
※勉強会終了後、近隣の居酒屋で懇親会を行います(費用金3,500円程度)。
前回4月22日当日のレジュメをネットではまだ発表していませんでした。
以下に掲示いたしますのでご参考になさってください。今回のレジュメも前日、もしくは当日、あるいは当日以降に発表ということになると思います。楽しみにしていてくださると幸甚です。
以下、4月22日のレジュメ。
第27回「南木倶楽部全国勉強会」(第112回大阪読書研究会)レジュメ 南木隆治 平成28年4月22日(土)
(はじめに)
@ 皆様へ。いつも「南木倶楽部」の諸活動にご協力賜り、感謝。
A 「一寸の虫にも五分の魂」どんな魂か? 全世界的に、様々な事に関して「決意」、「意志」が運命を大きく変える秋(とき)が来ている。わが国も目白押しに「決意」を下さねばならなくなる。さて、「決意」するとはどういうことか。「魂」の向きが変わるという事はどういう状態か。日本全体の「魂」の向きを大きく変える。悪しき「宿命」は「魂」の向きを変え、良き方向に転換すべし。
B 現下の軍事情勢。アメリカはあらゆる選択肢が用意されていると言っている。多くの人が一方の極限の選択肢を北朝鮮空爆、キムジョンウンの斬首作戦だと思っており、その通りだろう。ではもう一方の極限の選択肢は何か。北朝鮮との平和条約締結である。未来の全てはこの両極限の間にある。空母カールビンソンの北上。チャイナとの駆け引き。チャイナは一時的にだが、完全にアメリカの軍門に下った。我が国の国会議員は愚かな国会運営を即刻やめて、時々刻々変わる世界情勢を見よ。しかし国内のムードは本当に暢気で、まだ「森友」を言っている。わが国民の「自信」はすごい。
1 半島情勢、アメリカ、英国、EU,中東、シリア、台湾、チャイナ
トランプ大統領は先のシリア空爆で、一気に「オバマ時代」とは違った、「本来の」アメリカを米国内外の人々に思い出させる事に成功し、大統領としての「権威」を確実に身にまとった。
a 「アメリカファースト」とトランプが言うとき、彼の心の中で持っていたイメージは、多くの人々が勝手に想像したような「内向きのアメリカ」ではなく、アメリカのルールを、力で世界に押し付ける本来の「アメリカ帝国主義」だった。彼はそれに成功した。アメリカは今後もローマ帝国のように、世界を「分割統治」する。国際機関に頼らず、全ての国と「さし」で事を決めようとする。
b シリア空爆も、アフガニスタンでの「全ての爆弾の母」使用も、北朝鮮と、チャイナに見せつけるためにやった。北朝鮮危機が無ければ上記二つの軍事作戦は無かった。アメリカは「警察官」はしないが、世界秩序がアメリカの不利になるような事は決して許さず、直ちに軍事力を使う国家に戻った事を示した。
c アメリカと「対等」だと内外に威張っていたチャイナの習近平は、米国で、トランプとの晩餐会の最中に、米国のシリア攻撃を聞かされた。チャイナに何の相談も無かったのだから、チャイナが恥をかかされ、コケにされたことが全世界に明らかになった。面子を何よりも重視するチャイナが、その面子を叩き潰された。習近平は大国の元首としての扱いをしてもらえなかった。習のチャイナ国内での威信は地に落ちた。トランプの対チャイナ外交の大勝利である。
習近平はトランプに北朝鮮を何とかしろと迫られて苦境に立たされている。しかし、金正男氏を暗殺して、すでに「チャイナ」への「縁きり宣言」をしているチャイナと、北朝鮮の関係は、アメリカにとっても、我が国にとっても非常に都合が良い。習はいまだ旧瀋陽軍区を掌握できていない。
d ロシアと、対立状態になって、米ロ蜜月への夢は絶たれたかのようにマスメディアは報道しているが、そうではない。チャイナには何の事前連絡もせず、むしろ習近平には人生最大と思えるほどの恥をかかせたのに、プーチンにはトマホーク空爆の前に通知した。当然プーチンは直ちにそれをアサドに伝えるから、シリアの人的物的被害も最小限になり、今はシリア軍はロシア軍基地に集結している。この事により、不必要にシリア国民から恨みをかうことを軽減でき、プーチンに恩を売る事ができた。プーチンは怒っている振りをしても、事前に空爆を自身に知らせてくれたトランプに、「感謝」している。ここが今回の「空爆」の微妙な、最高度の「さじ加減」で、その圧倒的に優れた政治能力をトランプは内外の政治のプロたちに示した。そもそも、米ロ関係は何があっても最悪になることは無い。国際宇宙ステーションがある限り。
e 安倍首相と、プーチン大統領による我が国と、ロシアとの「蜜月関係」の演出にも一定の歯止めをかける事ができた。最重要な同盟国の一つである我が国の安倍政権にも、米国が了解する矩をこえて、それ以上にロシアと蜜月にならないようにとの「注意」をトランプは暗黙の内に安倍首相に、決して嫌味でない方法で伝えることができた。
