平成28年7月16日(土)『我が町を考える会』講演会
『ヘイトスピーチ解消法とこれからの対応』南木隆治 レジュメ
「大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例」(平成28年7月1日より全面施行)7月1日審査委員公表。
「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」(平成28年6月3日施行)
(はじめに)国際情勢と、我が国の現在。歴史戦と「ヘイトスピーチ」の関連。国防との関係。
「言霊」について。
山上憶良「倭(やまと)の国は皇神(すめがみ)の 厳(いつく)しき国、言霊の幸(さき)はふ国と語り継ぎ、言ひ継がひけり」(万葉集)
柿本人麻呂「志貴島の倭(やまと)の国は事靈の佑(さき)はふ國ぞ福(さき)くありとぞ」(万葉集)
* 『御堂筋日の丸行進」の方針が正しい。
* 南木はこの条例や、法律が、日本国民のみを対象とし、外国や、外国人による、日本や、日本国民への「ヘイトスピーチ、ヘイト行為(以下「ヘイト」と記載)」がまったく対象とされないのであれば、それは「日本人差別条例・日本人差別法」になるとして一貫して反対してきた。しかし、既に成立してしまった以上、法(条例)は守らねばならず、法を守る立場を保ちつつ、この法(条例)を如何に有効に利用するかを考えなければならない。実際にこれまで「ヘイトスピーチ」そのものであるような表現をしていた人たちが、今後も同じことをするべきではない。その人々は、今後は、相当周到に言葉を選んでしなければならない。(はじめからそうしていたら、このような法律や、条例そのものが成立しなかっただろう。例:「ありもしなかった従軍安婦の強制連行や、日本軍による南京大虐殺などを言い立てて、日本にヘイトスピーチを繰り返す在日朝鮮・韓国人、シナ人は、日本からから出ていってもらいたい」と言えば決してヘイトスピーチではない。しかし、条件の提示もなく「朝鮮人は出て行けー」と叫べば、紛れもないヘイトスピーチである。その発言は条例、法律制定後は違法である。違法行為はしてはならない。)
* これらの問題点は立法機関においてもまったく意識されていなかったわけではなく、大阪市条例の場合は国籍による差別をはじめから設定していない。外国人による日本人へのヘイトスピーチも、ヘイトを受けたものが大阪市民である場合、審査の対象とできる。また、国の法律も付帯決議で以下のように定めた。(実は付帯決議は法的拘束力はないが、しかしこの法律の場合、理念法なので、普通の法律よりは付帯決議も拘束力を持つと考えられる)「本法の趣旨、日本国憲法及びあらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約の精神に照らし、第2条が規定する『本邦外出身者に対する不当な差別的言動』以外のものであれば、いかなる差別的言動であっても許されるとの理解は誤りであるとの基本的認識の下、適切に対処すること」「本邦外出身者に対する不当な差別的言動のほか、不当な差別的取扱いの実態の把握に努め、それらの解消に必要な施策を講ずるよう検討を行うこと」
* これらの条項を、不当に差別され、不当にヘイトを浴びせられている海外在住の日本人の人権を守ることや、同様に国内において外国から浴びせられる日本と、日本人へのヘイト表現に対して、マスコミや、官公庁、学校などがこれを垂れ流しにしたとき、その垂れ流し自体が「ヘイト」だと反論してゆく事をこれからは常に考えなければならない。
* この意味で、「歴史戦」と、「ヘイト」と言うコトバを、我が国の保守が自らの武器として使えるようになれるかは、これからの我々の活動内容そのものにかかっている。
* 最初に述べたように、理の通った批判はまったくヘイトではない。それを「ヘイト」だと相手が言えば、直ちにその相手の発言こそが「ヘイト」だと切り返さなければならない。言論の自由はこの点で「純粋なヘイト発言=無条件の民族差別的発言(「朝鮮人は死ね」等)」以外は守られるだろうし、また守らせなければならない。
(例:もと「在特会」桜井誠氏は、現在東京都知事選に立候補しているが、この法律の制定をもちろん意識していて、街頭での発言は過激なようで、無条件の「ヘイトスピーチ」はよく見ると一切していない。常に「〜なら」と条件をつけている。我が国の言論の自由は、日本人に対して守られている。「民団」事務所前で「立候補するなら打撃を与える」と「民団新聞」が書いているその「打撃」とはどういう意味かと迫っているが、過激さを装っているが、適切な批判行為だと思われる。
* 日本の多くの国民は「ヘイトスピーチ」が規制されるようになってよかったと思っている。そして日本に対するヘイトスピーチは対象でないとは思っていないし、そのことは知らない。そして、ここが重要だが、我々も「知らなくて良い。」「ヘイトは駄目でしょ!」と、言っておれば良い。どんな場合でも「ヘイト」は駄目。これ一本で通してよい。「いや、日本と、日本人へのヘイトだけは良いのですよ。」と針の先ほどでも、政府も、大阪市も言えるはずがない。ここが運動の味噌である。現段階の日本で、もうそれはできない。
* 今後世界的にナショナリズムは爆発してゆく。我が国はもっともナショナリズムの高揚がマイルドであるように努めた方が良い。チャイナと、韓国による我が国への「ヘイト」は今後絶対に許してはならない。少しでも言えば、以前の事も全部持ち出すべきで、持ち出せる材料は戦後70年たまりに溜まって、100万件以上あると思われる。
