瀋陽軍区、北朝鮮、拉致、習近平、チャイナ、現下の衆議院選挙と我が国の運命に関して。宮崎正弘先生の情報から考えたこと。
南木です。
宮崎正弘先生の情報はいつも重要情報であるが、今回の情報は特に重要だと思われる。【宮崎先生。有難うございます。】
<瀋陽軍区では吉林省軍区副政治委員の宋玉文(退役少将)が「自殺」していた。>
これは重大情報である。
これで習近平の瀋陽軍区掌握は更に一層、やはり間違いないのだと判断できるからである。
北朝鮮は、瀋陽軍区が頼りで、瀋陽軍区と、北京との内戦までかつては想定されたが、もはやその可能性は無くなり、習近平独裁が完成しつつあるということだ。
もはや、北朝鮮が頼る先はロシアと、我が国しかない。北朝鮮はいままで、金正日の時代から、瀋陽軍区と一体となって、北京と対峙してきたのだから、いまさら北京が北朝鮮と同盟関係に戻る事はほとんどありえないだろう。(瀋陽軍区と、北朝鮮の関係については、長谷川慶太郎氏の出版物に詳しい)
ところで、逆に、韓国は我が国だけでなく、アメリカを裏切って、習近平の下に走った。北京もそれを強く求めたのであろう。
けれど、安倍首相と、習近平の会談が成り立つと、韓国はあわてて、またに我が国にも擦り寄ろうとしている。
いずれにせよ、朝鮮半島情勢には地殻変動が起こっている。
ただ、このまま習近平独裁が完成されてゆくのかどうかは定かではない。
台湾や香港からは、チャイナの一国二制度が嘘であったことに気付いた台湾国民と、香港市民の大きな感情のうねりが生まれつつある。
このうねりは、安倍首相のアジア歴訪が生み出したものである事を、誰も言わないが、忘れてはならない。
現在の台湾と、香港の情勢は、我が国が目覚め始めていることと無関係ではない。
安倍首相が、無条件でしか首脳会談を行わないと、習近平を追い詰めたことと無関係ではない。
我が国で、もしも民主党政権が今も続いていたら、現在の台湾や、香港の情勢はまったく違っていただろう。
もし、民主党政権が続いていたら、既に我が国も、台湾も、北京の軍門に下っていた可能性さえある。
逆に、そんなことはあってはならないが、例えば今度の衆議院選挙で、安倍内閣の屋台骨が壊れたり、大きく政権が左傾化せざるを得ないような結果が生まれれば、台湾も、香港も、火が消えたようになってしまうに違いない。
チャイナ、そしてアジア情勢全部がどうなるかは、我が国の動向に全てかかっている。
安倍首相も必死だが、習近平はもっと必死である。
なぜなら、この習近平独裁化に失敗すれば彼は物理的な生命が確実になくなるからだ。
これだけの弾圧をして、習近平はなかなか夜もおちおち眠れないだろう。
おまけにウイグルでもチベットでも、過去にないほどの弾圧を続けている。
何時、暗殺されてもおかしくは無い。
表情、顔色は既に半分死人のようになりつつある。
もし、習近平が独裁を完成させたら、次は直ちに対外戦争に打って出るだろう。
それしか独裁を継続できる道は無いからである。
その前にチャイナ共産党を崩壊に導けるか、
(その場合は、大陸は内戦となり、朝鮮半島も戦場になる可能性が高い)
あるいは、習近平が独裁を完成し、我が国が、チャイナとの間に本格的な戦争状態に突入するか、
我々の未来には、今のところ、そのどちらかしか待っていないように思われる。
現状が何時までも続くと言うことはありえない。
もちろん、習近平が思いがけない事件がきっかけで、失脚するか、あるいは急病や、暗殺で死亡するかすれば、上記の展開は一時的に止まるだろう。
そういう事もありうる。
チャイナの運命は何もまだ定まっていない。そして我が国の運命も、定まっていないが、その運命は現下の選挙結果によって大きく変わってくることは、上記の理由によって間違いが無い。
国民は、私情を捨て、国会の選挙結果によってはチャイナとの戦争を呼び寄せる事を自覚せねばならない。
我が国が軍事力を強化すれば戦争は防げる。その場合チャイナは自壊する。
我が国が軍事力を劣化させれば、ほぼ間違いなく、チャイナとの戦争になってしまう。
尚、拉致問題の解決は、東アジア情勢の根本的解決とセットでなければ、もはや不可能なところに来ているのではないか、政府に拉致被害者救出の為の軍事力の行使をもっと早く迫ればよかった。戦争となれば、韓国が敵で、もしかしたら北朝鮮が味方となる可能性もある半島情勢となった今、拉致問題の解決は半島情勢全体の解決とセットでなければもはや動かないのではないか。
そしてその全てはもうすぐ解決されるだろう。
来年は戦後70年。大動乱の年になるような気がする。
南木隆治拝
----- Original Message ----- From: "有)宮崎正弘事務所 [メルマ!:00045206]"
To:
Sent: Tuesday, December 02, 2014 5:02 AM
Subject: 宮崎正弘の国際ニュース・早読み(軍内で徐才厚・郭伯雄派の軍人8名が失脚)
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成26年(2014)12月2日(火曜日)
通巻第4410号
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軍高官8名の将軍らも失脚、取り調べ中にふたりが自殺
徐才厚、郭伯雄の失脚に連座。軍高層部は習近平人脈で固める?
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北京にある海軍総部副政治委員の馬発祥(中将)が同建物15階から飛び降り自殺したことが判明したのは11月13日だったらしい。
中央軍事委員会規律委員会から取り調べの通知を受けた直後だった。この中将は干永波の配下だった。
干永波は89年天安門事件のとき、学生の弾圧を命じたトウ小平にしたがい、軍の采配をふるい、このため新主席となった江沢民の覚えめでたく、その後はトントン拍子に出世した。
この干永波と徐才厚が繋がるのはふたりとも遼寧省瓦房店出身であることだ。中国社会は血縁・地縁重視で成立しており、よそ者には猜疑心、同郷人には連帯感の絆で結ばれる。だから徐の失脚直後に中国語メディアは「これで瓦房店人脈は瓦解した」と伝えた。
ほかにも軍高官の腐敗が目に余り、またポストを金で買う習慣があるため、やり玉に挙がったのは北京軍区戦文工作団長の劉武(少将)、総政治部保衛部長の干善軍(少将)らも取り調べを受けていると『看中国』(14年11月26日)が伝えた。
また瀋陽軍区では吉林省軍区副政治委員の宋玉文(退役少将)が「自殺」していた。捜査されていた期間に縊死したと11月19日に「博訊網」がつたえた。
現在、軍のなかで200名の高官軍人が取り調べを受けているとされるが、合計8名の将官クラスが含まれ、自殺者二名だ。
いずれも前軍事委員会副主任だった徐才厚と郭伯雄の配下になってから、その後ろ盾の江沢民のお眼鏡に叶い出世した軍人たちである。
こうなると、習近平の究極的な狙いは軍内の不配分し一斉を表看板として、じつは江沢民派を根こそぎ軍高層部から追い出し、軍部内での自派を強固な基盤とするためだろうと推測されている。
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