【重要】「次世代の党」壊滅状況。大阪ゼロ、から考えること。
南木です。
衆議院選挙が終わり、議席が出揃った。
一言で言えば、与党の自民党と、公明党が予想通り圧勝した。
昨日まで、私から、何度も比例での投票を皆様に呼びかけさせていただいたが、結局、
「次世代の党」は壊滅状態で、添付の通り、誰一人大阪で当選者を出すことが出来なかった。
西野弘一氏について言えば、この人がいなかったら大阪の「国旗国歌条例」は存在しなかったかった人である。
西野弘一氏と、現在守口市選出の府議の西田薫氏が、府議会自民党議員時代に頑張ってくれた事が発端となって、ついに橋下知事時代に「大阪府国旗国歌条例」に結実したのであって、この人がいなければ、恐らく今、大阪府の全ての府立学校に毎日掲揚されている国旗は、掲揚されていなかったであろう。
「次世代の党」は大阪で比例で1議席も取れなかったので、西野氏は6万票以上獲得していて、「次世代の党」でなく、他の党から出ていれば、議席を保てたかもしれなかったのに、議席を失った。
大阪14区。三宅博氏が2年間の国会議員時代にした質問は、今後の我が国の拉致問題、及び国防問題に、大きく貢献するだろう。けれども三宅氏も落選し、重要な人材が国会から消えてしまった。
自民党から出た長尾敬氏は選挙区で惜しくも維新の党の谷畑孝氏の当選を許してしまったが、自民党から出たおかげで、比例で議席を獲得した。
大阪14区に三宅氏が出ていなければ、ほぼ間違いなく、長尾氏は谷畑氏を破って、選挙区で当選していたであろう。
この選挙区でなかったら、三宅氏ももっと票を取れたであろう。
長尾氏が当選したことは良かったが、最も重要な保守人士がバッティングして立候補していたことは、支援者をも混乱させ、決して良いことではなかった。大きな今後の課題であると思う。
西村真悟氏は本来の選挙区の、隣の選挙区での立候補だったが、結果は落選となってしまった。
西村真悟氏がいなかったら、昨日も書いたように、横田めぐみさんの拉致事件は今ほど国民が知ることは絶対になかったであろう。
西村氏の、我が国政界での、唯一無二性は比較するものが無いほど重要である。
これらの人々の議席が国会から消えた。
総体として今度の選挙で、日本国の政界全体を一つの塊としてみれば、その政界は、少しだけだが、「次世代の党」が実質消滅してしまったことによって、やや左に振れた。
安倍政権はこれで「次世代の党」からの圧力がなくなったことによって、自民党全体として、判断がこれまで以上に甘くなり、ポピュリズムが進むことが予想される。また今以上に公明党の影響にさらされ、政策の明瞭さが益々薄れてくるだろう。
そのような状況であるからこそ、次期国会で「緊急事態に対応できるための法案」も政府は提出するようなので、そういったことも含め「軍事」について安倍首相にはこれまで通りか、それ以上に先手を打っておいてもらいたい。
先日までの安倍内閣でも「軍事」は非常にうまく展開してきたと私は思う。
安倍首相には、これまで通り「軍事」を第一に適切に整備し、安全保障以外の分野にも、それを滲ませていかねばならない。
選挙以後の世界について、上記以外に考えたことは、追って書いてゆきますが、この20日に梅田で開く「南木倶楽部勉強会」でお話いたします。
「次世代の党」が「太陽の党」を吸収合併するのではなく。「太陽の党」の方が圧倒的に名称が良いことは間違いないので、「太陽の党」に党名を統一すべきであった。
「自由」「民主」「維新」などには、重厚なイメージと、歴史がはじめから付随しており、それぞれのイデアの存在を多くの人に感知させるほどである。
けれど「次世代」と言う言葉に強力な「イデア」は無い。
「太陽」なら、「天照大神」そのものであり、「大日如来」でも在り、エジプトのファラオまで包含できる「イデア」であって、全世界さえ統一できるほどのイメージの力を持っている。
それは「日の丸」でもある。
今、「太陽の党」は消滅している。これは失敗であったと私は思う。
今度の選挙は「太陽」を隠してしまった事によって「次世代の党」と言う、本来の構成員の方々とはむしろ隔たった「ポピュリズム」を感受させるような名称をつけた事によって、私は大きく求心力を失ったと思う。
「太陽の党」の名前をはやく復活させた方が良いと思う。
「太陽の党」の英語名は「ライジングサンパーティ」である。
一度日本政界に登場した「天照大神」そのもののイデアを隠してしまったので、それに付随する神々も皆お隠れになった。
馬鹿馬鹿しいと思う方も多くおられると思うが、象徴的な次元で、そういう事が起こったように私には思われる。
名称、呼び名ほど重要なものは無い。
それは古代より、神々に直接呼びかける呪文でもあるのだから。
新しい状況を適切に扱って、安倍内閣が国防をしっかりと固め、東アジア、西太平洋の実質的なヘゲモニーを握り、チャイナを追い詰めてくれる事を期待したい。
西村氏や、三宅氏はまた、在野の人になってしまったが、強力な影響力を衰えさせることなく、政界中枢に強い波動を送り込んでいただきたいと思う。
これらがうまくできず、我が国の防衛力整備、法整備が遅れれば、必ずチャイナの侵略を呼び寄せ、数年以内に次の戦争をわれわれは経験しなければならなくなるであろう。
稲田朋美先生は選挙は圧勝で良かった。稲田氏には、必ず安全保障と、軍事の研究をしっかりしておいてもらいたい。そうでなければ、安倍首相の次の、我が国初の女性首相になっていただけない。
彼女は必ず我が国初の女性首相になると私は思う。
上記すべてについて、12月20日の「南木倶楽部勉強会」で詳しくお話いたします。一両日中にもう少し詳しい20日の案内を配信いたします。
第13回「南木倶楽部全国勉強会」(兼忘年会)
講師:南木隆治先生
演題:情況と本質
日時:平成26年12月20日(土)午後6時より
場所:大阪市立総合生涯学習センター 第3研修室
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第二ビル5階
TEL:06-6345-5000 FAX:06-6345-5019
資料代:金1,000円(忘年会の会費は別途金4,500円程度の見込みです)



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