第25回「南木倶楽部全国勉強会」(第110回大阪読書研究会)レジュメ 南木隆治 平成28年12月17日(土)
(はじめに)
@ 皆様に。長年の『南木倶楽部』の活動御支援、ご支持への感謝。遠くからお越しの方々への感謝。
A グレンコ・アンドリー氏。おめでとう。アパ懸賞論文ご入選。
B 教科書。「新しい歴史教科書をつくる会」と、「教育再生機構」の両方を応援し続けること。「南木倶楽部全国メーリングリスト」では保守運動の中に「党派性」を持ち込まないようにしてきたこと。最近参加した二つの勉強会について。(「日本会議大阪北支部 八木秀次先生が講師」「教育再生機構大阪支部 田母神俊雄先生が講師」)大阪の政治、思想上の重要性について。
C 椿原泰夫先生を『偲ぶ会』福井でのこと。大阪でも予定。稲田防衛大臣を応援し続けること。
1 トランプ大統領の出現。
世界情勢は、トランプ大統領に出現で決定的に大きく変わった。アメリカを動かす勢力(=世界を動かす勢力)の力関係が、ぎりぎりのところで変わった。「トランプ暗殺」が心配である。
何が進んでいたのか。
クリントン財団が、カタールから100万ドル献金を受けていたこと。国務省への報告をしなかった。私的メールの問題。トランプ大統領当選が決まりかけのときの、CNN,我が国の放送局の状態と、市場の反応。トランプに投票したアメリカ人。
伊勢志摩サミット後の安倍首相は完全に世界のリーダーとしての地位を獲得している。
トランプと、安倍首相。関係はオバマ大統領との最初よりどれほど良好か。
アメリカを始め、全世界の主要国のマスコミは「ブレグジット」、「トランプ大統領出現」の二つとも予測と、報道のあり方を間違って、存在理由を失った。
現在急速、全世界的に、保守思想内部での「パラダイムの転換」が進んでいる。
旧「共産主義と、資本主義の対立」 → 新「インターナショナリズム(共産主義)と、グローバリズムは同根であって,それとナショナリズムが対立している」。この大きなパラダイムチェンジに気付かなければ何も本当の事は分からない。日本の情況についても、この新しい世界認識はまったく当たっているように見える。「国際金融資本」のこと。ただ、私としてはこの新しいパラダイムも相対化しておきたい。
(「パラダイムシフト」については現代思想の重要用語。物事の見方の枠組みが変わること。クーン 『科学革命の構造』)
2 『天皇陛下のお言葉』、ご譲位(産経以外、まだ「生前退位」と言っている。)ご発言について。前回の続き。NHKや、朝日新聞も「憲法違反だ」と騒ぐことはなかった。それで既に現憲法は我が国の慣習法(国体)以下の存在である事がますます自明になってきている。
「有識者」の皆様の見解をまとめても、法案として出すことは極めて難しい。
天皇陛下のお言葉への異議申し立てに左翼はなぜ賛同しているのか。「女系天皇」への道という妄想。
今回、「承詔必謹」でよいか。ここからが非常に重要なところ。どうすれば「国体」は守れるか。
「神意」があるとすればそれは何か。現行憲法と、伊藤博文。
「一代限りの立法」をしてしまえるか。仮に成立したとして、「違憲立法だ」と、国会中はそれに賛同した左翼の中から大きな声が上がり、「違憲立法審査」にかかる恐れが高い。大混乱になる。
「神意」があるとすればどうなるかまで考えないといけない。
わが国は皇室についても激動期に入る可能性が出てきた。何が起こっても皇室が滅亡するというような事は決してない。
3 プーチン大統領について。ロシアとの交渉について、ソ連は「冷戦」の敗戦国であり、わが国は戦勝国である。平和条約を結ぶ前に交渉相手のソ連は消滅した。たしかに「ロシア」は「ソ連」のホ国際条約上の権利義務を引き継ぐ国家であるが、我々は「冷戦」の勝利者であると言う認識を忘れてはならない。勝ったのにその認識をアメリカに忘れさせられたのである。東京市場の大暴落を仕掛けられて。ソ連滅亡のそのときから上記「グローバリズム」が爆発し始めていた。日本人はそれに気付かなかった。アメリカ人も実は気付かなかったのだが。
今回の山口県長門市における、安倍首相とプーチン大統領一行(大使節団)との会談は、確かに北方領土についての進展はなかったが、わが国としては大成功であり、我が国にはこの道しかなく、ロシアには別の道もあったが、賢明なプーチンは、正しい道を選んだ。樺太(サハリン)の天然ガスについて。北方領土のロシア軍について。ロシアと北方領土で、今後何度も合同軍事演習をすればよい。特に日露合同でパイプラインをつくるとなれば自然に、抵抗なく、サハリンに自衛隊を「日露合同のパイプライン守備隊」として展開できるところまで行くべき。領土返還をすればアメリカが基地を作る権利を持つので、安倍首相の判断が正しい。
4 前回に引き続き、「EU」消滅の可能性。「アメリカ合衆国」の消滅の可能性。
5 チャイナ情勢。半島情勢。韓国は今回もう話題にもならない。