* 繰り返すが、「民団」「部落解放同盟」「チャイナ共産党」「チャイナ政府」等、相手を特定して、その言動を批判した上で、それ単独なら「ヘイト」に当たる表現をしても、それは「ヘイト」にはならないが、条件をつけなければ「ヘイト」そのものになるのでくれぐれも気をつけるべきである。
* 日本人はこの立法によって、「本邦外出身者に決してヘイト発言をしない」と決めたのであるから、今後は、この精神を海外全体に広げなければ、「理念」を尊重していることにはならない。海外のどの国にも日本人は在住している。その国が発する「ヘイト表現」をその国に住む日本人の「人権」を守るために、我が国と、我が国民は、決してその表現を放置してはならない。そのような場合、直ちにその国の、我が国にある大使館や、領事館に抗議するとともに、我が国政府にその抗議をさせるべきである。それを我が政府がしなかったら、我が政府はわが国民をそのとき明白に差別したことになる。このことの恐ろしさに今回の立法を進めた人々は気付いていない。しかしそうなってゆくのである。
* 日本人は「ヘイトスピーチ」(「まがごと」禍言・禍事「なかごと」中言は、はじめから大嫌い。発したコトバは必ず自分に帰ってくることを知っている。そしてそれが真実。発した言葉は必ず宇宙に刻印されている。言葉は、消えてしまわない。『「諸諸の禍事罪穢有らむをば祓へ給ひ清め給へ」(もろもろの『まがごと』つみけがれあらむをばはらいたまえきよめたまえ)』
(終わりに)
今後の我が国のあるべき姿と、国際情勢。
* スパコン「京」の快挙。
* 西太平洋の秩序と、ハーグ常設仲裁裁判所の決定。南沙諸島。
* 今次の参議院選挙で改憲勢力が3分の2を衆参で得たことによる我が国の「抑止力」の飛躍的増大と、「日本の心を大切にする党」の議席獲得がならなかったこと。
* イスラムの逆襲。ヨーロッパの行方。英国の決断。
* 日本の未来と、国際秩序。いずれ、アメリカ合衆国はある日ソ連のように一夜にしてなくなる。その前に我が国が達成しておかねばならない事は気が遠くなるほどあるが、子孫の為に、そして人類の未来の為に我々は責任を果たす義務がある。以上。
(重要)明日です。『ヘイトスピーチ解消法とこれからの対応』南木お話します。大阪茨木市。13時30分より
レジュメは、会場での配布になります。
当日、多数の方とお会いできるのを楽しみにしています。
日本人の本来のあるべき姿はもともとヘイトスピーチとかかわりのないものです。海外で理不尽なヘイトに遭遇している我が同胞たちを、今回成立してしまったたこの「日本人差別法」と、どのように関連付け、運動を進めるべきか。「ヘイト」と言う言葉を、反日活動家に使わせず、我々の方が取り込むことに尽きます。当日詳しくをお話させていただきます。南木隆治拝
=ヘイトスピーチ解消法とこれからの対応=
平成28年 6月 3日、第190回国会にて「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」いわゆる「ヘイトスピーチ解消法」が公布されました。
この法律は日本国憲法の保障する“表現の自由”を守るために罰則や禁止を設けない「理念法」として成立しましたが、6月5日 神奈川県川崎市内のデモで表現の自由が奪われるという事態が起こっています。
こんな法律が施行されてしまって、我々日本人が差別される側になって来ています。この悪法について私達は今後どうしていくべきなのか? 皆様のご意見もお聞きしながら考える時間を持ちたいと思います。
そこで、今回は「南木倶楽部全国」を主宰し、我が国における様々な問題を発信続ける南木隆治先生をお迎えして、「ヘイトスピーチ解消法とこれからの対応」についてご講義頂き、一緒に考えましょう。
ぜひ皆様お誘い合わせの上、多数ご参加下さいますようお願い致します。
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南木倶楽部の皆さま こんにちは!!
凄まじい暑さの上に雨が降るので蒸し暑く大変ですね!77回歴史講座が終わったところで恐縮ですがお知らせをいたします。
色々と問題山積みの中何とか選挙も終わりました。息つく暇もない位次は何が起こるか・・・・?油断のできない日本の状況です。理念法として採択されたヘイトスピーチ解消法についての勉強会を致します。どうぞご出席ください。
日時 7月16日(土) 1:30〜・・・(いつもより早めになりますが間違われませんように)
場所 茨木市男女共生センター(ローズワム402号)茨木市元町4-7(いつもの会場の横、敵の本拠地です!)
講師 南木 隆治 氏 (南木倶楽部全国・主宰)
主催 我が町を考える会 (代表・茶橋和夫)
ヘイトスピーチはいわば日本人差別ともいわれますがこのことに対応できなければ私たちの暮らしの中での発言が色々と問題になるのですから見逃すことのできない問題だと思います。お暑い中ですが皆様のご参加をお待ちいたします。
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★★よくわかる歴史講座★★
河村保美子
★★mizukoto2@be.wakwak.com★★
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