2008/2/8
榎本繁氏を応援します。
榎本繁氏は以下の報道のように一貫して株価操作を否認しています。
判決は
平成20年3月21日(金)
午後1時10分
大阪地裁 802号法廷
です。
万が一、実刑が申し渡されるようなことがあれば、当然控訴になると思いますが、私たちも減刑嘆願の運動をしたいと思っています。
榎本さんは、現在の財をなされる前、実質破産状態であった頃からの『大阪読書研究会』の』メンバーであり、その後、私どもの活動に多大な貢献をしてくださいました。また、『大阪教育連盟』の事務局会議も多くが、今は閉店されている、帝塚山にある榎本さん経営の喫茶店『喫茶ガレの森』を借り切って開かれてきました。
榎本さんは古くからの私たちの同志です。
3月21日(金)の判決を私も傍聴いたします。
応援してくださる方々と裁判所でお会いできると幸甚です。
2月8日 榎本繁氏 裁判 結審の様子
南木は出席できず、知人より頂いた詳しい報告です。
第802法廷傍聴報告。以下の通りです。
裁判官上の段に3人(前回と同じ方々)書記1名。
検察官側6人。弁護団3人。
被告1(榎本氏)。
傍聴席18人(奥さん息子含む)。
10時開廷
10時57分閉廷。
1.検察官の陳術から始まる(前回と同じ検察官が述べる)。延々と20分余り。
[趣旨]:
西田、谷口との株価操作の同罪である。
不当に株価操作による利益利得行為。
前回の口頭弁論でも明らかな様に、榎本被告は、監督者不在の状況下なる人物、
よって懲役刑(2年)実刑と追懲金を課するのが妥当である。
追懲金計算根拠は、303万株単価¥225=6.8億円
368万株単価¥99円=3.64億円
南野建設株価操作に 21億円。
他何やら数字積み上げ、3億8379万円。が追懲金として妥当とすると主張。
2.弁護団の反論(髭の弁護士)。
[趣旨]
資金力のない会社を再生する手段として、第三者割当による増資をして、復活させる
ことは法的に妥当であり、被告は、その手数料を得るのみで株価操作はしていない。
株の引受を西田に依頼したもの。
榎本は株も買付ていない。(息子の4千株のみで、とるに足らない)。
利益を得ていない。 手数料は500万円のみ得、3%の半分にも満たない。
この金も[ガレの森美術館]に寄付している。
密室で作った検察調査書は信用出来ない。
榎本氏はアレンジャ-としての立場で手数料得るのみ。
裁判官に申し上げるとして、被告の健康状態を詳しく説明。
心筋梗塞、椎間板ヘリニア、歩行困難、通院入院中。
実刑は過酷である。 減刑を望む。
又、株からは一切手をひいており、古物商を中心にやっており、妻、娘、孫の4人で
円満な家庭をキイプされている。
3.榎本被告。
前の机に出て発言。
南野建設に多大なる迷惑をかけたこと反省している。
手数料のみで株価操作はしていない。
4.閉廷する(裁判官)次回法廷は3月21日(金)午後1時10分から。(判決)。
以上。
2月1日 榎本繁氏 裁判の報道
先にお送りした情報により、2月1日(金)、大阪地裁802号法廷には南木を含め、10名以上の傍聴者、及びマスコミ関係者と見られる方々が傍聴に参加いたしました。
榎本氏は嫌疑をかけられている株価操作に関して一貫して否認し続けられましたが、裁判戦略として、
「自分の記憶は定かでないが、他の方の証言があるというのなら、確かに私から株価を上げてくれるように西田さんに電話をかけたことがあったのでしょう。それは違法でした」という点が1点。
「嫌疑がかけられる期間内に、息子さん名義で、わずか4000株にすぎないが、当該の株に関して取引があったこと。これは違法でした」(株価操作など、4000株でできるはずもないが、インサイダーに当たる)がもう1点。
この2点のみを認め、他は一切否認されています。
第1点目について、原告側(検察側)が「あなたは一貫してすべてを否認していたのに、どうしてこの点を認めたのか。」と聞かれ、「体力、気力の限界です。」と答えられました。
実際、榎本氏は椎間板ヘルニアが拘留中に発生し、車椅子で病院から出廷する痛々しい状況でした。
物証としては上記4000株だけしかありません。なぜ、この4000株があるのか、ご本人、息子さんもよく分からない、記憶に定かでない取引で、けれども検察側はどこかであった膨大な株価操作を目的とする取引の痕跡がここに残ったと考えているようでした。
この日は、奥様が長時間証人尋問に立たれ、様々なことを尋問されました。
裁判が終わってから、支援に駆けつけてた我々や、傍聴はできなくても支援をしてくださった多くの皆さんに、深く御礼を述べられました。
ここに皆様に連絡し、お伝えいたします。
上記の「違法」を認めなければ、また拘留が延べ何百日もは続くだろうと予測され、榎本さんは裁判戦略としてぎりぎりの判断をされたと思います。
もう20年若かったらできるかも知れませんが、相当体力的に弱っておられ、これ以上の法廷闘争は続けられないことは、傍聴されたどなたも理解されたでしょう。
榎本さん、本当にお疲れ様でした。
上記を認めたことで、有罪は免れないかもしれませんが、実刑にならぬ事を願い、私どもの研究会にまたお元気で参加される事を期待します。
2月8日(金曜)10時結審です。同じ9大阪地裁802号法廷です。
是非多数の方の傍聴、応援をお願いいたします。

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