トランプ新大統領当選以来、アメリカと日本の株価は暴騰しているが、上海株は下落し続けている。
近未来のチャイナの状態を暗示している。
前回も言ったが、チャイナは政府が率先して不動産バブルを作り出している。これを止める気がない。やめたら即死する。
チャイナは宇宙開発も独自に、孤立してやっている。先日の宇宙船打ち上げ成功で、習近平は延命した。
国際宇宙ステーショに人間を運べるのは現在、ロシアの「ソユーズ」のみ。ロシアの孤立と言うことはない。
拉致問題は、せめて家族会に「自衛隊は何のためにあるのか」と言ってもらうべき。私が家族なら「拉致は
戦争だ。戦争状態が続いている。個別的自衛権を行使してくれ」と言う。
6 人類史における特別の地位と、資格。我が国が不文憲法の国である事への再度の理解。
7 黒田裕樹の歴史講座の新しい展開。『百万人の歴史講座』
8 宇宙の仕組みと、人間の本質、認識の限界、神仏のおわすところ、について。(再度)
9 ある文明の衰退「アラビアンナイト」(千一夜物語)と現在のバクダードを比較すると、気が遠くなるほどの落差を感じる。我が国もよくよく気をつけなければならない。(再度)
重要書籍・パンフレット紹介
(新規)
@ 『2017年世界再風戦争の正体』 (宝島社) 馬渕睦夫
A 『月刊HAnada』飛鳥新社
B 『ユーロ恐慌』副島隆彦(祥伝社)
C 『近現代国史の要点』(平成・美しい日本を護る会関西支部「日本の歴史文化研究会」)
D 『史実を世界に発信する会たより』
E 『放射能の正しい知識を普及する会』ニュースレター
F 『南モンゴル人権状況報告』
(前回までのご紹介の本)
@『生長幼稚園物語』羽田雅子(京都光栄出版社) A『宇宙は本当に一つなのか』村山 斉(ブルーバックス)
B『いまなお蔓延るWGIPの嘘』 関野通夫 (自由社ブックレット)(「日本人を狂わせた洗脳工作」の続編)
C『田中角栄』早野透 (中公新書)D『世界が称賛する国際派日本人』伊勢雅臣(育鵬社)
E『グローバリズム以後』エマニュエル・トッド(朝日新書) F『暴走する中国が世界を終わらせる』宮崎正弘×福島香織(ビジネス社) G『悪魔を出し抜け』ナポレオン・ヒル(きこ書房) H『この素晴らしき気の世界』清水義久(風雲社)I「世界戦争を仕掛ける市場の正体」(宮崎正弘・馬渕睦夫) ビジネス社(以上) J『「日米戦争を越したのは誰か」ルーズベルトの罪状。(勉誠出版) 「百万人の歴史講座」チラシ。 以上
皆様へ。南木と、南木倶楽部の諸活動へのカンパ、ご支援のお願い。
皆様いつも有り難うございます。
私の諸活動はどこかから資金を得てやっている活動ではなく、すべて皆様からのカンパ、ご支援によってのみ成り立っている活動です。
どうか、一人でも多くの皆さまから、小額1000円からで結構ですので、ご支援をいただけると幸いです。
なお、今回、年内に12000円以上カンパを下さった方に、この新年度の干支のデザイン画を進呈させていただきます。
このデザイン画は私の長女「南木まどか」の、この秋の『二科展』入選作です。
A4額入りでお送りいたします。南木倶楽部特選の新年度干支の絵です。
「この絵をご覧になる皆様に平安と、豊かで、楽しい日々が訪れ、我が国がますます繁栄しますように」と私の願いを込めました。
次の4つの銀行口座はどれでも可能です。
りそな銀行 金岡支店 普通 3249594 ミナキ タカハル
三井住友銀行 松原支店 普通 0678429 ミナキ タカハル
楽天銀行 リズム支店(209) 普通 3483564 TAKAHARU MINAKI
郵貯銀行 店番418(ヨンイチハチ) 普通 8859857 ミナキ タカハル )(店番はヨンイチハチとカタカナで入力)
↑ 郵貯銀行以外の金融機関から振り込む場合の口座
郵貯銀行 記号 14130 番号 88598571
↑ 郵貯銀行口座から振り込む場合の口座
12000円以上ご支援くださった方は、住所(郵便番号を含む)、氏名、支障なければ電話番号を、メールで南木まで教えてください。絵を額入りでお送りいたします。メールには必ず「南木倶楽部への支援」であることが分かるような「件名」を付けてください。私は1日に1000通近いメールを処理していますので、「件名」が不明なメールは見落としてしまう恐れが大きいからです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
南木メールアドレス yakata@js4.so-net.ne.jp
本日会場に何枚かは持参します。会場では郵送料不要ですので、10000円とさせてください。
皆様何卒宜しくお願い申し上げます。
有り難うございます。南木隆治拝
本日の会場等の予定は以下のページにあります。
http://star.ap.teacup.com/minaki/250.html