2 フランスは恐らく ルペンが勝つ。EUは解体し始める。日英米はまったく困らない。EU解体をもって、ヨーロッパ中心だったここ数百年の世界史は終わる。ドイツはドイツ民族主義が復活する。しかし、最重要な事は「軍事」なので、NATOガ存続する間は、「アメリカ帝国主義」の時代と思ってよい。フランスで仮にルペンが負けても、少し遅くなるだけで、「歴史の神様」がおられるとしたら、その「ご意志」の向かう先は変わらないだろう。
3 ご譲位。「上皇」、「上皇后」は良い。呼称が今後も「陛下」は良い。しかし「秋篠宮継嗣殿下」はなぜだろう。どうして「皇太弟」でないのか。誰か別の「皇太子」をつくりたい勢力への「忖度」が働いているのでは。ぎりぎりの調整だったのか? 今からでもまだ変わる可能性はある。次は、なんとしても「女性宮家」を作らせず、旧皇族の復活を図らねばならない。竹田恒泰氏にも戻ってもらうべき。なるべく早く道をつけるべき。
4 憲法改正について。憲法9条は第2項のみ廃棄すればそれで我が国は、軍事に関しては「普通の国」になれる。第1項に関して、「戦争放棄」は、「侵略戦争」の放棄である事が国際的に認知されている。国民の大多数はその事を知らない。そこで逆に、政府・与党の戦略としては
「政府・与党は憲法9条を守ります。ただし第2項があると、国民の生命、財産を守れません。第2項の廃棄にご賛同ください。」と国民に訴える。そうしてもらいたい。まずこれだけでよい。
この戦略にはもう一つ重要な狙いがある。
現憲法無効論と、改正論が保守の中にあり、見解の相違は対立に至る。
その両方が一致できるのは、部分的廃棄である。
憲法9条第二項の廃棄を「憲法改正」の最初のテーマにして、「現憲法無効論」が生き残る余地を残しておくべき。
5 世界は次世代技術で勝負をかける時代に入っている。ミサイルは「レールガン」でほとんど無効化される。スターウォーズ計画でチャイナは米露を、相手が油断している間に出し抜こうとしており、その努力は立派である。我が国は早く国際宇宙ステーションの主役の座を確保すべき。我が国は恐らくロボット化で再先進国になるので、人口問題は解決される。今の半分でも大丈夫。そつまり早く有人宇宙飛行を単独でしなければならない。全人類が直面する、コンピューターが人間を凌駕するシンギュラリーポイントはあと数十年で来る。そのとき我が国は人類を守るために世界最高性能のコンピューターを日本人が操作していなければならない。
6 わが国の人口はロボット化が進行する頃、逆に増えはじめる。皆が豊かで、広い家に住んでいるから。我が国は、決して大量移民を入れてはならない。我が国の入管行政は良くやっている。我が国に地の利がある。我が国の若者は非常に優秀になってきている。あとは若者を豊かにしてやることが最重要課題である。
7 我が国の役割と運命。狂信的な、我が国民だけが「選民」であると言うような考えは持つべきでないが、歴史の事実と、天皇を中心とした日本国の成り立ち、神話時代より続く唯一の王朝が継続している奇跡は事実なのだから、この意味を日本人は自覚しておらねばならない。
いずれ、朝鮮半島は統一され、チャイナ共産党は崩壊する。EUが崩壊するだけ無く、いずれはアメリカが習国も崩壊する。かりふぇるにあは独立して、ハワイの独立し、アメリカの時代は終わる。そのときを射程に入れて我が国がどうなっているべきか常に考えておらねばならない。
8 「アラスカの日々・・・魂はオーロラに乗って」松田久美子 日本マタニティ・ヨーガ協会のこと
9 (再度)現実の我が国の政治を動かす官僚(公務員)の制度が変わらなければ、困難は終わらない。アメリカなら、素人でも大統領、知事が務まるが、日本はそうじゃない。官僚の餌食になるだけ。この「困難」は資産なのか、弊害なのか。
10 渡部昇一先生がご逝去なさったこと。
11 『フジ住宅』が訴えられている裁判。傍聴券獲得協力依頼。大阪地裁堺支部6月29日(木)14時30分より口頭弁論。14時頃集合。傍聴券抽選。
重要書籍等紹介 @「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」(講談社)ケント・ギルバート A「かくて歴史は始まる」「かくて昭和史は甦る」「まさしく歴史は繰り返す」(クレスト社)「日本がつくる新たな世界秩序」(徳間書店)以上全て渡部昇一 B「古事記と日本国の世界的使命(光明思想社)谷口雅春 C「文明崩壊」(草思社)シャレド・ダイアモンド D「チャイナ2049」(日経BP)マイケル・ピルズベリー E「中国4分割と韓国消滅」(ヒカルランド)板垣英憲 F「ヘイトスピーチ規制法は日本人差別の悪法だ」(自由社)小山常美 以上